先月下旬の沖縄での開幕を皮切りに一月以上にわたって書き連ねてきたこのネタも、ついに終いの時を迎えました。最後まで残った石川の2校と滋賀の4校が昨日の初戦に臨み、全出場校が登場したところで今年も終了です。今年の大トリを飾ったのは同着で滋賀大会の伊香と東大津の2校でした。41大会180試合が戦われた昨日も目新しいネタは少なく、後日談が中心となりますが、いつものように淡々と振り返ってみたいと思います。
・伝統校
昨年の岩手大会決勝で花巻東と甲子園への切符を争った旧制中学以来の伝統校、盛岡一が今年も8強へ進出、今日の試合も勝って三年連続の4強進出を果たしました。甲子園出場は32年前が最後ですが、戦前には全国4強に二度入った古豪で、それが昨年花巻東に並ばれるまでは岩手県勢として空前絶後の戦績でした。既に代表校が決まった沖縄や鹿児島など、8強あたりから展開がある程度読めてしまうような大会が少なくない中で、岩手に関しては4強の間にさほどの実力差はなく、終盤にしては珍しく面白い戦いになってきました。明日の準決勝が楽しみです…といいたいところなのですが、それではきりがないので、一応今日で終わりということにしておきます。明日の朝刊を見て気が変わる可能性はなきにしもあらずですがね(ニヤリ)
愛知大会では藩校出自の双璧、成章と明和の2校が揃って勝ち4回戦へ、福井の藤島も2戦目を突破しました。出場29校の福井では2試合勝てばもう8強なのに対し、神奈川に代わって全国一の激戦区となった愛知では、これから2試合勝ってようやく8強です。例年をはるかに超える酷暑の中で、まだまだ激戦が続くことになります。山口は3戦目で敗退し、藩校以来の伝統校が中国四国から消えました。
・古豪
浪商改め大体大浪商が2戦目を突破、次は興国との古豪対決が実現します。和歌山中改め桐蔭と海草中改め向陽は揃って和歌山大会の8強へ進出しました。この日の同大会は全4試合が3点差以内で1試合の合計得点は最大5点、全試合合計でも14点という接戦ぶりでした。この日は41大会中22大会で2桁得点が一試合も出ず、20点差以上のワンサイドゲームは皆無です。終盤に入って俄然レベルが上がってきたようです。
以上をもって、全国各地の無名校の戦いを追いかけたこのネタは完結となります。徒然なるままに書き連ねて三年目、今年の前半はさすがにネタ切れかと思う局面があったものの、終わってみれば昨年以上の長期連載になり、年を追うごとにエスカレートしています。我ながらよく続いたものだと思いますが、紙面のそこかしこにネタが転がっているのですから仕方がありません。来年も紙面を眺めては思いつくままに書き連ねることになりそうです。それまでしばしの別れです。最後はもちろん、一月以上にわたって楽しませてくれた遠い町の球児たちへの感謝で締めくくります。また来年…
★盛岡大会4回戦(7/22)
水沢一0-10x盛岡一
★福井大会2回戦(7/22)
藤島9-8三国
★愛知大会3回戦(7/22)
豊明3-5明和
成章2-0知立東
★滋賀大会2回戦(7/22)
彦根総合3-5伊香
東大津6-12八幡
★大阪大会2回戦(7/22)
柏原東2-3大体大浪商
★和歌山大会3回戦(7/22)
粉河3-0紀央館
初芝橋本2-3桐蔭
那賀1-3日高
伊都0-2向陽
★山口大会3回戦(7/22)
下関中央工7-2山口
・伝統校
昨年の岩手大会決勝で花巻東と甲子園への切符を争った旧制中学以来の伝統校、盛岡一が今年も8強へ進出、今日の試合も勝って三年連続の4強進出を果たしました。甲子園出場は32年前が最後ですが、戦前には全国4強に二度入った古豪で、それが昨年花巻東に並ばれるまでは岩手県勢として空前絶後の戦績でした。既に代表校が決まった沖縄や鹿児島など、8強あたりから展開がある程度読めてしまうような大会が少なくない中で、岩手に関しては4強の間にさほどの実力差はなく、終盤にしては珍しく面白い戦いになってきました。明日の準決勝が楽しみです…といいたいところなのですが、それではきりがないので、一応今日で終わりということにしておきます。明日の朝刊を見て気が変わる可能性はなきにしもあらずですがね(ニヤリ)
愛知大会では藩校出自の双璧、成章と明和の2校が揃って勝ち4回戦へ、福井の藤島も2戦目を突破しました。出場29校の福井では2試合勝てばもう8強なのに対し、神奈川に代わって全国一の激戦区となった愛知では、これから2試合勝ってようやく8強です。例年をはるかに超える酷暑の中で、まだまだ激戦が続くことになります。山口は3戦目で敗退し、藩校以来の伝統校が中国四国から消えました。
・古豪
浪商改め大体大浪商が2戦目を突破、次は興国との古豪対決が実現します。和歌山中改め桐蔭と海草中改め向陽は揃って和歌山大会の8強へ進出しました。この日の同大会は全4試合が3点差以内で1試合の合計得点は最大5点、全試合合計でも14点という接戦ぶりでした。この日は41大会中22大会で2桁得点が一試合も出ず、20点差以上のワンサイドゲームは皆無です。終盤に入って俄然レベルが上がってきたようです。
以上をもって、全国各地の無名校の戦いを追いかけたこのネタは完結となります。徒然なるままに書き連ねて三年目、今年の前半はさすがにネタ切れかと思う局面があったものの、終わってみれば昨年以上の長期連載になり、年を追うごとにエスカレートしています。我ながらよく続いたものだと思いますが、紙面のそこかしこにネタが転がっているのですから仕方がありません。来年も紙面を眺めては思いつくままに書き連ねることになりそうです。それまでしばしの別れです。最後はもちろん、一月以上にわたって楽しませてくれた遠い町の球児たちへの感謝で締めくくります。また来年…
★盛岡大会4回戦(7/22)
水沢一0-10x盛岡一
★福井大会2回戦(7/22)
藤島9-8三国
★愛知大会3回戦(7/22)
豊明3-5明和
成章2-0知立東
★滋賀大会2回戦(7/22)
彦根総合3-5伊香
東大津6-12八幡
★大阪大会2回戦(7/22)
柏原東2-3大体大浪商
★和歌山大会3回戦(7/22)
粉河3-0紀央館
初芝橋本2-3桐蔭
那賀1-3日高
伊都0-2向陽
★山口大会3回戦(7/22)
下関中央工7-2山口