季のはな*季のいろ

散歩道で出会う花など♪

大錦草の果実も紅くなり 野花の秋も始まりました~ 🍁 🌼 大錦草 小錦草 榎草 桑草 🦋 ツマグロヒョウモン♂♀

2023-10-05 | 散歩道の花


 朝 涼しいというよりも 寒くて目が覚めました 
 昨日 北海道旭岳の初冠雪のNewsも届きました。去年より1日早い初冠雪だそうです 


 散歩道の路傍の花 オオニシキソウの果実も紅くなっていました 🌱
 果実が錦の紅葉のように美しく紅くなることから 大錦草と名づけられたと言いますが
 もともとは ”二色草”だったという説もあるそうです (*´艸`*)


            



 オオニシキソウは 高さが20~40㎝程の草で 枝先に杯状花序がまばらにつき
 雌花の3個の花柱が開き 受粉すると雄しべが出てきます。
 白いのは花びらではなく 線体の付属体になります 


            



 オオニシキソウ(大錦草) (トウダイグサ科トウダイグサ属)
 花言葉は 「数は力」「変わらぬ愛」「地味」「密やかな情熱」


            



 コニシキソウは オオニシキソウとよく似ていて 並んで咲いていることも多いので
 同じ花のように見えますが 名前の通り 大きさが違います (*´艸`*)

 オオニシキソウは 草の高さが40㎝位ありますが
 コニシキソウは ほぼ立ち上がることなく 地をはって広がっていきます 
 そして 葉っぱの中心に斑紋が目立つのは コニシキソウの方が多いです。
 葉っぱの斑紋が無いタイプもあるのは オオニシキソウと同じです。


            



 花は オオニシキソウと同じく杯状花序で 花びらのように見える白いのは付属体です 

 コニシキソウ(小錦草) (トウダイグサ科トウダイグサ属)
 花言葉は 「ピンチがチャンス」


            



 トウダイグサ科は 300属7500種以上もあるという 大きな一族ですが
 路傍のトウダイグサ属の花たちは それぞれが独立路線を走っているようで面白いです (*´艸`*)

 葉がエノキの葉によく似ていることから名づけられたという エノキグサもトウダイグサ科です 

 茎の上部に 穂状に伸びる雄花と その基部に編み笠のような総苞に抱かれた雌花が咲きます。
 時々 雄花穂の上に雌花が乗っているものもあったりして 笑ってしまう時もありますが~ 


            



 種子が出来ると種枕がついて 
 その付属物エライオソーム(脂肪酸 アミノ酸 糖分等を含む)を目当てにやってきた蟻さんが種を運び 
 エノキグサは子孫を増やしていくというシステムが出来ているのだそうです 🐜
 恐るべし 万物の創造主たち… です

 エノキグサ(榎草) (トウダイグサ科エノキグサ属)
 花言葉は 「愛撫」


                



 クワクサは トウダイグサ科ではありませんが
 トウダイグサ科にも負けないくらい個性的ですので 今日の投稿に加えました~~ (*´艸`*)

 葉っぱが 桑の葉に似ていることから 桑草と名づけられたクワクサは
 花が咲いても蝶がとまることもなく 地味にひっそりと咲いている草ですが
 実は 人間に愛でてもらわなくても 蝶に受粉してもらわなくても
 立派に自立して 子孫を増やして生きている植物なのです 😲


                



 クワクサの花は 茎の根元に 雄花と雌花が咲きます 

 白い花が雄花です。


            



 赤い糸のように見えるのが雌花の柱頭です。
 この雌花の柱頭が伸びてきたのを見て 雄花は雌しべへ花粉を飛ばし受粉します 
 そして 果実が出来成熟すると また その時も自力でピューンと種子を飛ばすのだそうです 

 蝶さんや鳥さんや蟻さんの力を借りることなく
 (もちろん 環境や太陽の恵みや水の恵みは受けながらですが)
 受粉から子孫を残すまでを 自力で生きるクワクサです 

 クワクサ(桑草) (クワ科クワクサ属)
 花言葉は 「ひっそり」


            



 「クワクサさん 偉いわねぇ~~!
  偉いけど~~ いつでも私たち お手伝いするのに~~ 」と
 ジニアで吸蜜中の ツマグロヒョウモン(♀)さんが つぶやきました 🦋


            



