ドーハ空港出口付近の天井とディスプレー。
旅の10日目、10/24。
深夜の2時~3時頃・・・
今頃は、関空に向かうQR802便で
目を閉じようとしているはずの時間。。。
疲れ切った面持ちで、夫婦2組、個人×2とガイドさんの
7名で、カタール航空が手配したドーハのホテルからの
送迎バスを待つ。
最初に、カタールのスタッフから直に
「ダブルブッキングで席がないんです。
イスタンブールの空港スタッフがどう言ったとしても、
団体旅行のメンバーでも、ないものはないんです。
ホテルとお食事を用意して、お金も200ドル上げます。
カタール航空としては、そうできるだけです。」と
言われた時のショックといったら。
しかも、次の便は翌日の同じ深夜01:35発。
ガイドさんが、一緒に残ってくれると知ってからは
開き直ったものの、先に飛行機に乗った他の
30名も、さぞかし驚いただろう。。。
ホテルのナイトマネージャらしき人に質問して、
食事だけでなく飲み物も、レストランでも
部屋の冷蔵庫のものでもオールフリー。
トランクが来たら、部屋まで届けるし
翌日の夜まで、チェックアウトは心配せず
部屋をつかっていい、と聞いて初めて
安心する。
部屋に置いてあった雑誌。この通りの夜景が・・・
憔悴しきった目にも、来る途中の夜景がすごかったのだけど・・・
とにかくお風呂に入って、寝る。
そして、
悪夢のような夜が明け、カーテンを開けた時飛び込んだ景色。
観た途端、体力のバッテリーがチャージされた。
そして、トルコの8日間をいっきに
取り戻せるような質量のバイキング。
魚介類が、豊富にあったのが特にうれしかった。
恥ずかしいほど、生気を取り戻す。
あのまま、ボロボロで飛行機に乗るより、
ここでゆっくりできたのはラッキーだったことに気づく。
RETAJ AL RAYYAN HOTEL。
夜はわからなかったけれど、
外に出て振り返ると、素敵なホテルだった。
(ホテルの窓に、周囲の高層ビルが映っている。)
ただ、海沿いは周囲に政府機関の建物が多く、いろいろ厳しい。
これを写すことすら、ガードマンが車で
やってきてやんわり叱られた。
外国でカメラ撮影は要注意なのに。
(つかまらなくてよかった。また、帰国が延びてしまう。)
その後も、懲りずに並びにあった
日本大使館のガードマンさんに
日本人ですけど、ここだけでもだめですか?
・・・と聞いたらわらいながら
「あなたがどこの人でもダメなんですよ。」
と、断られてしまった。
それでも、海岸はヒルトンのプライベートビーチに出てみる。
ぶらぶら。ぶらぶら。
+ + +
あとは、部屋でハリウッド映画のビデオをみたり、
オットさんと4ケタの数字あてゲームをしたり、
うとうとしたり、
降ってわいたカタールの1日を
あっという間に消化してしまった。
ドーハの空港の大きなクマのぬいぐるみ。頭のちょんまげはライト。
空港に着くと、昨晩は剣もほろろだった空港スタッフが
ドーハを楽しめましたか?と聞いてきた。
昨夜の高飛車な言い方を思い出すと別人。
もともと、綺麗な人なので笑顔はかわいい。
そっけなく、「ホテルは悪くなかった。」とこたえたら
「覚えていますか?わたし、昨夜も居た私ですよ。」と笑ってる。
仕事柄、面倒はきっぱり避けるけど、
この笑顔が、彼女の本来の性格なのだろう。。。
さぁ、今日こそ帰れる。