廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 真壁町 紫尾小学校 羽鳥分教場

2018年11月27日 14時24分51秒 | 茨城の廃校
分教場時代の遺構は昭和10年7月の日付が刻された門柱のみ。
しかし、地元に愛されいまだ地域のよりどころになっている様子が見て取れます。

分教場が廃されたのは昭和33年だが
羽鳥分教場跡の記念碑が建立されたのは平成になってからの平成4年。

記念碑には4面にわたって沿革や、
明治から昭和にわたって教鞭をとった先生の思い出などが
事細かに刻されています。
思い出を語った方は平成4年当時もご健在だったのでしょうが、
戦前の話でありかなりのご高齢だったと思われます。

それでも記念碑の建立に力を注いだことを思うと、
いかに地元の方に愛されココロのよりどころだったのかがわかりますね。

羽鳥分教場沿革(記念碑より抜粋)
明治6年4月 羽鳥村に永林寺住職後藤達道氏を觜試補として羽鳥小学校誕生
明治13年4月 羽鳥小学校創立
明治23年4月 紫尾小学校に合併 羽鳥分教場となる
昭和16年4月 紫尾国民学校  羽鳥分教場となる
昭和29年12月 真壁町立紫尾小学校 羽鳥分教場となる
昭和33年4月 羽鳥分教場廃止 真壁小学校へ併合


現存する遺構は門柱のみ






記念碑は4面にわたり沿革や思い出などが刻されている











記念碑の下には植えられて間もないパンジーの花