【書き込みを読んで5】
<Unknown (KI):2014-07-18 23:36
ニイニイゼミは生息してませんか?>
もちろん盛んに鳴いています。脱け殻を計測したら体長18ミリ、体幅10ミリで、ずんぐりした体をしていました。図鑑を見直したら大きさは頭端から翅端までの長さのみが書いてあったのを、この頃「クモ図鑑」(胴体長が書いてある)をよく見るもので、見落としていました。
ニイニイゼミの体長はオス・メスともに20~26ミリと図鑑にあり、羽化前幼生はその8かけとして、16~21ミリになり、サイズも体形もほぼ一致すると思います。やはりニイニイゼミの脱け殻と考えるのが妥当でしょうが、芝生の葉に掴まって羽化していたのでつい別種かと思ってしまいました。
ご教示ありがとうございました。
それにしても「脱け殻からわかるセミの図鑑」というような本があると便利だと思いました。昆虫やクモの同定というのは、病理の鑑別診断と同じで、最初に鑑別すべき虫名(病名)が列挙できなければ「絞り込み」ができません。初学病理医が「病理組織学図譜」を繰って行くように、私もしばしば「昆虫図鑑」を最初からめくってそれらしい虫を見つけるという、手間のかかる作業をくり返しています。
良い本がありましたら、ぜひご紹介下さい。
<早稲田の対応 (Unknown1):2014-07-19 03:10
難波先生は早稲田大学の対応についてどうお考えですか?>
<Unknown (Unknown2):2014-07-19 09:42
小保方さんの事もあって今は早稲田大学が叩かれていますが、問題が有るのは早稲田だけでしょうか。>
「Unknown」が2人あるので便宜的に1と2にわけます。
Unknown2さんの議論はスピード違反で捕まったときに「他の人もやっている」というのと同じで、それで可罰性が消失若しくは軽減されるものではありません。早稲田が叩かれているのは、あまりにもお粗末な人材を「博士」として育て、世に送り出した「罪(法律的なクライムでなく道徳的なシン)」に対してです。罪は見つかった時点で罰していかなければなりません。兵庫県議会の大泣きした議員と同様です。
Unkown1さんの意見には基本的に賛成です。早稲田が小保方の学位を撤回できない理由が私には理解できません。このまま行けば「早稲田博士」の値打ちが地に落ちるだけでなく、日本の「理学博士、工学博士」価値も同様に下落するでしょう。2Ch「生物板」には以下のような辛辣な比較があります。
<126 名前:名無しゲノムのクローンさん :2014/07/20(日) 07:42:32.60 .net
■世界の三大不正事件
1位、小保方晴子(早稲田大卒):博士号剥奪せず(by鎌田薫)+事件発覚後も研究継続・VIPタクシー通勤 (by野依)
2位、ヘンドリック・シェーン(コンスタンツ大卒):即日懲戒解雇+博士号剥奪
3位、ファン・ウソク(ソウル大卒):懲戒解雇+逮捕 >
早稲田調査委は報告書で、
<早大は19日、調査委員会の報告書全文をホームページで公開した。博士号の取り消し要件に該当しないと判断した理由について「(博士号を前提とする就職など)生活および社会的関係の多くを基礎から破壊することになる」と指摘。要件に該当するかどうかは、この点に配慮し「厳格に行われなければならない」と説明している。>
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014071900337
ということだが、原本はここに公開されている。
http://www.waseda.jp/jp/news14/data/140717_committee_report.pdf
この小林英明という委員長(弁護士)は実際には小保方の代理人ではないか。もちろん調査委員全員を早稲田のOBで固めているのだろう。「世間様」と「ネット集合知」をずいぶん甘く見たものだ。
小保方は武田邦彦教授が雇えばすむことだろう。武田氏は「言行一致」を示すべきだ。
<350 :名無しゲノムのクローンさん:2014/07/20(日) 10:23:22.60 .net
