N家の食卓

笑いあり、ちょっぴり涙あり
いつまでも友達夫婦を目指すN家ののんびりした日常をつづります。

梅雨色の空、夏色の雲

2007-07-21 22:19:30 | 空のこと
飛行機に乗った。

思い返してみると、梅雨の時期に飛行機に乗った記憶がない。

今日は雨のち曇り。
雨は、ずーっとではなく、普通に降っていたかと思えば、霧のように降り注ぐ。
気まぐれな感じ。

雨のせいなのかわからないけれど、夏休み初日の今日は滑走路が混んでいて、飛び立つまで時間がかかる。

そのわずかな時間に眠りに落ちる。

目が覚めると真っ白な雲の絨毯のはるか上空にいた。

夏の太陽、夏の空。

やはり雲の上は夏だった。

機体はしばらくすると着陸の体勢をとる。
国内線なんてこんなもの。

徐々に高度を下げていき、夏色をしている綿菓子のような雲へと機体を沈めていく。

見上げとまだ夏空が透けて見える。
けれど、どんどん下がっていくと、光のない灰色の雲へと変わっていく。

ふいに、見通しがよくなる。

機体は雲と雲の間を飛んでいく。
今日の雲は2層になっていたのだ。

下の雲はグレーで形が定まっていない。梅雨色。

そんな梅雨色の空を抜け、日本海が見えてきた。

低く垂れ込める梅雨色の空を見上げる。


何となく、雲が北へ流れていっているような感覚に陥る。


梅雨明けは近いのか…


この雲が夏色に変われるのは、遠くないのかもしれない。


そんなことを妄想した、1時間でした。