上京区に(財)手織技術振興財団
織成館という
「西陣織屋建」を生かしたミュージアムのような所がある。
いちど訪ねて見たいと思っていたのだけれど、会長に連れられ
店のスタッフと出かけることになった。
(上記の特別展開催中~11/20)
四季の時候にあわせた衣裳や小物や、
上七軒の雰囲気を伝える溝縁ひろし氏の
ミニ写真展もよかったけれど、「
渡文」初代当主の店兼住まいであったという
建物も見ごたえがあった。
他には、
日本刺繍、江戸小紋、京友禅、墨流し、京友禅悉皆、
五人の匠の作品を拝見しながら説明を受けたり、
刺繍の館等も見学。
この狩野芳崖『悲母観音』が刺繍ですよ。@@
大きなプールで実際のきものを染めながら、
説明してくれた『墨流し』は
見ごたえがありましたが・・・・
染め上がったところで、防染のため伏せる部分を
一部伏せもれてしまったことが発覚。
・・・皆かたまる。
「あとで、とります。落とせますから・・・。」
とおっしゃっていたけれど・・・さぞかし、手間だろう。
無事、染め上った物はデザインによりこのように絵が
加えられたりするものもある。
この仕上がりを計算にいれて、水の上に墨流しが描かれ
伸子張りされた反物を一気に浸して表面に写される。
たまたま、失敗を目の当たりにしてしまったけれど・・・
手仕事は、すごい。
刺繍の館と
織成館は、一般の方の見学OK。
キモノを着ての観光コースに取り入れられてはいかがでしょう?