ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【新都知事】難波先生より

2014-02-16 12:51:47 | 難波紘二先生
【新都知事】舛添要一という名前を初めて目にしたのは、1988年、当時東京外語大の助手だった中沢新一を、東大教養学部教授(社会経済学)の西部邁が助教授として引き抜こうとした委員会人事を教授会が否決した、いわゆる「中沢人事」をめぐって、西部やそれに同調する若手が抗議の辞職をするという事件が起こった。あの時、西部に同調して辞職した人たちの中に「舛添要一」の名前があった。
 WIKIを見ると肩書は助教授とある。
 その頃は「新潮45」を愛読していて、舛添か西部による手記が掲載されたのを読んだ記憶もある。その後、「たけしのテレビ・タックル」で田嶋陽子とやり合うところを何度も見て顔と名前が一致し、その考え方もわかった。

 地域別の得票率を見ると、元厚労大臣の実績を元に福祉を争点に、下町や周辺市部、島嶼部の票を多く集めたようだ。2位、3位にダブルスコアで差をつけたのだからすごい。
 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140210
 「消えた年金」問題での彼の取り組みが高く評価されたのであろう。
 いま、各地の政令指定都市では団地の過疎化・高齢化が進み、市域の中に「限界集落」(人口の50%以上を老人=65歳以上 が占める集落)があちこちに出現している。こういう集落は郡部ではいたるところにあるが、これから「団塊の世代」が65歳以上になるにつれ、100万都市の内部にも増えて行くだろう。

 高度成長期に地方から東京に人口の流入が起こり、人口3000万人という「大東京圏」が成立した。いま、これが65歳以上の高齢者になりつつあるから、地方の中小都市よりも問題は一層深刻ではないか。
 いずれにせよ、日本は「少子高齢化」という人類史上にかつてなかった新しい問題に取り組まざるをえない。新知事が公約どおりこの問題に取り組み、日本の他の地域にも参考となる「東京モデル」を樹立することを期待したい。
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