「天才による凡人のための短歌教室」木下龍也
ご本人は天才ではないと言っていますが
いやぁ、天才でしょ。
天才は凄いです。
凡人は勘違いして天才になれるのではないか
と思ってしまいます。
すぐになれないと気付くのですが。
短歌の面白さと深さが十二分に伝わりました。
伝わり過ぎて、重さに倒れそうになりました。
凄いです。
「君とゆく道は曲がっていてほしい安易に先がみえないように」
「抱きしめきみの内部にたれているつららをひとつひとつ砕くよ」
「茶畑の案山子の首は奪われて月の光のなかの十字架」
「邦題になるとき消えたTHEのような何かがぼくの日々に足りない」
次は歌集を読みたい。