ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

実験動物とその命について

2006-01-05 | Weblog
朝日新聞によると、迷い犬を実験動物として引き渡す自治体が減ってきているとの事である。そもそも不要な動物実験を減らした事で、実験動物が激変している。そこへ持ってきて、迷い犬の処分について考え方を改めた自治体が多くなってきているという。実験に必要な動物は、そのために繁殖したものを使っていると書かれていた。
しかし、「不要な動物実験を減らしたため、実験動物が激変した」っていうことは、今までは一体どれだけ「不要な動物実験」をしてきたのかしら?まったく知らない世界だし、私は大の動物好き。そして化学や医学にめっぽう弱い私や周囲の人々である。内部情報が皆無である。私と来たら、あたまから「不要な動物の死は避けているのだろう」と思い込んでいた。・・・が、そうなったのはごく最近らしい。まだ不要な動物実験が従来どおり行われているところもあるかも知れない。実態はどうなのだろう。
それに、実験用に繁殖させた動物なら使って良いかどうかというと・・・。うううんん・・・・困ったなあ。最新の化学や医学のために、今の段階では動物実験が欠かせないのは分かる。生きるため、食べるために牛や豚などの命をもらっているのも分かる。決してペットの豚を食べているわけではない。食べるためには、そのために繁殖した豚を殺して食べている。実験動物については、それと同じという事だろう。
しかし・・・。

戌年にあたって新聞の小さい記事があったが、それを読んで考え込んでしまった私である。

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2 コメント

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誰の権威で命を奪うのか? (Take)
2006-01-10 15:23:13
種を滅ぼしてはいけない、と躍起になる人たちがいます。それはある意味正論で、人が海を汚したことでジュゴンが絶滅に瀕してはいけないと思いますが、その人たちもコレラ菌は抹殺すべきだと言う訳ですよね。

ジュゴンとコレラ菌の違いは何かと言うと、人に対して如何に有益が有害かと言う一面を人が独断と偏見で判断しているからだと思います。

動物実験も人の生存のための細菌消毒もある意味同じなんですよね。

そうした中でしか生きられない、生存の裏には多くの犠牲があることを感じ、いつも感謝することしか僕らには出来ないような気がします。

ちなみに僕も大学時代は結構ラットの生命を奪いました。
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確かに・・・ (ももママ)
2006-01-16 21:04:32
>ジュゴンとコレラ菌の違い・・・

そこまで考えていませんでした。深く考えると命の重みや種の絶滅にまで広がりますね。そして、生存の裏には多くの犠牲があることを真摯に受け止めたいです。

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