ダブルユースのスタジオ練習が終わって、一旦帰宅。
バタバタと用意して、三軒茶屋へ。
追加公演として行われた
昭和女子大学人見記念講堂での
Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2009
の最終公演に行ってきました。
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昨日に引き続き、
2日続けて教授のピアノが聴けるなんて、贅沢三昧。
★2009年4月28日『Out of』
偶然にも、今日もほぼ正面の席。
でも、昨日よりもステージとの距離が近い気がします。
で、ライブの方。
昨日は、あの場の雰囲気がそうさせたのか、
それとも、NHK-BSのテレビ収録が入っていたからなのか、
教授のプレイも、それに耳を傾ける聴衆も、
何か呼吸をするのもはばかれるような緊張感が張り詰めていました。
ところが今日は、ツアー最終日という開放感からなのか、
それとも、テレビ収録が入ってなかったからなのか( ̄w ̄)ぷ
教授も観客も、いい感じにリラックスした、それでいて、
ツアー最終日をお祝いするかのような雰囲気が感じられました。
その空気が象徴的に表れたのが、最後に演奏された『Aqua』。
実はこの日、途中のMCで教授が『Aqua』の冒頭部分を軽く弾いたので、
今日は『Aqua』は弾かないんだと思ってたんです。
ところが、本編が終わり、アンコールも終わり、
客電が点いた後に、再度のアンコール。
『PAROLIBRE』で演奏を締めくくり、昨日までなら、
ここで本当に終わりのタイミングだったのですが、
本格的に客電が点いて、アナウンスが流れても鳴り止まない拍手に、
舞台袖から、ひょこっと顔を出して客席の様子を伺う教授。
教『お帰りになっていただけないので…(笑)』
と、再びピアノの前に腰を下ろした教授が奏でたハーモニーは、
あの、『Aqua』のコード。
んが、なんと教授
2音目で痛恨のミスタッチ( ̄w ̄)ぷ
『あはは』と笑いながら、そこからはフリーなプレイが始まり、
この日一番の大盛り上がり!
そしてそこから、メビウスの輪のように、
再び『Aqua』のコードへ。
昨日の『Aqua』の演奏は、
喜びとか悲しみとかの人間の感情を超えた、
細胞レベルの感動をもたらすような演奏でしたが、
今日の『Aqua』は、とても幸福感に満ち溢れたハッピーな演奏でした。
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終演後は、最近ご無沙汰だった多くの方々にもお会いすることができて、
僕個人としても、とてもハッピーな1日でした。
唯一の心残りが、真っ赤な教授の
ツアートラックが見れなかったことぐらいかな~( ̄w ̄)ぷ
で、本日の撮影タイム、『Composition0919』。
デジカメの手ブレ機能が勝手に働いて、
面白い写真が撮れました。
優雅に疾走する、坂本龍一。