ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【自動車事故】難波先生より

2014-05-30 09:51:34 | 難波紘二先生
【自動車事故】
 私の運転のことではない。5/19メルマガ【自動車学校】でこう書いた。
<行くときは曇で、よく事故があるカーブの、片側が谷になったところの舗装が変わり、縦細い溝がつけられているのを見て、「もっと早くこうすればよかったのに…」と思った。ところが帰りは小雨から本降りに変わり、ここには水の薄い膜ができていた。遠心力で車体がドリフトするので気づいた。こうなると反って危険だ。>
 これは「国道375号」線のことで、なんとこれを書いて間もなく、雨の5/25日曜日、「危ないな」と上に指摘した箇所で、対向する乗用車2台の正面衝突があった。
 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140525-00000037-nnn-soci
 北行きの普通車に乗っていた6人のうち、1歳の女児が死亡、南行きの軽乗用車を運転していた73歳女性が意識不明の重体。現場の状況は上のTV画像でよくわかる。スリップ跡や道路の曲がり方、危険な舗装をした箇所がよく見える。
 5/27(火)午後、現場に立ち寄ってみたら、血糊の痕に砂が撒いてあり、白い献花がしてあった。画面奥が南、手前が北だ。普通車がスリップ跡を残しており、カーブを曲がりきれず右ハンドルを切り、対向車に衝突した可能性が高い。


 ここは事故の多いところで、こちら向きの車が見えるところの道路脇には、以前、小さな朱の鳥居が置かれていた。道路「改良」により今は撤去されている。私が車体のドリフトを感じたのは、まさにこの直角に近いカーブでだった。朱の鳥居は、安芸吉田から向原に抜ける、赤峰峠にもあった。
 ギリシアのテサロニケ地方、カルキディキ半島にあるアリストテレスの生地スタゲイラを訪ねた際には、半島を横断した。山中の路傍に、交通事故死現場が点在していて、ギリシア正教の小さな社が建てられているのをいくつも目撃したが、あれと同じだ。ギリシアは多神教だから日本と似ている。小泉八雲が日本を好いたはずだ。

 走行中には、ここには道路に細い縦溝があり、スリップを防いでくれるように見えた。が、降りて調べてみると、小さな粒状アスファルトが敷いてあるだけで、溝はタイヤの走行によりできたものらしい。縁石コンクリートの脇には溝がなかった。写真上側は、路肩にある白ペンキを塗った側帯。

 雨が降れば、路肩に排水溝がないから、この粒状物の間に水がたまり、路面に水の被膜ができる。そうなると「ハイドロプレーン現象」により、重い車体でも簡単にスリップする。危険な道路だ。まさにそこで「殺人事故」が起こった。
 日本の交通事故死のかなりの部分は欠陥道路に起因していると思う。「人間を幸福にしない日本というシステム」(ウォルフレン、新潮文庫)だな。
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2 コメント

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Unknown (年寄りの底力)
2014-05-30 11:41:40
難波先生も結構なお年だったんですね。安心しました。私達は年寄りサークルで皆で言いたいこと、若いボランティアの人に、インターネットの使い方を教えてもらい書き込ませてもらっています。世の中のおかしなこと年寄りがゆってかないとね。だって医療費が40兆円、なんだか年金もらっているのが辛くなるもの。若い人が幸せになれるよう頑張らなきゃね。先生も身体大事に、奥さんと仲良くね。
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Unknown (武田先生も身体気をつけてね)
2014-05-30 12:21:14
お子さんまだ小さいのかな、かわいいだろうね。ツツジきれいみたいだから来年まで生きて元気だったら四国いきたいわ。若くても無理は禁物。
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