STAPがないということになると、関係者の生活が破壊されるため、あるかもしれないという現状を維持すべきである >
野依理事長以下、理研関係者は「早稲田報告書」でずいぶん力づけられたことだろう。
米国の場合、M.D.は「医学部卒業・国試合格」の時点で与えられるので、卒論を書く必要がないから、ほとんどの医系研究者は「医学博士」号を持っていない。日本の「医学博士」は英訳すると「ドクター・オブ・メディカル・サイエンス」で、米国のPh.D.に相当する。日本のシステムはドイツを模倣したもので、ドイツでは博士論文を書いたら、「公開審査」があり聴衆の前で講演し、厳しい質問に答えなければいけない。パスしたら著書として公刊しなければならない。
日本では1991年の「大学院生倍増計画」以来、学位制度の形骸化が生じている。
学位に関して「学位売買事件」は戦前からあった。昭和9(1934)年には有名な「長医科大学学位売買」事件が発生している。東大閥と京大閥の対立を背景にして起こった事件で、贈賄側は医学博士を看板にかけて医業の繁昌に役立てたい開業医、おもな収賄側は京大系の産婦人科の教授と東大系の法医学の教授だった。(この元陸軍軍医の開業医が法医学教室でまとめた学位論文が「血液型と性格」をテーマにしていたので、事件そのものを調べたことがある。)
戦後、新制大学に移行し、医師国家試験(戦前は今の教員免許と同じで、卒業したら医師になれた)とインターン制度の導入により、医師のレベルアップが図られ、同時に「医療法」により診療科目以外の広告が禁じられたので、医学博士は名刺に刷り込める程度で、広告に使えなくなった。
だから医者の世界では学位は「足の裏のメシ粒だ」といわれる。そのこころは、「とらないと気持ちが悪いが、とっても食えない」である。
ところが研究者とか大学など高等教育機関の教員になるときは、「博士号」が要求される。私が米国NIHの「国際奨学生」になるとき、学位を要求されてあわてた話は前に書いた。行って見ると、正規の研究職員にもM.D.の学位だけの人が沢山いた。ヴァカンティもM.D.だけしかないが、マサチューセッツ医大教授からハーヴァードの「ブリガム婦人病院(BWH)」教授に異動している。
ある時、NCI病理部にノース・カロライナ大医学部の卒業生で、Ph.D.の学位をもつレジデントが来たので、「ハーヴァード卒のM.D.だけの人とノース・カロライナ卒のM.D., Ph.D.とどっちが上なん?」と聞いたら、答えられなかったのでハーヴァードが上だと察した。
つまり同じ学位でもハーヴァードが出す学位とノース・カロライナ大が出す学位は、同等なレベルとはアメリカ社会では考えられていない。同じことは日本の学位についてもいえるだろう。
早稲田大は小保方学位を軽く扱うと、「早稲田学位」そのものの信用性失墜につながることを自覚すべきだ。博士が足りない時代ならともかく、今は余っている。30歳になってやっと(一時的に)定職にありつけた小保方のケースはそれを象徴しているだろう。
余談だが、寺田寅彦は「学位について」(「改造」昭和9年4月号)という論文を発表して、長崎医大事件を論じている。彼は東京帝大理学部の教授だったから、「浅田擁護派」である。
「学位などは惜しまず授与すればそれだけでもいくらかは学術奨励のたしになるであろう。学位のねうちは下がるほど国家の慶事である。紙屑のような論文でも沢山に出るうちにはたまにはいいものも出るであろうと思われる。」と論じている。(事件の際、東大医学部法医学教室の次期教授と目されていた長崎医大法医学教授浅田一は収賄容疑で起訴猶予となり辞職し、東大教授の目がなくなった。代わりに教授となったのが金沢医大の古畑種基教授で、法医学の大ボスとなった。人の運命はわからない。)
寅彦の議論は、こと自然科学に関してはいまでも刮目すべき点が多々あるが、政治とか社会に関してはごく平凡な見識しかなかったと私は思う。事件当時の文部大臣鳩山一郎は鳩山由起夫、邦夫兄弟の祖父で、京大の「滝川事件」を起こしている。
<Unknown (KI):2014-07-18 23:36
