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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

ミラミシミラソ♯

2009-05-12 23:53:15 | 日々随想
今日も 彼は 作業の帰りに寄ってくれた
産声を上げた 新しい楽器を ペロペロ弾きながら
「今までで 一番 チェンバロっぽい音がしてるじゃないですか!」


B型というのは 得てして率直なカタマリだ
相手が どう思うか なんて考えずに 正直に感想を言ってくれる
その言葉が 辛くても 嬉しくても とりあえず信用できる


チェンバロっぽい というのは 僕の中では敗北である
いつも 彼に チェンバロっぽくない と 言わせてきただけに
今回は どうやら 平凡な響きに聴こえたようだ


それでも 僕等は はしゃぎながら
ダンパーの無い 海原のような響きの楽器で
いろんな曲を弾いて 楽しんだ


キューピークッキングのテーマの コツは
最後の半音階の下降を 指で押さえたまま弾くと
あの 不思議な響きになることも知り 大いに盛り上る


ミ ラ ミ シ ミ ラ ソ♯


JRの どっかの駅の メロディーなんだけど
『これさ 本番調律終わったら 弾いてみようかな』
ということで 調を変えたり テンポを変えたり


じゃ 休憩調律の 最初と最後には
ウインドウズの 開始と終了の メロディーにするか
相変わらず アホくさいネタで盛り上る 530コンビ


1時間以上 彼と遊んで 
「じゃあ 帰ります! 今夜は カレーなんです」
そう言いながら 帰っていった


新しい楽器は 
こんなふうに 僕以外の人に 弾かれたのは 彼が最初になって
僕の曲以外で 最初に弾かれたのは キューピーやJR


ま グレるなよ


ヴォイシングをしながら 時々 ミラミシミラソ♯
目が疲れたら 時々 ミラミシミラソ♯
生まれたばかりの楽器には コレが何の曲か わからないだろうな・・・


スタガリングまで合わせて
ダンパーを入れれば 
メカニックは 完成!


でも その後に 塗装が・・・