ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ジュリー。ザ・タイガース解散とPYG時代

2009-01-23 | Weblog
さて、ザ・タイガースからトッポが抜けた後、シローがアメリカから呼び戻されて後釜に座ります。ザ・タイガース自体の人気はさほど衰えていなかったけれど、GSブームが去って、解散となります。ピーはこの時点で芸能界から姿を消し、京都に帰り大学受験。その後慶応義塾高校の漢文の先生になってしまいました。

解散直前のザ・タイガースはたぶん人間関係が複雑になり、雰囲気が悪くなっていたのではないかしら?事務所側はたぶん、ジュリーをメインに据えた興行を考えていたのだろうし、他のメンバーにもそれぞれファンがいたし才能のある彼らにもそれぞれ自負があったのだと思います。この時点で、ジュリーはソロで歌いたいという考えなかったのに・・・です。美貌と音楽的センス、そして異常なほどの人気があったジュリーの存在は、グループを解散に追い込むような勢いがあったのかもしれないと今になって、思ってしまう私です。

さて、メンバーはそれぞれその後を考えていました。タローは自分のバンドを作っていますし、シローはブレッド&バターに合流し、その後タレントとして活躍します。ジュリーとシローはPYGに・・・



「自由に愛して歩いて」です。
PYGはスーパーバンドですね。今聞いても格好良い!すごく良い!

でも、当時中学生だった私には理解できなかったみたいです。聞いた覚えはあるけど、ちっとも魅力的じゃなかった。私はやっぱりザ・タイガースの女の子であって、ミリタリールックや格好良い衣装を着てめかしこんだ、綺麗な彼らが好きだったのですね。PYGはもっと大人の雰囲気でした。雑誌に掲載されているブロマイドも、もはや「そろいの衣装」なんか着ていない。それぞれの個性に合わせた別々の服を着ているのですから・・・。何しろ、個性豊かなメンバーでした。スパイダースから井上堯之、大野克夫、テンプターズから萩原健一と大口広司、そしてサリーにジュリー。なのですから・・・。

しかし、本格的なロックバンドを目指したのにもかかわらず、私だけでなく他のファンたちはついていかなかったのですね。ジュリーファンとショーケンファンが衝突したり、渡辺プロダクション所属のロックバンド・・・という「矛盾」がバッシングの対象になったとのことです。このあたりは子どもだった私には分からなかったことですが、当時は学生運動がまだまだ盛んな時代であり、ロックは反体制の象徴でした。渡辺プロダクション所属では「体制の犬」と批判されるわけですね。

折りしも、ショーケンが役者として成功し始めたためにPYGは、このメンバーでの活動が実質的に難しくなり、ジュリーもソロ活動を始めます。井上堯之バンドが彼をささえ、PYGは正式な解散をしないまま挫折してしまうのでした。残念でしたね。

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2 コメント

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PYG~ (cyaz)
2009-01-26 12:35:57
ももママさん、こんにちは^^
PYGはジュリーやショーケンに代表された当時のアイドル系を脱却してとても音楽性に富んだバンドでした。実際自分たちもコピーしていた時代がありますから。ジュリー、ショーケンのその後の役者人生はともかく井上堯之氏までが役者として映画に登場したのには参りましたけど(笑)
関係ないですが、元スパイダースのかまやつさんにはよく銀座で見かけますよ(笑) 但し、早朝ですが!
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知る人ぞ知るPYG (ももママ)
2009-01-26 22:35:07
>cyazさん
本格的ロックバンドが理解できなかった私なので、何もいえませんが、ヒット曲に恵まれず長く活動できなかったPYGは、「知る人ぞ知るスーパーバンド」です。

かまやつさん・・・素敵ですよね。
早朝から出歩くのは、やはり年齢のためでしょうか?
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