ニイニイゼミは生息してませんか?>
もちろん盛んに鳴いています。脱け殻を計測したら体長18ミリ、体幅10ミリで、ずんぐりした体をしていました。図鑑を見直したら大きさは頭端から翅端までの長さのみが書いてあったのを、この頃「クモ図鑑」(胴体長が書いてある)をよく見るもので、見落としていました。
ニイニイゼミの体長はオス・メスともに20~26ミリと図鑑にあり、羽化前幼生はその8かけとして、16~21ミリになり、サイズも体形もほぼ一致すると思います。やはりニイニイゼミの脱け殻と考えるのが妥当でしょうが、芝生の葉に掴まって羽化していたのでつい別種かと思ってしまいました。
ご教示ありがとうございました。
それにしても「脱け殻からわかるセミの図鑑」というような本があると便利だと思いました。昆虫やクモの同定というのは、病理の鑑別診断と同じで、最初に鑑別すべき虫名(病名)が列挙できなければ「絞り込み」ができません。初学病理医が「病理組織学図譜」を繰って行くように、私もしばしば「昆虫図鑑」を最初からめくってそれらしい虫を見つけるという、手間のかかる作業をくり返しています。
良い本がありましたら、ぜひご紹介下さい。
<早稲田の対応 (Unknown1):2014-07-19 03:10
難波先生は早稲田大学の対応についてどうお考えですか?>
<Unknown (Unknown2):2014-07-19 09:42
小保方さんの事もあって今は早稲田大学が叩かれていますが、問題が有るのは早稲田だけでしょうか。>
「Unknown」が2人あるので便宜的に1と2にわけます。
Unknown2さんの議論はスピード違反で捕まったときに「他の人もやっている」というのと同じで、それで可罰性が消失若しくは軽減されるものではありません。早稲田が叩かれているのは、あまりにもお粗末な人材を「博士」として育て、世に送り出した「罪(法律的なクライムでなく道徳的なシン)」に対してです。罪は見つかった時点で罰していかなければなりません。兵庫県議会の大泣きした議員と同様です。
Unkown1さんの意見には基本的に賛成です。早稲田が小保方の学位を撤回できない理由が私には理解できません。このまま行けば「早稲田博士」の値打ちが地に落ちるだけでなく、日本の「理学博士、工学博士」価値も同様に下落するでしょう。2Ch「生物板」には以下のような辛辣な比較があります。
<126 名前:名無しゲノムのクローンさん :2014/07/20(日) 07:42:32.60 .net
■世界の三大不正事件
1位、小保方晴子(早稲田大卒):博士号剥奪せず(by鎌田薫)+事件発覚後も研究継続・VIPタクシー通勤 (by野依)
2位、ヘンドリック・シェーン(コンスタンツ大卒):即日懲戒解雇+博士号剥奪
3位、ファン・ウソク(ソウル大卒):懲戒解雇+逮捕 >
早稲田調査委は報告書で、
<早大は19日、調査委員会の報告書全文をホームページで公開した。博士号の取り消し要件に該当しないと判断した理由について「(博士号を前提とする就職など)生活および社会的関係の多くを基礎から破壊することになる」と指摘。要件に該当するかどうかは、この点に配慮し「厳格に行われなければならない」と説明している。>
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014071900337
ということだが、原本はここに公開されている。
http://www.waseda.jp/jp/news14/data/140717_committee_report.pdf
この小林英明という委員長(弁護士)は実際には小保方の代理人ではないか。もちろん調査委員全員を早稲田のOBで固めているのだろう。「世間様」と「ネット集合知」をずいぶん甘く見たものだ。
小保方は武田邦彦教授が雇えばすむことだろう。武田氏は「言行一致」を示すべきだ。
<350 :名無しゲノムのクローンさん:2014/07/20(日) 10:23:22.60 .net
