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moon

29年

1月1日に仕事をしていて、
あと1時間で帰れる!と思っていたら
能登で地震が起こった。
職場は関西にあるコールセンターだけど、結構揺れた。


そして、とっさに動いたのは
私の上司(女性)

オペレーターに言う
「みんな、電話が入らないようにしてください」
「気分の悪くなった人はいない?」
「今のうちにデスク下にあるヘルメットを確認しましょう」
「家族に連絡を取りたい人はとってください」

この4つを怒鳴るような声でもなく
落ち着いて、みんなに伝える。

カッケーってなった。

多分、だからみんな落ち着いていられたんだろうなって思う。

携帯持ち込み禁止なので控室へ行く人もいる。
その間に別拠点のセンターに、電話そっちで頑張ってとってね
って伝える。

回線を開く前には
その日の責任者が
「余震がきたら机の下に入ってください。
 電話の途中でもかまいません。
 気分が悪くなったら教えてください」

そういう感じだった。

そして、5時をすぎるとシフト通りオペレーターは帰ってゆく。
元日だものねぇ。

だがしかし、ここから電話は増える。
5時までオペレーターのサポートをして、
もうほとんど、お屠蘇気分だった私は
そこから2時間半、怒涛の如く鳴る電話をとる。

という日だった。

そして、

映像を見るのが辛い、
申し訳ない。
直視できないでいる。

なんというのか、建物の崩れ方とかが
あまりにも阪神大震災に似ている。
辛い。

でも、本当につらいのは
被災者だからな。
そうだからな。
わかっているか、私。


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