息子の高校で保護者会があった。
普段なら、行かないけれど、
なんせ役員様であるので、
保護者会の前に、
先生とのお食事会なんてものに
参加せねばならず、いそいそと行く。
お弁当は美味しくいただいたが、
その後の進路説明会では、
まだ見たことない模試の結果を受け取る。
もう、いろいろ憂鬱過ぎて、居眠りをしてしまう。
幸いにも会場は広く、講堂でも体育館でもないホール。
あまり目立たなかったと思う。ごめんなさい。
クラスに戻っていろいろと話を聞く。
結構な参加率に驚く。
一人のお母さんが
『息子は本はよく読む。小説も漫画もライトノベルも。
ただ、内容はどれも、救いようのない話で、
気が滅入る、こんな話ばかりよんでて大丈夫?と思う。
いかかなもんでしょうか?』ということであった。
私は、心配ではあるかもしれないが、別になんでもいいじゃん、と思う。
親がすすめた本を、素直には読まないだろうと思うし、
ましてや「そんな本読んではいけません」なんて
絶対聞きはしない。
読むことが面白くないことになることが
一番いけないと思う。
本でもなんでも、たくさん読んで、たくさん見て
流行りに偏って、また自分の好きなものに戻ったり
新しく出会ったり、そういうものだと思う。
その彼と、うちの息子は、よく本の貸し借りをしている。
意見を求められたので、
「読まないより読んだほうがいいから、
それでいいと思います」
と、心でぐるぐる思ったことを
短縮して言う。
んー、伝わってないかな。
ま、いっか。
どうせ、読むんだし。