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昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

辺境サイケコンピ・その1

2011-12-29 14:08:58 | 60sジャケ絵日記
今年もそろそろ終わりということで
私が今年ハマった音盤を今回はお送りしたいと思います。

今年の私のマイブームは辺境サイケでした(笑)
ハマったら底なしになるから怖いと思い、
今までずっと避けてきたのですが、
遂に今年この分野に踏み込んでしまいました(笑)

しかも2回に分けての投稿です…(^^ゞ
では、まずアジア系と南米系を。


VA - Thai Pop Spectacular 1960s-1980s


まずはこれ!タイのコンピです。
サイケというよりもタイ歌謡という感じですが(笑)
でも所々にサイケな味付けのアレンジが楽しめます。
それこそ無理矢理サイケにしたような…(笑)
このコンピはDJ入りでラジオ番組みたいな演出になってます。


VA - Those Shocking Shaking Days


インドネシアの70年~78年の曲を集めたコンピです。
こちらのコンピはロック度高い内容ですね。
サイケロックとインドネシアの土着的なものが
上手くミックスされた曲が多いですね。
暑い国ならではの熱いロックがカッコイイ!


VA - Dengue Fever Presents: Electric Cambodia


カンボジアの60年代~70年代初頭のコンピ。
US現行カンボジアン・サイケバンドの
デングフィーバー(大好き!)が選曲。
歌謡サイケという感じなんだけど
揺れに揺れまくったサウンドが妖しさ増幅。
なんせ曲が哀愁あって味わい深いんですよ。
それなのにこんなに妖しいサイケ感!
私的に中毒性のある1枚(笑)
デングフィーバー、グッジョブ!


VA - Psychedelic Pernambuco


ブラジルのアシッドフォーク、サイケコンピ。
Mr.Bongoレーベルのアーティスト中心なので
ルーラ・コルテス関連の曲が多く収録。
むせ返るほど濃厚なアシッド感に覆われた曲多し。


VA- Diggin' Down Argentina


ジャケ、リキテンシュタイン風ですね(笑)
これはアルゼンチンの69年~75年のコンピ。
アルゼンチンはアルメンドラやアルコイリスなどを聞いて
すっかりハマリつつあるんですが
このコンピも見かけたのですかさずゲット!
やっぱ思った通り、味わい深くてロック度高い曲ばかり。
大満足の1枚でした!


VA - Back to Peru


64年~74年のペルーのコンピ。
ペルーもロック度高い曲が多くて私好み。
カッコイイ曲多し!
新たに知った好みなバンドも多くて嬉しい。
私の好きなバンドも多く収録。
トラフィックサウンドやエルポレン、
パックス、テレグラフアベニューが収録されてます。


辺境モノの多くの国は、
厳しい政権によって音楽活動もままならず、
多くの尊い命が喪われてしまったという悲しい過去が…。
そんなことも踏まえて聴くと感慨深さもひとしおです。


タイから
Buppah Saichol - Loob Lor Thom Pai



カンボジアから
Pan Ron - Don't Speak



アルゼンチンのThemを!
Them - Tiempos Cambiantes





The World of OZ (60s UK Psyche)

2011-12-25 23:52:28 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
The World of Oz - s/t


英サイケポップバンド、69年唯一作です。

名前とジャケの通り「オズの魔法使い」をモチーフにした作品。

ファンタジックな世界観に
英国ならではのポップさと愁いを帯びたメロディで
全体的にノスタルジックな雰囲気が漂うといった、
味わい深い作品となってます。

なんせメロディが良いですね。
私的にはとても癒されるノスタルジックポップなのでした。

--- + --- + --- + ---

このバンドのボーカルは
デヴィッド・キュービネック(David Kubinec)。

実は今年(2011年)、彼名義でこの作品の続編が発表されました。
それがこちら。

David Kubinec - Return to The World of OZ


ソロ作品となる2011年作品です。
69年版オズのときの代表曲、The Muffin Manも再録。

なんと1曲目はニューウェーヴみたいな曲でビックリでした(笑)
その後は穏やかなポップソングが並んでます。

…でも…。
どこがオズの魔法使いなのかサッパリ分かりませんでした(爆)
ぜんぜんファンタジックじゃないし…
でも曲自体はとても素敵な穏やかポップなので満足です。
キュビ様(爆)の素敵なポップセンスが分かる作品です。

--- + --- + --- + ---

このキュビ様、70年代にソロでも活動してたそうですが
70年代半ばにはグラムロックもやっていました。
それがこちら。

The Rats - First Long Player Record


1stとなる74年作品です。

私、このバンドがキュビ様のバンドとは全く知らずに
今までずっと聴いてました(爆)

このオズを書こうと思って、キュビ様のことを調べていたら
このバンドの人というのを知ったという…

このバンドはイースト・オブ・エデンの
ジェフ・アレンと一緒にやってたグラムバンド。

ボウイ様とボラン様の良いとこ採りというような
ギターリフ主体のグラムロック!
モロに私好みのグラムバンドです。

まさかこれをキュビ様がやってたとは~!
69年オズと続編を聴いてからこれを聴くと
キュビ様のポップセンスが本当によく分かります。
俄然、キュビ様のことを知りたくなってきました!(笑)
次はソロ作品も是非聴いてみたいです!


