「臨床の砦」夏川草介
コロナウィルスと闘う、医療従事者の
現実と思いをヒシヒシと感じ、
私自身が見ていない、見えていない場所への
想像力の無さに本当に情けなくなってしまった。
緊急事態宣言の中、
テレビでは連日報道されるているのに
正しく理解されていない内容。
外野からは好きなことが言える、
それがたとえ同じ医師という立場の人であっても。
平時にはすぐに対応できる症状にも、
コロナ禍においては慎重にならざる負えない。
発熱外来の長蛇の列。
どれもこれも物語ではない。事実だ。
クルーズ船から感染者を受け入れたときの
恐怖を語る医師の言葉に
本当に長い戦いの始まりだったのだと今更ながら思う。
多くの人に読んでほしい。