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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

社長の煩悩

2009-11-25 20:38:31 | 日々随想
やっつけた


溜まっていた請求書やら見積書を
ようやく 全部 作成した
つーか 5ヶ月溜め込んでたし…


ハンコを たくさん押した ペタペタペタ
今 数えてみたら 全部で108回…
おいおい 煩悩じゃないんだからさ
朱肉が乾燥するかと思ったぜ


社長になった気分だった
というか 一応 社長か
社員 いないけど…


ああ 書類仕事さえなければ
調律師は 本当に いい仕事なんだけどなー


事務員がいればなー
大嫌いな 電話とか 書類作成 
やってくれるんだろーなー


でもなー 
そうすると 事務員と マメに連絡とらなくちゃいけないしなー 
それも キツいよなー


明日 51枚の書類を渡す仕事先に行くんだけれど
担当者と会うと きっと 怒られるから
わざわざ 速達で 送っちゃったよ イヒヒ


っあ あああ 愚かだ… 今 気がついた
速達だと 明日 届くワケだから
会場で 会うかも知れないんだ…


うん そうだ
明日は 変装して行こう
もっとも僕らしくない格好をして行こう


ffを諦めて 

2009-11-24 23:00:34 | 日々随想
友人が工房に立ち寄った
四国の土産と 
僕の作業の 進捗具合のチェックと


「うーん けっこう 弾くの難しいですね」


うん 僕も悩んでいた
フォルテッシモを 優先してたから
ピアニッシモとフォルテの間が コントロールできないんだ


彼と 久しぶりに マジメな話と
馬鹿話に興じてから
彼は 突然 讃岐うどんを食べに 去っていった


それから ツメを全部 入れ替えた
フォルテッシモを 諦めた
彼の演奏を聴きながら ようやく決心がついた


安定感の無さと 低音に まだ課題があるけど
強弱ジャックの方向は ようやく着地点を見つけた


気がつけば 22時を過ぎていて
それでも いろんな曲を弾いてみた
音が出ると 楽器は 面白い


ペダルを踏んで ピアニッシモのチェンバロは
想像以上に 美しかった
フォルテッシモを諦めて きっと よかった

クレ

2009-11-23 17:44:37 | 日々随想
とんでもない手紙が来た
今更 はぁああ?


お客さんが 入らないと
全く関係ない 調律のギャラを
平気で値切る


使う楽器を変えると
平気で ドタキャンしてくる


ふうん


快く承諾して
当日に 忌引きしよう
なんてたって 皆勤だし

991122

2009-11-22 22:39:54 | 日々随想
十年前の今日
亡くなった パイオニアチェンバリストの
追悼イベント


彼女が 日本で最後にコンサートした楽器
本番で 理解不能なトラブルに遭って
僕は ドイツでの生涯最後のリサイタルに同行した


十年前のドイツで
彼女を 呪ったし 怒ったし キレた


でも 今でも 彼女を尊敬しているのは
先生が 最後まで 自分の生き方を 生き抜いたから


自覚していたであろう ラスト・リサイタルを終えて
先生は ささやかな打ち上げのテーブルで
初めて 大きく泣いた


ふうん


僕は 人間的に
どんなに 摩擦があって
ケンカしていても 音楽家を尊敬している


十年前の先生も そうだった
今夜の演奏家も 昨年 断絶した人だったけど
音楽する姿に 偽りは無い


先生 
俺 正しいとは思ってないけど 
そんなに 間違ってますか?


あの楽器 もう 大丈夫なんですよ
十年前の春 あの楽器が あんなにトラブらなかったら
俺 先生とドイツ 行ったりしませんでしたから


俺 尊敬すると 絶対なんです
その人間が どんだけ嫌いでも
いい音楽されると 感動するんです


音楽は ズルいです


音楽に逢わなければ
僕の人生は もっと 幸福だったと思う
音楽がなければ
僕の人生は 存在しなかったと思う

赤いタヌキ

2009-11-21 21:06:01 | 日々随想
今朝 グランドに行ったら
タヌキがいた


弱っていた
数十匹のカラスに
いじめられていた


チームの仲間が
何度も カラスを 追っ払って
助けていた


少し 暖かくなって
タヌキが 動きだした


タヌキは チームのベンチに やってきて
メンバーの靴を 食べ始めた
その靴は カラスを 追っ払ってくれた人のものだった…


午後 さいたまスタジアムに行った


1-0 先制点は レッズ
1-1 あらら 追いつかれる
1-2 まさかの逆転
2-2 おおお 同点に追いついた もう 残り10分くらい
3-2 ロスタイムで 奇跡の逆転勝利!


スポーツと 音楽は
時間という軸が 凄く重心になっていて
だから 最後 というフレーズの時間帯は 意味が大きくなる


今 僕は ボヘミヤーンが
とてもサマになるくらい 声帯は破損し 
脳内の毛細血管は ところどころ破壊されている


もしも 心臓に持病があったら
今日の午後 僕は発作で死んでいただろう
それくらい 魂と肉体全体で 発狂しながら感動した