暑くて、うるさくて、静かで、厳か。
宵山の日におこる不思議な出来事。
宵山に関わらず、日本の昔からあるお祭りには
こういうことありそうな気がしてきた。
なにせ、大きなお祭りのない町で育った私。
お祭りに行ったら、人酔いして、
頭痛に悩まされる自分が容易に想像できる。
私にとって、お祭りとはちょっと憧れるけど、
なかなか楽しめないものかもしれない。
さて、お話はどれも、とてもよかった。
「金魚」と「劇場」は面白いし
「回廊」と「迷宮」は怖いけれど、優しい。
「姉妹」と「万華鏡」は可愛らしい。
森見ワールドっていうかんじかしら。
「馬鹿を騙しに出かけよう」という台詞、好き。
私はこれで、お祭り堪能。
テレイドスコープ を覗いてみれば・・・
こんな感じ

![]() | 宵山万華鏡 (集英社文庫 も 29-1) |
森見 登美彦 | |
集英社 |