The World of OZ - The Muffin Man



David Kubinec - Mankruel



The Rats - Turtle Dove





Merchants of Dream - Strange Night Voyage

2011-12-21 23:18:01 | 60sジャケ絵日記
今日のジャケは
Merchants of Dream - Strange Night Voyage


このジャケ、ちょっとビミョーな絵なんですよね…
一部、拡大してみるとこんな感じ…


…やっぱビミョー?…(爆)

この作品はピーターパンをモチーフにした
サイケポップ/ソフトサイケ作品。
米バンドの69年作品です。

米バンドですが、英サイケからの影響が色濃い
カラフルサイケなサウンドで
サージェント症候群の典型的なバンドという感じ。

ライナーにはサージェント以外では
プリティーズの「SFソロウ」や
ムーディーズの2nd作品「サテンの夜」から
影響を受けているようなことが書いてあります。

作品全体に漂っているチープなB級感も
サイケ好きにとってはこれまた魅力的かも。
少なくとも私はこのB級感が好みでした(笑)

絵本がペラペラとめくられるかの如くな
場面展開がけっこう激しいサイケワールド。

だからなのか散漫とした感じもしますが
ポップでチープな感じが良い味だしてるんですよね。

12曲目「My Magic Boat」は、なんと!
私的にテンション上がる鳥のさえずり&波の音入り!(笑)
個人的にノックアウトな組み合わせです!

My Magic Boat



Alicey




Kensington Market(60s CA Psych)/ Luke Gibson(70s SSW)

2011-12-06 23:44:08 | 60sジャケ絵日記
今日はKensington Marketをご紹介。

1stはこちら。

Kensington Market - Avenue Road


どうです~?寒そうなジャケでしょ?(笑)
今の季節にピッタリな雪ジャケですね。

彼らはカナダ・トロントのバンド。
この作品は彼らの1stとなる68年作品。
プロデューサーはクリームも手がけた
フェリックス・パパラルディ。
彼はその後ハードロックバンドの
マウンテンで活動しましたね。

そんな本作、曲のほうはというと
68年という年代らしく少々サイケ風味なんですけど
カナダのSSWやフォーク勢でよく見られるような
味わい深さも感じられるバンドです。

楽しげでメロディアスなサイケポップもやってますけど
メロウサイケな曲もやってます。

このメロウサイケな曲が本当に素敵なんですよ。
幻想的で深みがあって…!
ストリングスが更に神秘度を増してます。

でも多くの収録曲はサイケポップナンバーです。
のどかでポップ。
どこかノスタルジックなものも感じる作品です。


そして彼らの2ndはこちら

Kensington Market - Aardvark


演劇舞台のイノシシがキュートでしょ?(笑)
こちらの2ndは69年作品。
プロデュースは1stと同じくフェリックス・パパラルディ。
ジャケを見てのとおり、サイケ度が増して
より一層サイケポップな感じとなってます。

曲自体もメロディやアレンジが1stよりも洗練されて
ポップセンスが華開いた感じですね。

どことなしにポール・マッカートニーの
ポップセンスに通じるようなものが
見え隠れしてるようにも思えます。

この2ndでもロックバラードが深みがあって素敵なんですよ。
この物悲しいメロディというのは
やっぱりカナダ人ならではというものなんでしょうか。


そしてこのバンドのリズムギター&バックコーラス担当だった
ルーク・ギブソンのソロ作品がこちら。

Luke Gibson - Another Perfect Day


ホント、ため息が出そうなくらい美しいジャケです!
これはケンジントン関連とは知らず、
このジャケの美しさだけで目が留まったもの。
詳細をよく読んでみたらケンジントンのギタリストと知り、
そのままソッコー入手してしまった1枚です(笑)

この作品は71年作品。
私の大好きなカナダSSW、ブルース・コバーンの所属レーベル、
True North Recordsから出された作品だったそうで。

アコギと歌と控えめなバンド演奏というシンプル構造の作品ですが、
シンプルなだけにスっと心に伝わるものを感じます。
穏やかで味わい深くてとても癒される素敵な作品です。


1stから、Aunt Violet's Knee



2ndから、If It Is Love



ルークのソロから、Hotel




Arthur Lee Harper (Arthur) , US Acid Folk

2011-11-27 19:04:46 | 60sジャケ絵日記
今日ご紹介するのはこちら。
Arthur (Arthur Lee Harper)
- Dreams and Images('68)/ Love Is The Revolution('69)



USフォークSSWの2インCDです。
アーサー名義の1st・68年作と
アーサー・リー・ハーパー名義になった
2nd・69年作をカップリング。


1stとなる作品はこちら。

Arthur - Dreams and Images


この儚さといったらもう…!
軽く音が篭もっていて薄っすらエコーも。
アコギのアルペジオ、控えめな管弦楽器やストリングス、
浮遊感溢れるドリーミーなエレクトリックハープ、
繊細で消え入りそうなアーサーの歌声が重なるといった
涙腺弱くなりそうな要素がそろったドリーミーフォーク。
神秘的な雰囲気で素敵です…!


そして2nd作品はこちら。

Arthur Lee Harper - Love Is The Revolution


2nd「Love Is The Revolution」では
サイケな雰囲気のフォークロック作品になってます。
アーサーの歌声も1stより張りのあるボーカルですが
繊細な雰囲気はそのまま。
曲のほうもフォークロックとは言っても
そんなにロックしてはいないのでアートな雰囲気。
どこかクラシカルな雰囲気も見え隠れする素敵な作品です。


1stから
Sunshine Soldier


2ndから
Flowers After Chilhood