私が1月から6月までの間に観た映画を独断と偏見で並べてみました。みなさんは、それぞれの映画について、どう思われましたか?観た直後としばらく経ってからでは感想がすっかり変わっていることもあり、かなりテキトーですが楽しみながらベスト10をつけました。もし良かったら、コメントをくださいね!
1.ミリオンダラー・ベイビー
満足度:9点、お勧め度:9点
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンの3人ともがこれ以上ないというキャスティングで、最高の演技を見せてくれた。脚本も欲張りすぎず地に足をつけているし、音楽とのバランスも良い。胸に染みる切ない物語。マイナス要因は、あまりに最後が悲しかったから。
2.Ray/レイ
満足度:9点、お勧め度:8点
ジェイミー・フォックスという俳優の存在と、彼の努力がもたらした成功作。稀有の天才・レイ・チャールズを演じられるのは彼だけ。物まねとの批判もあるが、レイの人生の影の部分にも触れ、奥行きのある映画になった。あの時代に黒人で盲目というハンディを負って生きた、生身の男の物語がリアルに迫ってきた。数々の名曲にも助けられ、胸がいっぱい。涙があふれて止まらない。
3.バタフライ・エフェクト
満足度:8点、お勧め度:8点
アシュトン・カッチャーが初々しく魅力的なのがプラス要因。しかし日本では知られていないことがマイナス要因。脚本は緻密にできていて大変優秀。こういう映画は好み。サプライズが次々と目の前に繰り広げられる。しかし、理解できないタイプの人もいるはず。
4.キングダム・オブ・ヘブン
満足度:9点、お勧め度:7点
個人的な満足度は高い。何しろオーランド・ブルームが主役を勤め、美しく凛々しい姿を見せてくれた。脇役も光っている。十字軍の物語を通して反戦のメッセージも素晴らしく、画像的にも中東の風物や戦闘場面が見事だった。しかし、日本人には分かりにくく、地味すぎるし、テーマが盛りだくさんで絞りきれていない。個人的には中途半端なハッピーエンドが残念だった。
5.ミスター・インクレディブル
満足度:8点、お勧め度:7点
ドライな笑いとスピード感あふれる、超アメリカ的アニメ。レトロ風の味付けのある近未来が魅力。頭が薄くなりすっかり太ってしまった元ヒーローに共感。こんなアニメは、大人が楽しんじゃうぞ。
6.コーラス
満足度:7点、お勧め度:7点
フランス映画。(出資の関係で、本国では「国産」と認められなかったらしいが)画面がキレイで音楽がきれい。少年のまっすぐな瞳がキレイで、先生役のジェラール・ジェニョが上手い。これ以上、何を望むのか。可愛いペピノが忘れられない。(つれて帰りたいくらい)
7.ネバーランド
満足度:7点、お勧め度:7点
ジョニー・デップの演技と美しい英国が目玉。ケイト・ウィンスレットは、未亡人で3人も子どもがいる老け役だったがこんな役の方が向いている。派手な顔立ちだからどうやってもやつれ切らない。Jデップがスコットランド風の英語をしゃべっていたそうだが、分からなくて残念。子役に涙をそそられる。(反則!笑)傷ついた心の再生というテーマだと思うが、一般的には受け取りにくいかも。
8.アビエイター
満足度:8点、お勧め度6点
レオナルド・デカプリオとケイト・ブランシェットの熱演。前半は豪華絢爛な古き良きハリウッドの再現だが、後半の辛い人生の対比が衝撃的。強迫神経症という病の名前さえなかった当時なので、痛ましいとしか言えない。レオナルド・デカプリオの悲しいほどの童顔が残念だったのと、一緒に神経症になってしまいそうな人もいて、お勧め度は低め。
9.宇宙戦争
満足度:8点、お勧め度6点
スピルバーグが非友好的な異星人を描いた。恐怖の演出は抜群である。はっきり、「怖い」と言える。トム・クルーズも悪くないが、何しろダコタ・ファニングの演技が驚異的。ティム・ロビンスもすごい。原作に忠実な結末は賛否両論なのと、宣伝で前面に出していた「家族愛」が描き切れなかったのでは・・・というのがマイナス要因。
10.Shall we dance?
