口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

響きの森

2007-12-08 12:52:24 | 音楽/楽器

昨日の夜は、秋葉原での取材が終わって
0時過ぎの電車で帰って来たんですけれども、
ホームにも驚くほどの人! 電車も激混み!!( ̄◇ ̄;)


   世の中、忘年会シーズン突入の模様です。


…ということで、
夜遅い時間に取材をやってテンション上げちゃったんで、
なかなか眠くならず、4時就寝。9時起床。

10時過ぎに外出。11時に水道橋へ。
今日は、東京出張中のMTSTくんと、クリスマス・デートです( ̄w ̄)ぷ


   *****


東京ドームとラクーア周辺を徘徊して、
なんとなぁ~く『ラーメン食べようか』的なノリになってきたんで、
水道橋でオススメの尾道ラーメン『麺一筋』へ。

その後、ラクーアに戻り、しばしお茶タイム。

いい歳したオッサンとヒゲおやじの二人組が、
カフェで抹茶ソフトクリームを堪能。

突然(かつ久々)のMTSTくんギャグに思わず噴出してしまい、
緑色の抹茶クリームが、白いセーターを直撃!( ̄◇ ̄;)やべ


   40近いヒゲおやじのすることじゃありませんな( ̄w ̄)ぷぷぷ


そして14時を過ぎて、文京シビックホールに移動。

そう、今日のメイン・イベント、
東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会


   響きの森クラシック・シリーズ Vol.22


に行って来ました。


   *****


ここ文京シビックは、相方の専門学校の入学卒業式
2度ほど来たことがありますが、演奏会で来るのは初めてです。

1階後方の席でしたが、座席の座り心地もよく、足元も広く、
しかもフロアの勾配もイイ感じで、ステージもよく見えました。
もちろん、ホールの響きもなかなかよく。


以前はそこそこ足を運んでいましたが、
オーケストラの演奏会に行くのは、かなり久しぶりです。

しかも、東京フィル。
う~ん、やっぱイイわぁ~(^◇^)

当たり前のことなんですが、
オケでもロック・バンドでもプロの演奏を生で聴くと


   やっぱ上手いわぁ~


とため息が漏れてしまいます。

テクニック面が高度なのは至極当然なんですが、
プロが発する音って、ただの物理現象の『音』ではなくて、
何かを訴えかけてくる『表現』が伴っているんですよねぇ~。

客席の一番後ろまで、


   pppの音が魂を持ってやってくる。


この響きを感じたのは久しぶりでした。


それと、やっぱりストリングスのアンサンブルのサウンドは、
生のオーケストラならではですね。感嘆。

打楽器や管楽器の音って、
素晴らしいアンサンブルであっても『音像』が分かるんですよ。

この人とこの人の音が混じり合ってアンサンブルとなるわけですが、
その、『この人』と『この人』の音、つまり音像は、
ベル部分から音が放射されるという管楽器の構造から言っても
ある程度、個々の『点』として判別できます。

『点』の集まりで、ひとつのサウンドを作る。


ところが楽器全体を響かせる弦楽器の音は、
そもそもが管楽器と違って、音像が分かりづらいんですよ。

しかも、大人数でひとつの響きを作るわけですから、
さらに音像が判別しづらい。

サウンドそのものが『点』の集まりではないんですよね。


もちろん、ステージ前方から
音が響いてくるってことは分かりますが ^^;)


   音像が分からない響き


言い換えるならば、


   ホール全体で奏でるアコースティックの響き


というのは、非常に不思議な感覚でした。


これはおそらく、いくらオーケストラでも
CDなどの録音物では感じられない、生演奏ならではの響きだと思います。

頻繁にオケを聴いている方には何ともないことでしょうけど、
久しぶりにオケの演奏に接した僕にとっては、
まさに『耳からウロコ』の、とても新鮮な響きでした。

うむ、行ってよかったです(^◇^)
お誘いいただき、ありがとうございました(_o_)



◇指揮:尾高 忠明 ◇ピアノ:菊池 洋子
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番
ドヴォルザーク/交響曲第9番『新世界より』


   *****


17時過ぎに演奏会終了。
そろそろ仕事が終わる相方にメールを入れて、
MTSTくんと相方と僕とで夕食。

東京フィルの素晴らしい演奏の後は、
MTST演芸劇場を堪能させていただきました( ̄w ̄)ぷぷぷ


お疲れ様でしたぁ~>Mr.MTST