
今回のロンドン、1つ目のGIGはPrimal Scream。
イギリスでPrimal Screamを観る、というのは一つの夢だったので、今回それが叶って本当に嬉しかったです。この後ライヴはインストアも含め3つ観たのですが、ロンドンに関しては私はPrimal Screamがベストでした。
6時45分にドアオープンでサポートアクトの開演時間が7時半。
私が着いたのは7時15分頃だったのですが、着いてみるとアリーナ部分はガラガラ。状況がよく把握できなくて、アリーナに入る時にちょっとボーっとしてたら係員さんに「大丈夫?」と聞かれてしまいました(笑)。
とにかくガラガラで最前列も真ん中は埋まっているものの、Barrieの前ならまだ余裕で確保できる状況で、まぁせっかくだからと最前列に陣取りました。
この夜のサポートはEcho & the Bunnymen。Noel的にはこの夜のラインアップがベストだったとか。
私は残念ながら名前は知っていたものの曲は全く知らなかったのですが、それでも聴き入るほどのかっこよさ。恐らく1時間はやっていたと思いますが、その間に客席も埋まり一安心。
Echo & the Bunnymenが終わった後、20分程でPrimal仕様のステージのセッティング完了。
途中のサウンドチェックで、目の前にあったBarrieのアンプから響き渡るギターの音が爆音過ぎて、これはやばい・・・とちょっと不安に。
そしてTeenage Cancer Trustの活動を紹介するビデオが上映され、終わるとステージ上には関係者が登場。更にビデオでコメントをしていた女の子の手を引いて現れたのはNoel!あんなに近くでNoelを見たのは初めてなので、感激でしたね~。
女の子が挨拶を終えると今度はNoelがPrimalについて紹介。その時の動画が。
YT【NOEL GALLAGHER INTRODUCES PRIMAL SCREAM @ TCT GIG, ROYAL ALB】
そしてPrimal Scream登場!オープニングは新曲『2013』。
昨年のRocksでは『2012』というタイトルでやはりオープニングを飾ったこの曲は、最新アルバムの1曲目を飾るだけあって、観客の高揚感をジワジワと上げていくには最高の曲ですね。フルバージョンは9分ですが、Vinylバージョンでした。
オープニングに相応しい『2013』の後には、いきなりの『Swastika Eyes』。
これまで日本で観てきたGIGであれば中盤以降に登場する印象が多かったし、この曲をここでこのタイミングで聴けるとはと感激。ただやはりあまりにも出だしだったので、会場が盛り上がりきれなかった印象です。『Swastika Eyes』なのに。でもバンドの演奏が完璧で攻めのPrimal Screamで加速していく感じが最高でした。
そして3曲目は『Movin' on up』。
この夜のライヴで観客を含め一気に盛り上がったのがこの3曲目でした。演奏が始まった瞬間、歓声と共にみんなが立ち上がり思い思いに踊りだすのは本当に良い風景。観客がみんな幸せそうで、またBobbyが時折見せる笑顔が本当に幸せそうなんですよね。この夜のBobby、何度かこの幸せそうな笑顔を見せてました。
RO69の児島さんがレポでこの曲以降「アルバートホール全体がアシッド・ハウス・クラブみたいだった」と書いていらっしゃいましたが、本当にそんな感じ。
『Trip Inside~』の後は大好きな『Damaged』。
この曲は本当に大好きなんですよね。切ないメロディーに乗せて歌うBobbyがいつもセクシーで、曲の雰囲気が本当によく似合ってて。いつもウットリ聴いてしまいます。今回はあの近さで聴けたので、これまた本当に最高の時間でした。
その後は新作から3曲。『It's ok, it's alright』はこの時が初披露だったのですが、『Come Together』などに通じるPrimal節といった、会場を良い具合に踊らせる曲。途中「U LALA」という歌詞があって、それをBobbyが観客に歌うよう促すんですが、観客はなかなか歌わず・・・ちょっと寂しい感じでした。あとどのタイミングかを忘れてしまったのですが、BobbyがMCで「いろいろあるけど、It's ok, it's alrightだよ」と言っていて、少しウルっと来ました。
その後『Culturecide』という曲は、これまたギターが効いてカッコ良かったですね~。