満足度:6.5点、お勧め度:7.5点
とにかく楽しめること保障つき。デートには最適かも。リチャード・ギアが格好良すぎるのが減点の要因。しかし、タキシードにバラの花1本持って現れるシーンは、彼でなくてはならない。原作が日本製だというのも、プラス。
次点.戦争の始め方
満足度:7.5点、お勧め度:5点
ピューリツァー賞フィクション部門受賞、辛口ギャグ満載の反戦映画。ベルリンの壁崩壊直前、西ベルリンに駐屯する米軍基地を舞台にホアキン・フェニックスが怪演している。皮肉がきつすぎて受け付けない人がいるところがマイナス。
期待はずれ
1.北の零年
吉永小百合と渡辺謙に頼りすぎ。確かに二人は上手いが吉永小百合の実年齢を考えると夫婦役は無理がある。脇役も主役級をそろえているにも関わらず生かせていない。脚本も矛盾があり、ご都合主義。人物の描かれ方がステレオタイプ。「お涙頂戴」もいただけない。多額の予算を投じて駄作を作った感じ。良い印象が残ったのは石橋蓮司の演技と、北海道の景色の美しさくらいか?
2.阿修羅城の瞳
市川染五郎のファンには堪らない映画。しかし、そうでない人には・・・?
ヒットした舞台の映画化だが、舞台が素晴らしかったらしいことだけはとてもよく分かる。CGがお粗末で衣装の発想が安易なのもいただけない。宮沢りえは、着物の着こなしが美しく、じゅばん姿ですそを少し乱しながら走って逃げる姿も様になっていてこれからも楽しみな女優である。
3.フォーガットン
何しろ結末がすごすぎる。見終わったときにがっくり来て無口になる人がいるだろう。私は個人的に嫌いじゃないが、一般的にはダメダメ映画の部類。しかし、ジュリアン・ムーアは上手い。おかげでB級映画にならずに済んだ。
仕掛けにびっくりさせられ、後で「こんな結末でエエんかい、ホンマに~」と突っ込むのが、お勧めの楽しみ方。
1.ミリオンダラー・ベイビー
満足度:9点、お勧め度:9点
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンの3人ともがこれ以上ないというキャスティングで、最高の演技を見せてくれた。脚本も欲張りすぎず地に足をつけているし、音楽とのバランスも良い。胸に染みる切ない物語。マイナス要因は、あまりに最後が悲しかったから。
2.Ray/レイ
満足度:9点、お勧め度:8点
ジェイミー・フォックスという俳優の存在と、彼の努力がもたらした成功作。稀有の天才・レイ・チャールズを演じられるのは彼だけ。物まねとの批判もあるが、レイの人生の影の部分にも触れ、奥行きのある映画になった。あの時代に黒人で盲目というハンディを負って生きた、生身の男の物語がリアルに迫ってきた。数々の名曲にも助けられ、胸がいっぱい。涙があふれて止まらない。
3.バタフライ・エフェクト
満足度:8点、お勧め度:8点
アシュトン・カッチャーが初々しく魅力的なのがプラス要因。しかし日本では知られていないことがマイナス要因。脚本は緻密にできていて大変優秀。こういう映画は好み。サプライズが次々と目の前に繰り広げられる。しかし、理解できないタイプの人もいるはず。
4.キングダム・オブ・ヘブン
満足度:9点、お勧め度:7点
個人的な満足度は高い。何しろオーランド・ブルームが主役を勤め、美しく凛々しい姿を見せてくれた。脇役も光っている。十字軍の物語を通して反戦のメッセージも素晴らしく、画像的にも中東の風物や戦闘場面が見事だった。しかし、日本人には分かりにくく、地味すぎるし、テーマが盛りだくさんで絞りきれていない。個人的には中途半端なハッピーエンドが残念だった。
5.ミスター・インクレディブル
満足度:8点、お勧め度:7点
ドライな笑いとスピード感あふれる、超アメリカ的アニメ。レトロ風の味付けのある近未来が魅力。頭が薄くなりすっかり太ってしまった元ヒーローに共感。こんなアニメは、大人が楽しんじゃうぞ。
6.コーラス
満足度:7点、お勧め度:7点
フランス映画。(出資の関係で、本国では「国産」と認められなかったらしいが)画面がキレイで音楽がきれい。少年のまっすぐな瞳がキレイで、先生役のジェラール・ジェニョが上手い。これ以上、何を望むのか。可愛いペピノが忘れられない。(つれて帰りたいくらい)
7.ネバーランド
満足度:7点、お勧め度:7点
ジョニー・デップの演技と美しい英国が目玉。ケイト・ウィンスレットは、未亡人で3人も子どもがいる老け役だったがこんな役の方が向いている。派手な顔立ちだからどうやってもやつれ切らない。Jデップがスコットランド風の英語をしゃべっていたそうだが、分からなくて残念。子役に涙をそそられる。(反則!笑)傷ついた心の再生というテーマだと思うが、一般的には受け取りにくいかも。
8.アビエイター
満足度:8点、お勧め度6点
レオナルド・デカプリオとケイト・ブランシェットの熱演。前半は豪華絢爛な古き良きハリウッドの再現だが、後半の辛い人生の対比が衝撃的。強迫神経症という病の名前さえなかった当時なので、痛ましいとしか言えない。レオナルド・デカプリオの悲しいほどの童顔が残念だったのと、一緒に神経症になってしまいそうな人もいて、お勧め度は低め。
9.宇宙戦争
満足度:8点、お勧め度6点
スピルバーグが非友好的な異星人を描いた。恐怖の演出は抜群である。はっきり、「怖い」と言える。トム・クルーズも悪くないが、何しろダコタ・ファニングの演技が驚異的。ティム・ロビンスもすごい。原作に忠実な結末は賛否両論なのと、宣伝で前面に出していた「家族愛」が描き切れなかったのでは・・・というのがマイナス要因。
10.Shall we dance?
