日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

そこに山があるから

2008-02-08 19:19:04 | 旅日記
明日から旅に出ます。
「目的地は」と聞かれることが多いのですが、そもそも目的地を持たないのが私の主義になります。決まっているのは汽車で東北を旅することだけ、私の旅はいつもそんなものです。

かつては時刻表と格闘しながら分刻みのスケジュールを立てたこともありましたが、そういう緻密さは年齢とともに失われ、気がつけば風まかせの気楽な旅に変わりました。
変わらないのは、始発列車で旅立ち、日がな一日駆け巡り、最終列車で帰ることだけです。なので、気楽といっても「どこが」と言われてしまいます。私があえて「旅行」という言葉を使わないのは、我々の活動が「旅行」という言葉から連想されるものと大きく違っているからでもあります。

なぜそこまでするのかという問いに対しては、「そこに山があるから」という至上の名言が的確に答えてくれます。いつかは山で死ぬと感じながらも、そこに山があるから登らずにいられないのが山男の性なのだとすれば、見知らぬ土地がそこにあるから向かわずにいられない、それが旅人の性だと私は思います。
明日の朝も早くなるので、独り言は切り上げて早く寝ます。おやすみなさい。

といいたいところですが、これからちょっとした付き合いが。なぜ世の人は宴会を金曜日にやりたがるのかが私にはわかりません。深酒して翌日寝坊すれば、貴重な休日が半日無駄になるわけですから。世間の人に言わせれば、なぜ金曜日に早く帰りたがるかが分からないということのようですが。まあ深酒はしないように気をつけたいと思います。

どうぞ良い週末を…
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