「カインの傲慢」中山七里
貧困と臓器売買。移植じゃなくて売買。
お金なくて貧困に喘いでいるときに
「ねぇねぇ、臓器ちょうだい、お金あげるよ」って言われたら
お腹を開けることに同意するんだろうか。
いやぁ、それは・・・ないなぁ。
逆にお金払って臓器を手に入れたら、
自分、或いは大切な人の命が救われるならば
さぁ、どうする?
ない、ないと思う。でも、ちょっと前者より難しいぞ。
だって、やっぱり、実際にそうならないと
どれも理想論になりそうだ。
犬養刑事の反応は「そうなの?」と思ったけれど
「やっぱりそうか」とも思う。
難しい問題だ。だから、法改正もムツカシイのだろう。
一瞬、臓器売買の是非を問う感じなるが、
いやいや、違うよそこは!
そこに至るまでの法改正ってのが大事なんだよ。
と事件と倫理と裏切りに振り回された一冊であった。
貧困と臓器売買。移植じゃなくて売買。
お金なくて貧困に喘いでいるときに
「ねぇねぇ、臓器ちょうだい、お金あげるよ」って言われたら
お腹を開けることに同意するんだろうか。
いやぁ、それは・・・ないなぁ。
逆にお金払って臓器を手に入れたら、
自分、或いは大切な人の命が救われるならば
さぁ、どうする?
ない、ないと思う。でも、ちょっと前者より難しいぞ。
だって、やっぱり、実際にそうならないと
どれも理想論になりそうだ。
犬養刑事の反応は「そうなの?」と思ったけれど
「やっぱりそうか」とも思う。
難しい問題だ。だから、法改正もムツカシイのだろう。
一瞬、臓器売買の是非を問う感じなるが、
いやいや、違うよそこは!
そこに至るまでの法改正ってのが大事なんだよ。
と事件と倫理と裏切りに振り回された一冊であった。