ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

CSI:NY 2 1話 「灼熱の街」(1/6放映)

2007-01-09 | 海外テレビドラマ
髪の長い女がホテルのベッドに横たわる。身じろぎもしない。しかし、やがて動き出すので死体ではない事が分かる。傍らにはタトゥーのある男がいて、女から「もう帰っていいわよ」と告げられる。エキサイティングな街・NYで繰り広げられる犯罪を科学的に捜査するCSI・第二シリーズの冒頭である。
女はクライマーがホテルの向い側の超高層ビルを上っているのを発見する。そしてあわてて電話を掛け始める。クライマーは転落して死亡。落ちるはずのないクライマーが何故落ちたのか?事件はここから始まった。
超高層ビルの事故現場34階のオフィスから、そのオフィスの主、ディラードの死体が発見される。ビジネスパートナーのビショップはディラードが殺されたと知っても動揺しない。アシスタントのアダムは、彼が嫌われていたと言う。クライマーが最後にいた窓の部屋から銃を撃った痕跡や、被害者ともうひとりの男の血を吸った蚊が発見される。多分、血を吸われたのは犯人だ。
ステラは、800万ドル相当のダイヤでできたブラジャーを身につけて殺された男の事件を捜査することになった。男は宝石デザイナーのウィットマン・クライスだ。
一方、エイデンは1年半前のレイプ事件の解決に躍起になっている。被害者のレジーナ・ボーエンはまた同じ犯人から被害を受けたと訴えている。しかし、同じ男からレイプされているという証拠を探し出すことが出来るのか?

今回は第二シリーズの初回という事で、スペシャル版。2回目との続き物になっている。が、それはアメリカのドラマのこと。本来1回ごとに事件は終結を見て、視聴者は来週まで犯人が分からないというジレンマには置かれない。ということで、ディラード殺人事件と、クライス殺人事件は、犯人が判明する。クライマー死亡はショッキングだが、単なるつかみではないことが最後に分かるという、仕掛けが凝っている。どこからどこにつながるのか?
検視官だったシェルドン・ホークスが、第二シリーズからは現場の捜査官に移動。念願がかなった形だが、地下のラボで死体を相手にしていたときとは勝手が違う。戸惑うホークスだ。しかし、さすが優秀な彼のこと、観察眼が鋭い。超高層ビルのオフィスに一匹の蚊がいることに気が付く。ニューヨークの夏は蒸し暑い。その街で、雑多な人々が集まり、彼らの欲望が渦巻く。当然犯罪も起こるのだ。演じるビル・ハーパーはインテリな黒人。しかし、ラボでチマチマと検視していたのは、ただのハンサムで軟弱な眼鏡男子ではない。アメリカの俳優らしくきっちり身体も作りこんでいて、シンプルなTシャツ姿がよく似合う。
一匹の蚊が吸った微量の血液から、DNAを取り出す事ができる科学技術に感嘆する。そんな最先端捜査をスタイリッシュに描くこのシリーズは、とても魅力的だ。今後も、どんな最新鋭の機械が駆使されていくのか、楽しみだ。
しかしエイデンの一件で、やはり科学捜査とは言え、生身の人間が行うものである事も目の前に突きつけられる。この件は次回まで続く。エイデンはどう動く?


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