STAPがないということになると、関係者の生活が破壊されるため、あるかもしれないという現状を維持すべきである >
野依理事長以下、理研関係者は「早稲田報告書」でずいぶん力づけられたことだろう。
米国の場合、M.D.は「医学部卒業・国試合格」の時点で与えられるので、卒論を書く必要がないから、ほとんどの医系研究者は「医学博士」号を持っていない。日本の「医学博士」は英訳すると「ドクター・オブ・メディカル・サイエンス」で、米国のPh.D.に相当する。日本のシステムはドイツを模倣したもので、ドイツでは博士論文を書いたら、「公開審査」があり聴衆の前で講演し、厳しい質問に答えなければいけない。パスしたら著書として公刊しなければならない。
日本では1991年の「大学院生倍増計画」以来、学位制度の形骸化が生じている。
学位に関して「学位売買事件」は戦前からあった。昭和9(1934)年には有名な「長医科大学学位売買」事件が発生している。東大閥と京大閥の対立を背景にして起こった事件で、贈賄側は医学博士を看板にかけて医業の繁昌に役立てたい開業医、おもな収賄側は京大系の産婦人科の教授と東大系の法医学の教授だった。(この元陸軍軍医の開業医が法医学教室でまとめた学位論文が「血液型と性格」をテーマにしていたので、事件そのものを調べたことがある。)
戦後、新制大学に移行し、医師国家試験(戦前は今の教員免許と同じで、卒業したら医師になれた)とインターン制度の導入により、医師のレベルアップが図られ、同時に「医療法」により診療科目以外の広告が禁じられたので、医学博士は名刺に刷り込める程度で、広告に使えなくなった。
だから医者の世界では学位は「足の裏のメシ粒だ」といわれる。そのこころは、「とらないと気持ちが悪いが、とっても食えない」である。
ところが研究者とか大学など高等教育機関の教員になるときは、「博士号」が要求される。私が米国NIHの「国際奨学生」になるとき、学位を要求されてあわてた話は前に書いた。行って見ると、正規の研究職員にもM.D.の学位だけの人が沢山いた。ヴァカンティもM.D.だけしかないが、マサチューセッツ医大教授からハーヴァードの「ブリガム婦人病院(BWH)」教授に異動している。
ある時、NCI病理部にノース・カロライナ大医学部の卒業生で、Ph.D.の学位をもつレジデントが来たので、「ハーヴァード卒のM.D.だけの人とノース・カロライナ卒のM.D., Ph.D.とどっちが上なん?」と聞いたら、答えられなかったのでハーヴァードが上だと察した。
つまり同じ学位でもハーヴァードが出す学位とノース・カロライナ大が出す学位は、同等なレベルとはアメリカ社会では考えられていない。同じことは日本の学位についてもいえるだろう。
早稲田大は小保方学位を軽く扱うと、「早稲田学位」そのものの信用性失墜につながることを自覚すべきだ。博士が足りない時代ならともかく、今は余っている。30歳になってやっと(一時的に)定職にありつけた小保方のケースはそれを象徴しているだろう。
余談だが、寺田寅彦は「学位について」(「改造」昭和9年4月号)という論文を発表して、長崎医大事件を論じている。彼は東京帝大理学部の教授だったから、「浅田擁護派」である。
「学位などは惜しまず授与すればそれだけでもいくらかは学術奨励のたしになるであろう。学位のねうちは下がるほど国家の慶事である。紙屑のような論文でも沢山に出るうちにはたまにはいいものも出るであろうと思われる。」と論じている。(事件の際、東大医学部法医学教室の次期教授と目されていた長崎医大法医学教授浅田一は収賄容疑で起訴猶予となり辞職し、東大教授の目がなくなった。代わりに教授となったのが金沢医大の古畑種基教授で、法医学の大ボスとなった。人の運命はわからない。)
寅彦の議論は、こと自然科学に関してはいまでも刮目すべき点が多々あるが、政治とか社会に関してはごく平凡な見識しかなかったと私は思う。事件当時の文部大臣鳩山一郎は鳩山由起夫、邦夫兄弟の祖父で、京大の「滝川事件」を起こしている。
世の中には人格否定しきれない人物も存在すると私は思っています。
