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途中、マラソンの応援もしながら
3/1、私が向かった先は
『滋賀会館シネマホール』でした。
第81回米アカデミー賞
外国語映画賞受賞の「おくりびと」
が2/24から上映されているのです。
←劇場ポスターから
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□ □ □
インドの旅の体験と『納棺夫日記』で知った
第三者が初対面の死者の旅立ちを手伝う納棺の世界。
それが、きっかけとなってこの映画の企画に繋がった・・・
と本木雅弘さんの談話としてパンフにありました。
私は、義母が亡くなった時に初めて見た
納棺師の方の仕事や生と死の世界が向かいあって
いるかのようなガンジスの川辺を
時折思い出しながら映画をみました。
その時の納棺師の方は女性で華奢な方でした。
私たち嫁よりも近いところで母に寄り添い、
最後の世話をしてくれる様子に感謝と
もしかした嫉妬のようなものを含んだ
不思議な想いを感じたのを覚えています。
今の私の心にかなり痛い、主人公の夢の挫折&失職、
家族や友人の無理解・偏見・・・、
いろいろな生き方や考え方が織り込まれた
ストーリーのテーマはけっして軽くはないのですが
自然な笑いを引き出され、最後には大泣き。
なのに不思議と一夜明けると、気持ちの澱が流れ出た
かのような爽やかさが残っています。
登場人物がみんなやさしくて、暖かくて。。。
強くて。。。
たぶん、そのおかげで人間の生きていく上での
寂しさ・厳しさみたいなものを
目の前に繰り拡げられても、
「いろいろとあるけど・・・わるくないなぁ。。。」
・・・とおもえます。
気持ちのいいラストでした。
長谷川等伯の『松林図』のようなオープニングの映像、
暗い川でのびてしまった蛸、明るい川原・・・
ケニア製のゆったりした椅子に座り語り合う夫婦・・・
時折反芻するように思い浮かべる映画のシーンが
また幾つか増えました。
入場整理券では補助席のはずが、案内の人に
「あそこ、空いてます」と案内していただいて
前列中央に座ったラッキーな私。
苦手な行列に並んでも、観にいってよかったです♪
観にいこうかなぁ、と思ってくださった方、ポチぷりーず♪^^
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