【カーナビ】
先日、山道を車で探索していて道に迷った。そういう場合は、もと来た道を戻るのがベストだが、ふと「もっと複雑な道で、帰れなくなったらどうしよう…」と思った。ハイカーが遭難して迷惑をかけるのと同じことになる。で、カーナビを追加注文した。今日4/8火曜日の朝、車を取りに来て、午後には取り付け済み納車になった。初期のカーナビは20万円以上したが、今は7万円台で手に入る。
で、午後3時過ぎからテストを兼ねて、熊野町(熊野筆の産地)をへて広島市南区皆実町の「亜紀書房」に昭和14年の「広島市地図復刻版」を買いに行った。これは先日の「毎日」地方版が報じていた。
驚いたのは、電話番号で行先をセットするとルートを案内してくれるが、いつもの道と違う。今日はテストなので、音声の指示どおりに動いた。道中はもうツツジが咲いていた。桜もまだ咲いている。
熊野町の古書店「神鳥書房」に初めて行ったが、狭い旧町内の道をちゃんと案内してくれた。ひとつ交差点を通り過ぎても、「戻れ」といわないで、次善のルートを指示してくれるので助かった。
この店はもと広島市千田町の広島大脇にあった左翼書に特化した古書店だが、田舎町に戻りいまはネット販売で商売している。熊野町の旧町内はまるで「鞆之浦」と同じで道路が狭く、シャッター商店街になっている。書房も店内に灯りがついていないので、見物しただけで終えた。旧町内にはこんな民家が商店街のすぐ後にある。やはり「限界集落」である。ゴミ屋敷になる寸前だ。
それからカーナビの「目的地」を入力し直して、熊野から坂町に下り、海田湾にかかる橋を渡って県病院の脇を通って、広大附属高校の傍にある「あき書房」に行った。無料の駐車場がなく、探すのにひと苦労した。この辺は田舎者の感覚が抜けていないと思う。「30分300円」などという料金は、限界集落の住民にとって途方なく高いと感じる。なしにろ、300円をゼロで割れば無限大になる。
車一台が占める面積は一坪にも満たない。福富町では一反(300坪)の田圃の借り賃が年間3,000円だ。
「あき書房」は昔一度行ったことがあるが、その頃は学術書専門だった。いまは所狭しと、通俗的な文庫本が棚を占めている。神田に文庫本専門店があるが、あれとは違う。もしかして後輩の高校生が売った本かもと思う。
店主の石踊さんもめっきり老け込んで、ひょっとすると私より老人に見える。ともかく、以下の地図を買った。前に「昭和4年・広島市地図」を靖国神社の博物館売店で買ったという話をすると、「出した憶えがない」と驚いていた。
ともかく以下の地図を買った。1枚千円で高くはない。ともかくこれで、明治27年から昭和33年までの広島市の地図13枚が揃った。広島市が「軍都」として発展して行く過程と、地名の変遷、戦後の復興計画などがこれで追える。
帰りはカーナビで行く先を「自宅」にセットしたら、広島市の新しい都市高速は知らないのだが、きわめて適切に案内してくれた。もっとぼけて高速を逆走したら「違います、停止して下さい」と注意してくれるとありがたいな、と思った。記憶力は歳とともに衰えるから、そこはナビを上手く利用し、コンピュータとハイブリッドになればよいのだ、と痛感した次第。なに、机上でパソコンとワープロを使っているのを車に援用するだけの話。
途中、山陽自動車道の「奥屋サービスエリア」により、一服しながら明治の地図を眺めた。ここは「西鉄バスジャック事件」の現場の一つだ。ひろい駐車場に大きなコンテナトラックが沢山止まっていて、エンジンをかけたまま休息したり弁当を食ったりしている。で、コンビニの端の暗い所に「喫煙コーナー」がある。もう笑ってしまう。トラック1台のジーゼル排気ガスとタバコ1本の排ガスとどっちが健康に害があるか。
道草を食ったので帰ったのは夜の8時前だった。これまでの走行距離は350㎞。燃料計はまだ半分に行かないから、この分では満タンで700Km以上走るかも知れない。
戻ったら、「STAP細胞」問題について、TBSと産経から取材申込みが来ていた。東京でのテレビ出演は辞退し、取材のみを受けることにした。TBSは「報道特集」で取り上げるとかで、木曜日4/10に取材に来るそうだ。地元局RCCラジオから「本名正憲のおはようラジオ」への電話出演の申込み依頼もあった。これは地元だから断れないだろう。
先日、山道を車で探索していて道に迷った。そういう場合は、もと来た道を戻るのがベストだが、ふと「もっと複雑な道で、帰れなくなったらどうしよう…」と思った。ハイカーが遭難して迷惑をかけるのと同じことになる。で、カーナビを追加注文した。今日4/8火曜日の朝、車を取りに来て、午後には取り付け済み納車になった。初期のカーナビは20万円以上したが、今は7万円台で手に入る。
