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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

たまゆら

2009-06-25 20:50:49 | 響々詩想
「たまゆら」                詩・曲 anonymous


透明な嘘をついても プリズムで疑うから
バラバラにほどかれたまま 散らかった真実

弛み無い時間は まるで つるつるな上り坂
追求めるのを緩めただけで どこまでも墜ちていく

心の密度までも 意地悪な反比例
小さくなってゆくのに 重くなって 痛み出して

さよならなんて 笑っても言えるけど あまりにくっつくから 
飲み込めずに 吐き出せずに 鮮やかに疼いてゆく

さよならの意味は 分かっているけど こんなに尖ってるから 
飲み込まずに 吐き出さずに 少しずつ刺さってゆく



まだ温かい記憶を冷まして 思い出に固まるまで
あとどれくらい 新鮮な無垢を 糊塗りするのだろう

幸せから たったひとつの はじめを失くしてしまえば
辛くなると 気付いた時は いつだって遅すぎる

疲れた独楽のように 大きくぶれて回る
全てを失うまで 止められない 揺れる重心

ありがとなんて 笑っても言えるけど あまりにピリオド過ぎて 
飲み込めずに 吐き出せずに 鮮やかに歪んでゆく

ありがとの意味は 分かっているけど こんなに虚しいから 
飲み込まずに 吐き出さずに 少しずつ融けてゆく

さよならなんて 笑っても言えるけど あまりにくっつくから 
飲み込めずに 吐き出せずに 鮮やかに疼いてゆく

ことほぎの香り

2009-06-24 22:19:08 | 日々随想
人間の霊性を調律する人に逢った


僕の弱さは 生まれついたもので 治らないらしい
でも 彼女は それを「優しさ」という言葉で表現してくれた
そして 僕は かなり女性っぽいらしい


ふぅん


もっと 人と接するように
もっと 人に甘えるように
もっと 自分の確信に自信をもつように


ふぅん


悪い霊に 影響を受け易いらしい
かなり 独特な人間らしい
美を追求するべき人らしい


ふぅん


僕は 諦めるべきものと
もっと 努力するべきものと
勘違いしていたものが 整理できた


楽器が 調律されると
こんな気持ちなのかなって
初めて そんなことを考えた


御礼を言って おいとました

汗は嘘をつかない

2009-06-23 22:05:47 | 日々随想
久しぶりに ランニングを再開した
少し慣れてきたのに ふた月も 時間が空くと
すっかり きつすぎる10キロ


暑さに慣れたいのと 時間の節約の為に
ジムでなく 近くの川の土手を走る
最寄の橋から 次の橋まで ちょうど1キロ


オヘソより 高くなった 逞しい雑草達を
刈り取る車が 斜面を ゆっくり進んでいた
まるで バリカンみたいに 雑草は刈り込まれていく


僕が 近づくたびに 芝刈り機は 速度を緩める
凄いホコリを 撒き散らすから
通り過ぎる人がいると 作業を小さくしてくれる


2度目の通過の時 それが分かったから
3度目からは 軽く お辞儀をした
おじさんも お辞儀をしてくれた


うまく発汗できない体になっているから
明日も 頑張って 走ろう
体が慣れてくれば 汗は サラサラになっていく


でも それまで やる気が続くか 心配だ
明日は 反対の土手で 作業をしてるのかな
明日会ったら 最初から 挨拶をしよう

ソウルの虚

2009-06-22 21:46:26 | 旅々愁想
帰ってきた


楽しかった


友人には たくさん 気を使わせてしまった
イヤな思いも させてしまった
その お陰で 僕は ただ 楽しかった


でも やはり 人と一緒に生きるというのは
大変なことなんだなあと 実感した
僕は どうやって 家族と生きてたんだろう


さ 静かな日々に帰ってきた
溜まった洗濯物と 違和感を
すっきりと 洗ってしまおう

ソウルの罠

2009-06-21 16:50:30 | 旅々愁想
観光旅行では やはり 言葉は上達しない
友人とは 日本語を しゃべり続けてるし
タクシーや 買い物以外では
ほとんど 現地の人と会話する機会もない


だからだろうか


もう四日目だというのに
まだ なんだか ソウルに来た実感がなくて
ただ 酔っ払って はしゃいでるだけ


仕事だと とにかく 自力で移動しなければいけないし
お客さんと しゃべらなければいけないし
だから 三日目には 韓国耳になってゆく


その 非日常な緊張が 最近のソウルのイメージで
今回みたいに 普段着の心のまま 国だけ変わっても
なんだか 自宅で映画を見ている程度の違和感しか 生じない


でも きっと 知らないうちに
たくさん 今まで知らなかったコトを
吸収してるんだと思う


いつだって 帰国して しばらくして
そうした蓄積に 驚いたりする


さ 最後の晩餐だ!