満足度:6.5点、お勧め度:7.5点
とにかく楽しめること保障つき。デートには最適かも。リチャード・ギアが格好良すぎるのが減点の要因。しかし、タキシードにバラの花1本持って現れるシーンは、彼でなくてはならない。原作が日本製だというのも、プラス。
次点.戦争の始め方
満足度:7.5点、お勧め度:5点
ピューリツァー賞フィクション部門受賞、辛口ギャグ満載の反戦映画。ベルリンの壁崩壊直前、西ベルリンに駐屯する米軍基地を舞台にホアキン・フェニックスが怪演している。皮肉がきつすぎて受け付けない人がいるところがマイナス。
期待はずれ
1.北の零年
吉永小百合と渡辺謙に頼りすぎ。確かに二人は上手いが吉永小百合の実年齢を考えると夫婦役は無理がある。脇役も主役級をそろえているにも関わらず生かせていない。脚本も矛盾があり、ご都合主義。人物の描かれ方がステレオタイプ。「お涙頂戴」もいただけない。多額の予算を投じて駄作を作った感じ。良い印象が残ったのは石橋蓮司の演技と、北海道の景色の美しさくらいか?
2.阿修羅城の瞳
市川染五郎のファンには堪らない映画。しかし、そうでない人には・・・?
ヒットした舞台の映画化だが、舞台が素晴らしかったらしいことだけはとてもよく分かる。CGがお粗末で衣装の発想が安易なのもいただけない。宮沢りえは、着物の着こなしが美しく、じゅばん姿ですそを少し乱しながら走って逃げる姿も様になっていてこれからも楽しみな女優である。
3.フォーガットン
何しろ結末がすごすぎる。見終わったときにがっくり来て無口になる人がいるだろう。私は個人的に嫌いじゃないが、一般的にはダメダメ映画の部類。しかし、ジュリアン・ムーアは上手い。おかげでB級映画にならずに済んだ。
仕掛けにびっくりさせられ、後で「こんな結末でエエんかい、ホンマに~」と突っ込むのが、お勧めの楽しみ方。
1 ミリオンダラーベイビー
2 電車男
3 キングダムオブへブン
ももままさんの書かれたほかの上位では 8.9.10 見ただけです。
さー 後半に入りますね。
第一弾は スタウォーズです。いつ見に行こうかな?
コメントありがとうございます。ミリオンダラーベイビーがtopって、気が合いましたね!
観たときに感動して、あとから色々考えさせられる中身の濃い映画でした。俳優も超一流。これ見よがしにお金をかけていないところも好みでした。
私は半年に23本も映画館で観てしまいました。こんなの生まれて初めてです。
かなりたまっているので、失礼かと思いますが少しずつお返事させていただいておりますのでよろしくお願いします。
ベスト10拝見いたしました。
僕のベスト10でランクインさせた「バタフライ・エフェクト」と「宇宙戦争」が入っていたのでうれしかったです。
他人に勧める度合いも「なるほど」といった感じです。僕のはあくまでも「個人的趣味」に徹しましたから。他人には薦められません(^^;
そうそう、個人的趣味と一般的に勧められるかは、ちょっとズレがありますよね。私は全体的にハリウッド大作より少し癖のある作品や、ヨーロッパ物が好きです。でも、ハリウッド娯楽ものも捨てがたい。ここでいつも悩みます。
お気に召した映画を「期待はずれ」と書いてしまいごめんなさいね。ベスト10に対してワースト3とは書いていませんので勘弁してください。あくまで、私が期待して観にいったのに期待はずれだったという意味です。