 「十人十色 蝶も色々 花も色々でいいんじゃないの~~ 」と
 ツマグロヒョウモン(♂)さんがつぶやいたような… 気がしました~~ 


            


 違うから楽しい事がいっぱいあって~~ 興味深くて面白くて~~
 やっぱり散歩はやめられないと思う 季の花です~~ 



       今日も拙いブログを見てくださいまして 有難うございました 💖
 






アサギマダラさんとの楽しいひとときに癒されました~ 🦋✧♡ 🌺 藤袴 赤地利蕎麦 酢実 柿

2023-10-04 | 散歩道の花


 「 ( ´ ▽ ` )ノ ヤァ  待ってたよ~~ 🦋 」
 などとは 夢にも言われていませんが~~ 

 いきなりの アサギマダラさんのお出迎えは嬉しくて 天にも昇る心地でした~ 


            



 昨日は いつもの大池に行き アオサギさんとカルガモさんを確認して
 少し秋めいたとは言っても 渡りのカモさんたちはまだなのねと思い…
 大池から山のエリアには入らないで ひさしぶりのお山散歩に切り替えました~~ 👟👟🌳🌲

 街から 山道に入ってすぐでしたが
 フジバカマが咲いているところで アサギマダラさんと会えてビックリでした 😲


            



 ハイキングコースでもなく 通る人もいない道(正しくは 崖下 (*´艸`*))ですので
 アサギマダラさんも 安心しきって吸蜜しているようでした~~ 🦋
 

            



 後から 翅を開いたところを撮りたかったのですが 狭くて回れなく…
 アサギマダラさんが 夢中で吸蜜しているところを 翅を開いた正面バージョンをパチリ 📸\😊

 正面バージョンの 綺麗なバランスの翅(特に腹部よりの中央部分)を確認出来たのは
 季の花的には嬉しいことでした 


            



 何枚撮ったかわからないくらい(笑) アサギマダラさんモデルの写真を撮って
 気づいた時には もうお昼前になっていて やっと歩きはじめることにしました~ 

 「 ありがとう~ アサギマダラさん~ 


            



 フジバカマには ベニシジミさんも吸蜜に訪れていました 🦋


            



 キタキチョウさんも 何頭か飛んでいました 🦋
 
 崖の上の方には他の蝶も飛び トンボも見えましたので
 また別の日に ゆっくり歩きたいと思いました~~ (*´艸`*)
 

            



 シャクチリソバが ワンサカ咲いていました 🌼

 インド~チベット原産の れっきとしたソバの仲間で
 日本には 昭和初期に中国から 薬用植物として入って来た帰化植物で
 現在は各地の湿地的な場所で 野生化してどんどん増えているようです 

 ちなみに 命名者は牧野富太郎先生です 


                



 シャクチリソバ(赤地利蕎麦) (タデ科ソバ属)
 花言葉は 「個性的な」


            



 見上げたら ズミの実がゆれていました 🌱
 
 いつもの大池近くのズミの木に 今年は実が実っていなく
 暑さのせいかと思って心配していましたが
 ここで 赤く色づいている実を見て安心しました 😊

 ズミ(酢実) (バラ科リンゴ属)
 花言葉は 「追憶」
  ※ 別名 コリンゴ


            



 柿の実も 色づきはじめていました 🌱
 最近 スーパーなどでも並んでいるを見て 秋を感じていましたが
 お山で見るといっそう秋です~~ \😊/
 この柿の実が赤くなるころ 背景の木々も紅葉がはじまっていそうです 

 カキ(柿) (カキノキ科カキノキ属)
 花言葉は 「自然の美しさ」「恵み」「恩恵」「優しさ」
 

            



 マユタテアカネ(♂)さんは
 すっかり 秋色濃くなっていました~~ =ii=

 秋の日に 飛んでいる姿を見ることが出来 会えて嬉しかったです 


            


 昨日 この道を歩いてみようと思ったのは 何年か前の大型台風前まで咲いていた花が
 台風の時の崖崩れとその後の補修の後 無くなってしまったため
 その近くに少しでも残っていないかと思い 行ってみたのですが~~ (*´艸`*)
 
 そこにはもう 探していていた花はありませんでしたが
 思いがけなく アサギマダラさんと会えましたし~~ 行ってよかったです~~ 

 

