『「恐怖の報酬」日記』 エッセイ

著者：恩田陸


【内容】
イギリスとアイルランドにはとても行きたい。だが、飛行機には乗りたくない。
いよいよ迫ってきた搭乗時間に、廊下を歩いていった私はそこで完全に立ち止まってしまった。そこには、大きな窓があった。そして、その外には、大量のあの乗り物が蠢いていたのである。ひえー、あんなにいっぱいあの乗り物がっ。信じられないっ。オーマイガッ。空港なんだから当たり前だが、博多でも羽田でもこんなに沢山の飛行機を見たことはなかったのだ。さーっと全身から血が引いて、抜けた。私は完全に思考停止に陥った…。

恩田陸、初のエッセイ集。


【感想】
超、超つまんない。こんなつまんない旅行エッセイ初めて読んだ、ぐらいつまんない。てゆーかこんなの、旅行エッセイじゃないだろ（怒）

だって、全体の3分の1ぐらいはイギリス・アイルランドに行く前の、著者がどんなに飛行機を怖がっているかをイギリスのミステリ文学＆作家に絡めて語ってるだけ。
現地に着いてからも、ちょっと街のことに触れたかと思ったらそれをきっかけに著者の思考の巡るまま、全然旅行と関係ないことを勝手に綴ってるだけ。
イギリス・アイルランド行く意味あったの！？って感じ。

旅行エッセイは、現地でどんだけ面白いことがあったか、どんだけ魅力的な人に出会ったか、それが書かれてないと面白くない。
彼女の頭の中に浮かんできた独り言を読まされただけ。どーでもいいよ。

恩田陸の小説は好き。エッセイは嫌い。