で、午後3時過ぎからテストを兼ねて、熊野町(熊野筆の産地)をへて広島市南区皆実町の「亜紀書房」に昭和14年の「広島市地図復刻版」を買いに行った。これは先日の「毎日」地方版が報じていた。
驚いたのは、電話番号で行先をセットするとルートを案内してくれるが、いつもの道と違う。今日はテストなので、音声の指示どおりに動いた。道中はもうツツジが咲いていた。桜もまだ咲いている。
熊野町の古書店「神鳥書房」に初めて行ったが、狭い旧町内の道をちゃんと案内してくれた。ひとつ交差点を通り過ぎても、「戻れ」といわないで、次善のルートを指示してくれるので助かった。
この店はもと広島市千田町の広島大脇にあった左翼書に特化した古書店だが、田舎町に戻りいまはネット販売で商売している。熊野町の旧町内はまるで「鞆之浦」と同じで道路が狭く、シャッター商店街になっている。書房も店内に灯りがついていないので、見物しただけで終えた。旧町内にはこんな民家が商店街のすぐ後にある。やはり「限界集落」である。ゴミ屋敷になる寸前だ。
それからカーナビの「目的地」を入力し直して、熊野から坂町に下り、海田湾にかかる橋を渡って県病院の脇を通って、広大附属高校の傍にある「あき書房」に行った。無料の駐車場がなく、探すのにひと苦労した。この辺は田舎者の感覚が抜けていないと思う。「30分300円」などという料金は、限界集落の住民にとって途方なく高いと感じる。なしにろ、300円をゼロで割れば無限大になる。
車一台が占める面積は一坪にも満たない。福富町では一反(300坪)の田圃の借り賃が年間3,000円だ。
「あき書房」は昔一度行ったことがあるが、その頃は学術書専門だった。いまは所狭しと、通俗的な文庫本が棚を占めている。神田に文庫本専門店があるが、あれとは違う。もしかして後輩の高校生が売った本かもと思う。
店主の石踊さんもめっきり老け込んで、ひょっとすると私より老人に見える。ともかく、以下の地図を買った。前に「昭和4年・広島市地図」を靖国神社の博物館売店で買ったという話をすると、「出した憶えがない」と驚いていた。
ともかく以下の地図を買った。1枚千円で高くはない。ともかくこれで、明治27年から昭和33年までの広島市の地図13枚が揃った。広島市が「軍都」として発展して行く過程と、地名の変遷、戦後の復興計画などがこれで追える。
帰りはカーナビで行く先を「自宅」にセットしたら、広島市の新しい都市高速は知らないのだが、きわめて適切に案内してくれた。もっとぼけて高速を逆走したら「違います、停止して下さい」と注意してくれるとありがたいな、と思った。記憶力は歳とともに衰えるから、そこはナビを上手く利用し、コンピュータとハイブリッドになればよいのだ、と痛感した次第。なに、机上でパソコンとワープロを使っているのを車に援用するだけの話。
途中、山陽自動車道の「奥屋サービスエリア」により、一服しながら明治の地図を眺めた。ここは「西鉄バスジャック事件」の現場の一つだ。ひろい駐車場に大きなコンテナトラックが沢山止まっていて、エンジンをかけたまま休息したり弁当を食ったりしている。で、コンビニの端の暗い所に「喫煙コーナー」がある。もう笑ってしまう。トラック1台のジーゼル排気ガスとタバコ1本の排ガスとどっちが健康に害があるか。
道草を食ったので帰ったのは夜の8時前だった。これまでの走行距離は350㎞。燃料計はまだ半分に行かないから、この分では満タンで700Km以上走るかも知れない。
戻ったら、「STAP細胞」問題について、TBSと産経から取材申込みが来ていた。東京でのテレビ出演は辞退し、取材のみを受けることにした。TBSは「報道特集」で取り上げるとかで、木曜日4/10に取材に来るそうだ。地元局RCCラジオから「本名正憲のおはようラジオ」への電話出演の申込み依頼もあった。これは地元だから断れないだろう。
ニュースで小保方氏の会見を見ました。
あのノフラー博士でさえ本日のブログポストで「It was very painful to watch」とコメントしていた位ですから、彼女の謝罪は、世論を動かす大きなインパクトがあったと感じました。
ただ、たとえ、彼女の主張通り単なるケアレスミスであったとしても、彼女の行為は、科学者に対する侮辱行為に等しいと思います。学生でもこんなミスは決してゆるされるものではありませんが、研究者として生計を立てている以上、ご自身の発表されるデータには、より一層の注意を払うべきです。
当方東京在住ですので、難波先生の見解を拝聴できないのが残念です。ぜひ、東京のメディアの取材も受けてくださるようお願いいたします。