が、もし感情的に言い合いになるようだったら、上手く逃げますけどね。それがネット上であっても。
人格破綻者はシツコイでしょうし、謝罪も通じないでしょうからね。
死刑には、一般予防効果(一言で言うと「見せしめ」)と特殊予防効果(殺人等の重罪を犯す傾向のある人物の社会からの隔離)という2つの効果があり、私は賛成ですよ。
表面上は「罪を憎んで人を憎まず」であっても、内面はコントロールできないもの。
上っ面の着飾った議論では何も解決しないよ。
他人事だから綺麗ごとが言えるんだ。
死刑廃止論者みたいに。
賛成です。「罪を憎んで人を憎まず」に近いものがありますね。
感情に流される事なく議論の対象を形而上で扱えた方が楽しい議論ができると思いますよ。
それが誹謗中傷という形でなくとも、人は傷つく。
言論封殺は一般市民にだけ降りかかり、マスコミはやりたい放題。
我々は気安く「きちがい」「くろんぼ」「かたわ」と言えない生活を強いられ、映画やドラマのセリフも規制だらけ。
まったく息苦しい世の中だ。
誤解を生じないためにわざと説明省略するなんて傲慢も甚だしいし、人格否定を罪と決めつけるのも何様だと。
感情をぶつけ合う事が良いとは言いませんが、あらゆる膿をお互いに出し合った後に分かり合える事の方が真実に近いのです。
議論の中に人権侵害云々を持ち込むと話はややこしくなるだけです。もっと冷静にコメントするようにね。
それから、悪いことをしたのだから、人格否定されても仕方がないという考え方は、私は否定します。人格を否定するような言動は、人権侵害であり、それ自体犯罪とみなされ得るものですから。
それぞれの対話者が話の対象(内容)に対して意見を交換できる事が論理的なやり取りの基本です。話の矛先が相手に向かってしまうのがおかしいと申しております。ネット上でのバッシングでもよく見かけますね。相手の言葉遣いとか、背景とか。「バカ」とかいうのもその部類です。
研究で受ける「正しい批判 (criticism)」の話は、別次元のことです。余談のつもりでしたが興味がおありでしたらお答えします。
研究では、自己批判によって既にほとんどの問題点に気づいていますが、短時間のトークでは全ての問題点について話すことはできません。誤解を生じないために話さないこともよくあります。わざとお話ししなかった未解決の問題点についてずばっと指摘を受けると、「よく理解してくれているので嬉しい」という感情が湧くのですよ。ほとんどの聴衆は気づきませんから。
それを言われるまで気づいていなかっただけですか?
普通はそんな議論になりませんよ。
お互いが正論だと思って言い合うのが普通です。
正しい批判されて嬉しいなんて、奴隷根性丸出しですね。
気を付けた方が良いですよ。
この批判、嬉しいですか?
に返す言葉は
「バカって言う奴がバーカ」
ですか?
小学生の喧嘩じゃないんですから、論理的に正しい批判は理性で理解して、是々非々の姿勢でいきましょうよ。
研究をしていると、「正しい批判」を受けると嬉しいものです。なぜか? 正しい批判ができるということは、その内容を的確に理解していることの証左だからです。自分の研究内容を理解してもらえるほど名利につきることはありません。
所詮人間の言い合いはバッシング合戦になるんだよ。
ひと頃、2chでは議論の決め手には「うるせーバカ」というのがありましたが、これには次の文句が言えません。
丁寧に痛烈批判しようが罵りと一緒。
あの事件についての主要人物の人格否定は、されても仕方のない事。
彼らはまだ真実を語っていないし、何が真実か関係ない女性もいるし。
私は、小保方氏や理研、早稲田大学などを痛烈に批判していますが、汚い言葉で罵ったり、人格を否定するような言動は一切していませんよ。
批判とバッシングは違います。ちゃんと区別してくださいね。
『私は、大学も出ていない一般市民で60代の女です。科学技術もコンピューターも知識はありません。長くした仕事は事務屋でした。、、、」
今までの書き込み、さらに、先ほどの書き込みをみると、私達一般国民とし、科学者とは分けて書かれていますが、どういったご専門の方のでしょう?
