400年前の 古民家というから
バロック時代であり 江戸時代の建築なワケで
その佇まいは 幽婉で 幽韻で
真っ黒にくすんだ 柱と梁は
幾つもの 魂の誕生と終焉を 吸い込んできただろうし
真っ直ぐに 天に向う樹々は
幾つもの 天変地異を 凌いできたことだろう
時間には 勝てない
重ねられたものでも 廃れていくものでも
時間は 瞬間の連続でしかないのだけれど
瞬間の堆積は 命あるのものは 適わない
地元の農家が作ったという
有機栽培の野菜を 中餉に馳走になる
自由な食材に 溢れた現代であるが
結局 昔の人の方が
おいしいモノを 食べていたんだなと思う
空と山だけの風景から
都会へ 戻ってくる 車の窓から
賑やか過ぎて 目が疲れることを知った
失ったものを 知らないほうが
人間は ひらべったく生きられるのかも知れない
失ったことを 知らないほうが
人間は なだらかに生きられるのかも知れない
バロック時代であり 江戸時代の建築なワケで
その佇まいは 幽婉で 幽韻で
真っ黒にくすんだ 柱と梁は
幾つもの 魂の誕生と終焉を 吸い込んできただろうし
真っ直ぐに 天に向う樹々は
幾つもの 天変地異を 凌いできたことだろう
時間には 勝てない
重ねられたものでも 廃れていくものでも
時間は 瞬間の連続でしかないのだけれど
瞬間の堆積は 命あるのものは 適わない
地元の農家が作ったという
有機栽培の野菜を 中餉に馳走になる
自由な食材に 溢れた現代であるが
結局 昔の人の方が
おいしいモノを 食べていたんだなと思う
空と山だけの風景から
都会へ 戻ってくる 車の窓から
賑やか過ぎて 目が疲れることを知った
失ったものを 知らないほうが
人間は ひらべったく生きられるのかも知れない
失ったことを 知らないほうが
人間は なだらかに生きられるのかも知れない