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気の向くままに。。。 ダンス・バレエの関連トピックが一番多いかも。 by nao@momojrt020327

ジルヴェスター2008 & ニューイヤー2009 コンサート

2009年01月05日 | Concerts
もしかして、ご覧いただいている希少な方々・・・ 明けましておめでとうございます!!

この年末年始はジルヴェスター(ドイツ語で大晦日の意)やニューイヤー・コンサートを堪能しました。ライブで観たのは東急ジルベスターコンサートだけでしたが、つまらない年末年始の特番番組を見るよりは録画でもこういったものを見るのも良いものですね。歳をとったのかなぁ~。

まずは、

東急ジルベスターコンサート2008-2009
12/31(水)23:30-00:45 テレビ東京
指揮:井上道義
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

1. バレエ「くるみ割り人形」から「ロシアの踊り」(チャイコフスキー)
2. ラプソディー・イン・ブルー(ガーシュイン)
 ピアノ:小曽根真
 バレエ:上野水香
3. オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)
 ソプラノ:森麻季
4. インプロヴィゼーション
 ピアノ:小曽根真

5. バレエ「ロミオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャピュレット家」(プロコフィエフ)
6. ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
 スケート:荒川静香
7. 「ジャズ組曲」より「ワルツ第2番」(ショスタコーヴィチ)
 バレエ:上野水香、高岸直樹

エンディング:「海を越えた握手」(スーザ)


初めて観ましたが、それなりにおもしろかった!カウントダウンはどきどきしました。新年になる瞬間に曲を終わらせなくてはいけないというカウントダウンです。指揮者はタイマーを持っているようですが、実際にはなかなか難しいですよね。ライブなだけに。そういう意味では今年はちょっと失敗。最後のジャン!がはみ出しちゃいました。が、許容範囲でしょう。

カウントダウンの曲では、舞台奥のステージでは上野水香さんが踊りました。このために高岸さんが振り付けたのだそう。実際の舞台よりお化粧が自然で赤いドレスが良く似合っていて、とても素敵でした。が、肝心の踊りは、カウントダウンが気になって観ていられませんでした!!ちょっともったいない!

別会場で生中継で荒川静香さんがスケートで踊るというのもありましたが、イナバウアーもやってくれたりして、踊りはとても素敵でしたが、会場が別なだけになんだか唐突な印象。

唐突と言えば、西村雅彦さんの司会も滑ってましたねー。もうちょっと普通で良かったのにね。アナウンサーさんはよくフォローしていてえらかったです。

このカウントダウンは病み付きになりそう♪これからは毎年これだわん♪


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジルヴェスター・コンサート 2008


1. キューバ序曲 ( ガーシュウィン作曲 )
2. 弦楽のためのアダージョ ( バーバー作曲 )
3. 「アメリカの古い歌」
   1. 船頭の踊り
   2. ちらし
   3. 遠い昔
   4. ささやかな贈り物
   5. ねこを買ってきた ( コープランド作曲 )
4. 高速機械で早乗り (Short Ride in a fast machine)   ( ジョン・アダムス作曲 )
5. 「星空に消えて」 から 「星空に消えて」 ( ワイル作曲 )
6. 歌劇「ポーギーとベス」 から
   「サマータイム」 ( ガーシュウィン作曲 )
7. 歌劇「ポーギーとベス」 から
   「ベスよ お前はおれのもの」 ( ガーシュウィン作曲 )
8. 「パリのアメリカ人」 ( ガーシュウィン作曲 )

ソプラノ : ポリーヌ・マレファンヌ (5~7曲目)
バリトン : トーマス・クヴァストホフ (3, 7曲目)
管弦楽 : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指 揮 : サイモン・ラトル


感動しました。

録画していたので、3日になって食事の支度をしながら流し見するつもりで再生を始めたら画面に釘付けに。

冒頭にスピーチをするために出てきたトーマス・クヴァストホフの姿を見て正直びっくり。短い手、低いというか明らかに障害のある身長。しかし、歌声を聴いてその歌声の美しさ、力強さにさらにびっくり。

声楽家にはうといので、全然知らなかったのですが、クヴァストホフはドイツ最高権威のアルバム賞であるエコー賞と二度のグラミー賞を受賞した世界最高レベルのベースバリトンなのでした。サリドマイドによる障害を持って生まれたのですが、天賦の才能と両親の愛と信頼によって、世界でも有数のバリトンとして成功を収めることができたそうです。

トークも結構お上手らしいのですが、ライブ中継で同時通訳が入らなかったため理解できなかったのが残念。再放送の時に訳をつけますみたいなテロップが (-"-)でましたけど。ウィーン・フィルほど人気がないせいでしょうか?再放送観てやる~

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤー・コンサート 2009


- 第1部 -
1. 喜歌劇「ベネチアの一夜」 序曲 [ベルリン版] ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
2. ワルツ「東洋のおとぎ話」 作品444 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
3. アンネン・ポルカ 作品117 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
4. 速達ポルカ 作品159 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
5. ワルツ「南国のばら」 作品388   ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
6. ポルカ「百発百中」 作品326 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
 
- 第2部 -
1. 喜歌劇「ジプシー男爵」 序曲 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
2. 喜歌劇「ジプシー男爵」 入場行進曲 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
3. 宝のワルツ 作品418 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
4. スペイン風ワルツ ( ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲 )
5. ザンパのギャロップ 作品62a ( ヨハン・シュトラウス父 作曲 )
6. アレクサンドリーネ・ポルカ 作品198 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
7. ポルカ「雷鳴と電光」 作品324 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
8. ワルツ「天体の音楽」 作品235 ( ヨーゼフ・シュトラウス作曲 )
9. ポルカ「ハンガリー万歳」 作品332 ( ヨハン・シュトラウス作曲 )
10. 交響曲第45番「告別」 から 第4楽章 ( ヨーゼフ・ハイドン作曲 )

管弦楽 : ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指 揮 : ダニエル・バレンボイム


第2部の宝のワルツではバレエの映像が流れますが、マラーホフが出てきてびっくり。振り付けを担当したそうです。その後、ポルカ「ハンガリー万歳」でもバレエ映像が。曲目にはないのですがラストでの「美しき青きドナウ」は男女3人ずつの子供が背中に羽をつけた衣装で、最初は会場の廊下で?最後は実際に会場の中に入ってきて踊ります。まぁ~みんなほんとに美形でスタイルばっちり・・・将来のスター候補たちですね。

プログラムの最後の曲はいつも何かしら趣向がこらされるということですが、今年のハイドンの「告別」は、そもそも領主の都合で家族と別れて仕事をさせられている楽団員の不満を上手く伝えるために楽団長ハイドンが考えた演出・・・ということで、楽曲の最後になると一人また一人と演奏家が去っていき、最後に指揮者一人になる、という趣向。それらしく、次々と演奏順を終えた楽団員たちが楽器抱えて本当に出て行っちゃいます。指揮者のバレンボイムが最後に残った2人のヴァイオリンの一人の横に座って、頭をよしよししたりして「君は行かないよね」みたいな。でも、演奏が終わると彼も申し訳なさそうに行っちゃいました(笑)。結局一人取り残されたバレンボイム。悲しそうな表情で会場を笑わせてました。

さて、ベルリンとウィーン・フィルはまだじっくり観ていないので、追々また録画を観て堪能しようと思います。

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