        今日も拙いブログを見てくださいまして ありがとうございました 💖






散歩道も いよいよ実りの季節を迎えました~🌱 花水木 山法師 山茱萸 白山吹 車輪梅 百日紅 夏椿 白木 紫丁花

2023-10-02 | 散歩道の花


 ハナミズキの木も 日に日に赤い実が増えてきました 🌱

 ハナミズキ(花水木) (ミズキ科サンシュユ属)
 花言葉は 「返礼」「私の想いを受けとめてください」「永続性」「華やかな恋」


            



 ヤマボウシの木にも 可愛い実がゆれていました 🌱

 ヤマボウシ(山法師) (ミズキ科ミズキ属)
 花言葉は 「友情」

 ヤマボウシの実は ジャムなどにして食べることが出来ます 


            



 サンシュユの実も もう赤くなり始めていました 🌱
 
 サンシュユ(山茱萸) (ミズキ科ミズキ属)
 花言葉は 「持続」「耐久」「強健」

 サンシュユの実には ビタミンCが豊富に含まれ 
 抗アレルギー 滋養強壮 鎮痛 利尿作用など効能が多く 漢方薬として使われてきました 


            



 シロヤマブキの実も いつのまにか黒くなっていました 🌱
 
 シロヤマブキ(白山吹) (バラ科シロヤマブキ属)
 花言葉は 「細心の注意」「気品」「崇高」


            



 シャリンバイの実が 色づき始めていました (*´艸`*)
 
 シャリンバイ(車輪梅) (バラ科シャリンバイ属)
 花言葉は 「そよ風の心地よさ」「愛の告白」「純真」

 
            



 花期の長いサルスベリの花は まだ咲いている花も多いですが
 可愛い実に変身中の様子を見て歩くのも 楽しい季節になりました~ ✨

 サルスベリ(百日紅) (ミソハギ科サルスベリ属)
 花言葉は 「雄弁」「愛嬌」「不用意」「あなたを信じる」


            



 ナツツバキの花後も 趣があるというか ユーモラスと言うか~~ 
 沙羅の花のイメージとは また一味違う味わいが楽しめます 

 ナツツバキ(夏椿) (ツバキ科ナツツバキ属)
 花言葉は 「はかない美しさ」「愛らしさ」


            



 秋を待たないで 夏にいち早く紅葉することで知られている
 ナツハゼは 猛暑の今年 意外にも例年より紅葉していなく 緑の葉が多かったです 🍃

 ナツハゼの実は 日本固有の和製ブルーベリーと言われていて
 ポリフェノールは ブルーベリーの2~3倍 アントシアニンも5~6倍含まれているそうです 

 ナツハゼ(夏櫨) (ツツジ科スノキ属)
 花言葉は 「飾らぬ美」


            



 紅葉が美しいことで知られる シラキは
 葉の一部が ほんのり黄色くなり始めていました 🍁
 枝を傷つけると 白い乳液のような液体が出ることから 白木と名づけられた日本原産の木です 🌳

 シラキ(白木) (トウダイグサ科シラキ属)
 花言葉は 不明です。


                



 👆の写真でも わかるかと思いますが
 シラキの実は三角で 外から見ても中に3つ種が入っているのがわかります △

 一度 それを確かめたくて中を見たことがありますが
 中には 確かに3粒の種が入っていました ●●●
 そして 種の模様がシックというか…オシャレでしたので 写真をUPしておきます~~ (*´艸`*)


            



 気温が下がって 秋らしくなったからでしょうか
 蝶さんたちと また会えるようになったのが嬉しいです 🦋

 今日は シチョウゲの花に ツバメシジミさんが何頭か吸蜜に訪れていました~ 

 シチョウゲ(紫丁花) (アカネ科シチョウゲ属)
 花言葉は 「純愛」
  ※ 別名 イワハギ(岩萩)


            


 気持ちの良い秋の日は短いかもしれませんが (*´艸`*)
 その日その日出会える花や蝶さんや 出来れば鳥さんたちや 師と仰ぐ方たち皆様と
 ”イマ”のこの季節を楽しみ尽くせたらいいなと思います 

 散歩の途中で出会った方に 「歩けていいね」と言われて…


           今日も拙いブログを見てくださいまして 有難うございました 💖







「今は もう秋~♪」今日から10月です~😊/ 🌺 酔芙蓉 蘿藦 草牡丹 紫紺野牡丹 野紺菊 田村草 薊

2023-10-01 | 散歩道の花


 ”今はもう秋 誰もいない海~”と トワ・エ・モアさんが歌われてヒットしたのは 1970年
 『誰もいない海』という曲は その前の1967年にモーニングショーの<今週の歌>として
 ジェリー伊藤さんが歌われたのが最初だったそうです  
 
