11日木曜日に六本木ヒルズで行われた『ワルキューレ』のプレミア試写会に行ってきました。
試写会の前のレッドカーペットでトム&ケイティは2時間もファンサービスをしたそうですが、ケイティまでファンサービスって・・・と思いつつ、でもケイティがいなかったらちょっと寂しいレッドカーペットだったかも。いつもTVで見た通りのトムに対して、その日初披露というロングヘアのウィッグをつけたケイティはいつもよりずっとゴージャス!結婚して以来すっかり輝きを失っちゃったって思ったけど、やっぱりキレイな人なんですよね。ただ、トーン低めの声で笑みを浮かべつつファンサービスをしてる姿は、なんていうか、「お人形」みたい。意思が無さそうっていうか、すごく無機質な感じがして。
そんなことを考えていたら、試写会開始。
司会の女性がいきなり「皆さんはいいですねー。ここは温かいですから」と。それって外では寒い中2時間もレッドカーペットやって大変だったんですよ、と言いたいのかしら。そんなこと言われても、ねぇ。とちょっと盛り下がったところでトム登場。
ダブルのスーツを着たトム。
なんだか痩せてスッキリした印象(顔はちょっとシワっぽいんだけど)。一時「奇行」が話題になったりしてたけど、全然そんなこともなく、落ち着いた話しぶりとファンサービスの良さはさすが。ハリウッド俳優の中でも、ああいう場慣れしてるという点ではトップクラスのサービスができる人じゃないかと。
撮影中の話や、映画についての話をして舞台挨拶は5分ほどで終了。
爽やかに帰っていきました。
次の日トムは大阪へ、ケイティ&スリちゃんは上野動物園に行ったそうですね。母娘でゆったりと過ごしていたそうです。
で、肝心の映画ですが。
実話なんだそうです。Tomが演じた「シュタウフェンベルク大佐」の重要な台詞は本当に話された言葉、周りにいた人々のシチュエーション、場所、飛行機も本物だそうです。
たった一人の人間が人々の精神を支配することが、どんなに恐ろしいことか。この映画ではそうやって支配された人々がどうやって行動して何をするのか、が描かれています。
人間て恐ろしい。
トムは「この映画をぜひ観て欲しい。そして今後絶対こういうことが起こらないようにしなければならない」と話してました。
本当にそう思います。
「ハリウッドだ」とか「80億円かけた」とか「Tomの新作」とか、そういうものをとっぱらって観るといいかなと。それには少し浅すぎるかもしれないけど。
ワルキューレ