そして『Shoot Speed~』、Bobbyが「Noelに」と言って始まった『Come Together』、『Country Girl』で合唱して踊りまくり本編終了。
アンコールもお馴染みの曲が並び、最後はもう一度『2013』で〆。
あっという間の1時間半でした。
今回初めてPrimalをイギリスで見て思ったのは、会場が本当に良い雰囲気だなということで。観客の年齢層は若い人から60過ぎであろう人までと幅広かったんですが、アリーナからてっぺんまでがみんなが思い思いに踊ってて、Primalの音楽の元に自由で幸せな時間を共有してる感じが本当に素敵でした。
観客を煽るBobbyがまた、観客も思わずその雰囲気に乗ってしまう包容力というか頼りがいのあるというか、上手く表現する言葉が思い浮かばないんですけど。でもゆったりとした動きながらあの鋭い眼光で見つめられたら、もう催眠術みたいなもので、ふらふらと立ち上がり踊りだしてしまいますよね。という現象をこのライヴでたくさん目撃しました(笑)。
あとゆっくりBarrieのギタープレイが見られたのも良かったです。ただBarrieのギターはうっかりすると余りにも華麗なプレーに見入り過ぎて他を見逃してしまうんですよね~。相変わらず素敵でした。
あ、でも途中でドラムとマイクスタンドの間に入り込んでしまい、マイクスタンドが肩にかけて倒れてきたせいでまったく身動きが取れなくなり、スタッフに救出されてました。その後も激しいプレーでギターにコードが巻きつきまたもやスタッフに救出され(笑)。照れ笑いをする姿が可愛かったです。
Simoneは思ってた以上に女子でした。小さくて華奢で、Barrieと並ぶと思わず「可愛い~」となってしまう。ベースは、普通かなぁ・・・。あまり主張してこない感じですが、まだ加入して1年も経ってないので、これからどうなるか楽しみです。
そういえばRocksが中止になってしまいましたね。
このイベントにはずっとPrimal Screamの名前が挙げられてきたので、こんなことになって本当に申し訳ないし、悲しいです。
[setlist]
2013
Swastika Eyes
Movin’ On Up
Trip Inside This House
Damaged
Relativity
It’s Alright, It’s OK
Culturecide
Shoot Speed Kill Light
Come Together
Country Girl
I’m Losing More Than I’ll Ever Have
Loaded
Jailbird
Rocks
2013
LIFE AT THE HALL【Teenage Cancer Trust – Day 3: Primal Scream make their Hall debut】
NME【Primal Scream unveil new songs at Teenage Cancer Trust gig】
...hang the dj【Primal Scream - Live in London】
The Guardian【Primal Scream – review】
Clash Music【Primal Scream - Live At Royal Albert Hall, London】
[pics]
GLAMOUR【Bobby Gillespie performs with Primal Scream for Teenage Cancer Trust】
[video]
YT【Teenage Cancer Trust at the Royal Albert Hall Day 3 Primal Scream】
YT【PRIMAL SCREAM 'COME TOGETHER' FULL VERSION EPIC!! @ TCT GIG】
YT【PRIMAL SCREAM '2013' PLAYING FIRST TIME TCT GIG @ ROYAL ALBERT HALL, LONDON 2013】
YT【PRIMAL SCREAM 'RELATIVITY' NEW TRACK @ TCT GIG ROYAL ALBERT HALL, LONDON 21.03.13】
YT【PRIMAL SCREAM 'IT'S ALRIGHT, IT'S OK' NEW TRACK @ TCT GIG ROYAL ALBERT HALL, LONDON 21.03.13】