「海岸通りポストカードカフェ」 吉野万理子
まだ、メールがなかった頃
私は、結構筆まめだった。
常に、絵はがきと切手を持ち歩き、
何でもないことを書いてはポストに投函。
私の突然の便りにも、
返事を返してくれる人がほとんどだった。
内容は、どうでもいいことだったように思う。
思い出せもしないし。
絵はがきは、神戸の東急ハンズで購入。
当時の、ハンズのバイヤーの人と、多分好みが似ていたのだと思う。
そこに行けば好きなのがみつかった。
今、ポストカードカフェがあったなら
きっと私は絵はがきを送る。
いつか、そこを訪れる自分のために。
やさしいけれど、意外とやさしくないことを突きつけられてる、
そういうお話。
現実にも、容赦ないことは多いけれど、
救われることも多いものな。
そのバランスで生きてるのかも。
この本読んで、思い出したこともう一つ。
私の育った町にも、海岸通りという住所があった。
海辺には多いのかもしれないな。
ついでにもう一つ。
この作者、どこかで見た、と思ったら
「チームふたり」の人なんだ。
子ども達がそれぞれ、小学生の時に読んでいたなぁ、と思いだす。
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海岸通りポストカードカフェ |
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双葉社 |
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チームふたり (学研の新・創作) |
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