スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

SGP白馬大会

2012-08-28 04:31:32 | スキージャンプ
ジャンプ台では久々にいろんな人達に会えたなぁ。

関係者はもちろんのこと、FBやTwitterで繋がってる人達にも声をかけてもらった。

初日のナイターの時は結構お客さん入ってた。

2日目は前日よりも寂しかったけど・・・



ジャンプの方はと言うと、存在感をしっかりアピールできた筆頭はドイツの
アンドレアス・ヴァンク!!

昨年よりも格段に力をつけてる、空中が随分とコントロールできるようになったよ。

夏冬あまり変わらない選手なんで、次シーズン冬は強者の一角になれるんじゃ・・・


日本勢も比較的いい状況なんじゃないかな、そこそこの結果が出てるのも好材料。

まあ今季からスーツに関する新ルールができた訳だけど、見た目は思ったより格好いい!
ジャンパーの脚やお尻周りが凄い綺麗に浮き出てる、女性が見たらうっとりするんじゃ(笑)


それよりも性能のほうだよね、まずは空中が難しくなった。
ほとんどの選手が流線型のフォームを作れないでいる。
パラシュート効果がなくなったからねぇ、
6cmのゆとりがなくなっただけで随分と違うもんだ。
脱ぐのに一苦労なくらいピッチピチ。

特にフライト中盤からのバランスコントロールが難しい。
みんな身体のラインがストレートになっている、
もしくは胸が突き出て必死でこらえてなければならないケースも。

助走スピードも2kmくらいは今までよりも必要になっている。

ミスするとその代償も大きい、今までより3~5倍くらいの
飛距離ロスになっている。

着心地もタイトな為、クラウチングでいいセットアップができないのも
もいひとつの難しさ、気持のいいところで組めなければジャンパーは
もの凄く気持ちの悪いものなんだよね。

いい動作をするために、この着心地って結構重要なんだよね。
着慣れるしかないんだけどね・・・
スーツの色でも生地の硬さが変わるしね。


テイクオフにしても空中にしてもかなり高いレベルの正確性が要求される。

それと、向かい風と追い風の時の影響の差が今までよりも更に大きい。

WFの見直しもまた必要かと・・・

落下速度も速くなってるためテレマーク姿勢をとるのも容易じゃない

こと空中の中後半では長身の選手にアドバンテージが多少あるね

サマージャンプでは散水するんで蒸発していく水が上昇気流となっているんで、
比較的飛距離のロスはないが、冬になれば後半のフライトは変わってくるだろう。

新たな注目点はエアロダイナミクスになってくるかな・・・




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