浜の真砂はつきるとも世に盗人の種はつきまじ
ではありませんが、どこの社会でも、残念ながら、不正や悪事を働く者は必ずいます。だからこそ、不正や悪事が明らかになったとき、それに対してどう立ち向かったかが問われるのだと思います。うやむやに処理をしてごまかして、結果として、不正や悪事を働いた者が得をするようなことがあると、その組織やコミュニティは、周りから信頼されなくなりますよね。
どんな不正や悪事が行われたのか、その原因や、なぜ防げなかったのか、個人や組織の責任を明らかにし、その責任を問い、再発を防止することが求められます。
それが、不正や悪事は許さないとのメッセージになり、社会を守ることにつながっていると思います。
まして、盗人が、泥棒したのは他にも沢山いるなんていくら主張しても、泥棒の罪が正当化されることがあってはならないはずです。
不正や悪事を働いたら、それ相応の罰を受けるというのが当たり前です。
此のたびの一連の破廉恥極まる低劣な不祥事は、為政者の遠隔操作による劣悪な茶番劇。(巨額の金、金、金の為)
似非知識人、科学者の登場者達は、巻かれすぎて己の首をしめつけ、まやかしの詭弁ばかり宣われ、まこと日本国民を愚弄せしめている。
もし、これが何の咎めもなく、もしくはまやかしの処罰で決着がつけられたならば、日本の礎、未来を担う若者、学生、幼児達の人間形成に想像絶する悪影響を与えるのは火を見るよりあきらか。
現今では、ネットによる直訴がある。一民の声は届かずとも、多数、無数の声はカンカータとなり、轟わたります。一度、二度、何度でも倫理、学理的に決着がつくまでがんばりましょう!
継続は政府を動かすパワー。
教育とは、
*人間形成
*受けた知識で社会に貢献するもの
(ちょっと、気障かしら?????)
科学はscienceで「未知の事を探求する事」、技術はtechnologyで「科学の成果を実用化する事」と捉えていただくと分かりやすいかと思います。
原子物理は科学ですが、原子力応用は技術の範疇で、「日本の科学界に対する信頼」の議論をする時には分けて考えるべきだと思います。
学術会議が3月に出したのは会長談話であり、今回の幹事会声明とは重みが違います。無視は許されないはずです。
久々にアノニマス様の文章を拝見し、目の醒める思いです。科学者としての矜持、常に胸に抱いて研究に勤しみたいと思います。
原発事故・その後の対応、いまだに続く製薬会社と医者の癒着・データ改ざん、何も今回始まった話ではありません。米国でも論文不正は沢山あります。
というのも、この不祥事に対する理研の対応も早稲田大学の対応も、視線がヒラメで、政治家の顔色を伺っているように見えるからです。そして、両機関から発信される言葉も、専門的なことを何も知らない一般国民を丸め込もうとして、もっぱら国内向けになっていて、欺瞞があります。
ことは、すでに、小保方氏の問題でもなく、理研や早稲田大学だけの問題でもでもありません。日本の学術界が、世界の学術界からの信頼を持ち続けられるかという瀬戸際にあると思います。研究者からは、ネット上でもこうした危機感からの声が上がっていますが、一般国民の反応の多くは、この事件を単なるゴシップとして消費しているような書き込みがたくさん見られます。研究者の言葉が国民に届いていません。これは、マスコミのあり方も大きな問題があると同時に、私たち一般国民も、科学と社会のあり方を考えて来なかったつけでもあり、研究者側の科学と社会のコミュニケーションの努力不足もあると思います。
毎日新聞の須田桃子記者の記事や、科学未来館の科学コミュニケーターブログのように、科学と一般国民の橋渡しをするようなものは極めて少数です。
今一度、科学と社会のあり方を考える機会にしたいと思います。
また、理研や早稲田大学には、政治的なことに惑わされるのでなく世界の科学のルールに則って事件の解決を図り、不正は断固として許さないという日本の科学界の矜持を示して欲しいと切に願います。
それがなければ、日本の科学界は世界中の信頼失い物笑いになるだけですから。
分子生物学会の声明には無反応の理研ですが、さすがに学術会議のお達しは無視できないでしょう。