 10月のカレンダーを見ながら ”今はもう秋~~”と歌っている自分に気づいて(笑)
 あれからもう半世紀以上の秋を超えてきたのかと 驚愕してます~~ 

 
 スイフヨウが 
 今朝咲いた白い花と 昨日咲いて赤く散ろうとしている花を残して立っていました 🌺


            



 朝に白く咲き 時間の経過とともにピンクから赤へと 色を変える様子が
 まるでお酒を飲んで酔っているようだと 酔芙蓉と名づけられたそうです  🌺

 スイフヨウ(酔芙蓉) (アオイ科フヨウ属)
 花言葉は 「しとやかな恋人」「繊細な美」「心変わり」「幸せの再来」


            



 スイフヨウの花の色が変わるのは 
 花に含まれるアントシアニンが 気温によって合成することによるからだそうで
 その分岐点が 気温25℃と言われていて 25℃以下になると花色が変化しなくなるそうです 👀


            



 ガガイモは夏の花になりますが
 真夏よりも 今の方が元気よく咲いているように見えました~ 🌺

 ガガイモ(蘿藦) (キョウチクトウ科ガガイモ属)
 花言葉は 「清らかな祈り」「味わい深い」


                



 ガガイモの花には アルカロイドが含まれ有毒ですが
 アサギマダラさんにとっては フジバカマと同じ理由で
 (体内に有毒成分を摂り入れて 旅の間鳥に食べられないようにと)
 時に ガガイモにも立ち寄ることがあるそうです 

 また 有毒であることは同時に解毒作用もあるということからか
 ヘビや虫にかまれた時 ガガイモの茎を切って出てくる液体を塗ると効果があるとも言われています 🐍
 

            



 センニンソウの仲間ですが つる性ではなく直立して育ち花が咲く
 クサボタンも 咲いていました 🌼
 もう咲き終わり近い感じで 傷んでいる花が多く やっと撮れた一輪が宝物になりました~ (*´艸`*)
 花びらのように見えるのは ガク片です 

 クサボタン(草牡丹) (キンポウゲ科センニンソウ属)
 花言葉は 「思慕」「感謝」


            



 シコンノボタンは 咲き始めたばかりでした 🌺
 紫紺野牡丹の季語は三夏ですが 花期が長く冬近くまで咲くと思われます。

 シコンノボタン(紫紺野牡丹) (ノボタン科シコンノボタン属) 
 花言葉は 「自然」「平静」「謙虚な輝き」「ひたむきな愛情」「落ち着き」


            


 
 紫色の花が増えてきて いよいよ秋らしくなったと思って歩いていましたら
 ノコンギクを見つけました~~ \😊/

 ノコンギク(野紺菊) (キク科シオン属)
 花言葉は 「忘れられない想い」「長寿と幸福」「守護」


            



 タムラソウも咲き始めていました~ 🌺
 タムラソウは アザミとよく似ていますが トゲがありません 

 タムラソウ(田村草) (キク科タムラソウ属)
 花言葉は 「あなただけが好き」

 タムラソウは 秋の季語になります


                



 トゲの無いタムラソウの近くに咲いていた アザミの花に来ていたのは
 スジクロシロチョウ(夏型 ♂)さんでした 🦋

 トゲの無いタムラソウに行けばいいのにと思うのは 季の花の勝手で(笑)
 スジクロシロチョウさんには 蜜が美味しいとかそれぞれの理由があるのでしょうと
 不思議に思いながら見ていました~~ (*´艸`*)

 アザミ(薊) (キク科アザミ属)
 花言葉は 「独立」「報復」「厳格」「触れないで」

 アザミの花は 種類によって春から咲く花もあるので 季語は春 夏 初秋と
 使われているようです( ”夏薊”など季節を入れて… 等 )
 

            


 9月 暑い暑いと思いながら ボーッと駆け足散歩をしている間に
 散歩道の花たちが いつのまにか 秋の花へと主役交代していたことに
 今日初めて 花の季語を確かめながら歩いてみて気づきました~~ 
 そういえば 花の色も薄紫や紫色に変わって来たような気もして…
 あらためて 10月を実感した のんきな季の花です 🙇💦
 

              
           今日も拙いブログを見てくださいまして 有難うございました 💖