こんにちは

今日は新製品の告知です
四代目盛平の自信作
茶臼山の穀醬できました!
いわゆる"もろみ"に近いお醤油で、一般に九州のお醤油といわれるような
甘みやとろみがありません

特にお醤油にこだわる方や、料理人の方からとても好評をいただいています

一般の使い醤油として幅広くお使いいただけます
醬(ひしほ)マメ知識
茶臼山の穀醬は「ちゃうすやまのこくひしほ」と読みます

もちろん「ひしほ」と言うのは"ひしお"すなわち発酵調味料のことです。

醤のルーツは中国から
醤油のルーツをたどればキリがありませんが、本来中国から伝わったもので、
もともとは大豆などの穀物ではなく、肉や魚が原料となっていたようです。
というのも、肉や魚を保存するために塩に漬けていたら発酵し、旨味が増していた
ことからつくられるようになったとか。
かの有名な孔子の論語にも「食べ物それぞれに合った醬がなければ食べない」と
記されるほど、中国古来より食に欠かせない調味料だったのがわかります
日本での醬の歴史
さて、日本の醤ですが、こちらも長い歴史を持っています。
なんと、醬のような調味料は「縄文時代」には既にあったといわれています。
この時代の醬は「草・魚・穀物」があったようです。原料に果物や海草までもが
使われていたとはちょっと驚きですよね

科学的に研究がなされていなくても、塩に漬けることで食べ物を長期にわたって
保存して大切に、しかも美味しく食べていた先人の知恵というものはすごいなぁ
とつくづく思います

ただ、本格的に旨味などを追求してつくられるようになったのは、中国などから
製法が伝えられた「大和朝廷時代」以降だとか。
奈良時代には醬院という役所まで設けられ、専門的に製造するようになったという
から驚きです

昔から日本だけではなく、世界中の人が「食事を美味しく食べたい

」
ということに情熱をかけてきたという事ですよね

そして、その精神は受け継がれ、時代が変わった今も変わらず続いている
ということを考えたら、なんだかちょっと感動してしまいました
醤油は貴重な高級食材だった
ちなみに昔、醤油はとっても貴重な高級食材でした。お役人のお給料として
支給されることもあったほど。
醤油のことを「むらさき」と呼びますが、これにはいろいろな説があります。
その一つに、昔「紫」という色はとても高貴な色であったこと、そして醤油は
とても高級品だった事にも関係していると言われます。
関東の煮物が黒い理由
特に関東地方のおもてなし料理がお醤油の色が濃くなるようにつくる事にも
理由があります。
普段は少量(または味噌)で味をつける料理を、お客様のために高級品である
「醤油」をたくさん使っておもてなしをします。という意味が含まれているとか。
特に関西や九州で「は関東の煮物やおだしが真っ黒」だといいますが、
これもおもてなしの心がこもった立派な理由があると思えばなんとなく
親近感がわきますよね

もちろん関西のお醤油には関西の、九州のお醤油には九州の郷土色あふれる
心のこもった理由があるんです

が、それはまた別の機会にと
いうことで・・・(それまでに勉強しなくちゃ


)
と、今日はちょっとマメ知識を話してみました
さて、今日もお仕事がんばりましょ~
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