所詮早稲田は三流、四流であって、起すべき事件だったんだよ。
NHKも下手に関わるもんだから、怪我したとか言って因縁つけられてるじゃないか。
折角早稲田が博士号を剥奪しないと温情見せても、何やら反論してたしな。
それに怯まずに追及の取材をするマスコミでないとね。
「STAP論文の共著者達が日本の研究者の信頼性を失わせる」、、、
「理研の対応が日本の研究機関の信頼性を失わせる」、、、
「nature が商業主義という事を露呈し、学術誌としての信頼性を失わせる。」、、、
「再生医療で経済成長をというアベノミクスの裏に潜む利権が知られ、
ますます信頼性を失わせる」、、、
日本初 → 日本発
済まして → 澄まして
誤字失礼しました。
現在の研究事情は、好きな研究をしようにもまず職を確保するのが大変な状態です。Publish or perishという言葉もお聞きになった事があるかと思います。
早稲田の対処によって、日本の博士号の信頼性が失われれば、日本人博士の海外における就職に影響が出るでしょうし、ただでさえ通りにくい日本初の論文がさらに却下されやすくなる虞れがあります。これは、決して他人ごとではありません。皆が皆、「自分は自分」と済ましていては、日本の研究社会は崩壊してしまいます。
中には苦労しても取得できない人もいるのに、「金と時間があれば誰でも」とは大変失礼な言明だと思います。上記Unknownさんは、博士号を持っていないのでしょうね。
これが当てはまるのは、早稲田大だけであると声を大にして言いたい(早稲田に在籍中の方や卒業者には申し訳ないですが)。
難波先生も書いておられますが、医学の世界に限らず日本での博士号は「足の裏の飯粒」です。とっても腹の足しになりませんし、「~大の博士号を持っている」というだけで就職に有利になるほど世の中甘くありません。
でも、博士号をとるのは非常に大変な事です。持っている人はそれなりに思い入れがあるのは当然の事です。
因みに、欧米ではPh.D.を持っていることはしっかりと評価されます。採用の際に重視されるのはもちろんの事、「Dr. xxx」と名乗っただけで待遇が変わったりするそうです。
日本も、もっと博士課程の教育を充実させ、質の高い博士を育てる事によって、社会が博士を大切にする時代が来るといいなと思います。「末は博士か大臣か」という言葉がありますが、博士も大臣も信用を失っている現状は憂慮すべきことです。
難波先生も学歴は関係ないと書かれておられます。何処の大学で博士号を取ったという事が重要ではないのに、学歴だけで判断して、例えば企業の採用でも失敗するということはよくあることでしょう。
お金と時間が有れば誰でも取れる博士号ですから。
早稲田大学理工学部の授業料は高額らしいです。しかし学生に対する教員の数が少なく、所謂コピペも普通に行われていると、ネット上に有りました。大学生になれば勉強は自分でするものです。けれど大学は何もしなくていいという訳では有りません。大学の価値は「引き出し」の多さに有ると思います。その「引き出し」を開けるかどうかは学生の問題ですが。早稲田にどの位の「引き出し」が有ったか、大学側はどうだったのでしょう。
今回の博士号騒動についても、早稲田だけではないでしょう。
これは、他人がやっているから自分もしていいという論理では無く、人の事を言う前に自分の所も確かめるべきですし、早稲田の事を「他山の石」とし、研鑽されれば良いでしょう。早稲田が下した結論に不満で、早稲田がおかしいと思われ進言されるのも良いでしょう。
広島大学の件も「他山の石」と他の医学部も考えて頂きたいものです。
> 日本の「理学博士、工学博士」価値も同様に下落するでしょう。
これは放っておけない問題だと思っています。何か自分でも働きかけをしたいところですが、署名サイトくらいしか思いつきません。
話は変わりますが、ネット検索でセミの抜け殻の分類表を見つけました。よかったらどうぞ。
http://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/15978/1/kensakuzu.pdf