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 ゛足元゛の「国の光」資源調査

2007-01-21 21:45:37 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0110_edited  昨年から、新伊予市の地域資源調査のために伊予・中山・双海を歩きまわっている。調査メンバーは、文化財保護など歴史・文化関係者や市の観光担当者。゛足元゛を調査し、「誇り」となる観光・文化資源の再発見と活用方法を考えようと、市民と行政との協働の作業である。それぞれの地域には、固有の自然的条件や景観、歴史的建造物などの歴史・文化資源、産業や生活文化などが多様に組み合わされた独自の「らしさ」がある。これまで観光というと、集客のためのイベントやポスター・パンフをつくることと勘違いしている向きもある。「国の光」、地域で形づくられた文物・風光や暮らしよさを゛観る゛ことが本来の「観光」。「国の光」である地域資源の現状を調査し、維持・活用をどうするか、ここが問われている。

Img_0068_edited  新年早々から、450をこえる地域資源カードを整理し、「いーよ88」のエリア・ポイントにまとめる編集にとりかかっている。風景・景観価値、歴史・文化価値、地域共感度、公開度、保存活用などのものさしで、地域の「誇り」と「宝」に新しい光を当てたいと思う。これはまた、過疎化によって地域の「国の光」が急速に摩滅・損失することへの警鐘、対策づくりへの第一歩でもある。写真は、中山町永木地区の茅葺お堂、泉地区の脇本陣・旧玉井家の御成門。いずれも地域固有の歴史を語りかける。