ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

紀元前1万年

2008-05-11 | 映画 か行
ローランド・エメリッヒ監督が自由奔放に紀元前1万年前の世界を描く。愛のために命をかける若者。迫力あるCG画面と分かりやすいストーリー展開が、安心して楽しめる娯楽作になっています。

2008年 アメリカ アドベンチャー、ファンタジー
2008年5月9日 ワーナーマイカル・シネマ新百合ヶ丘
監督 ローランド・エメリッヒ(デイ・アフター・トゥモロー、エンディペンデンス・デイ)
出演 スティーブン・スレイト、カミーラ・ベル
(出演作品などは私が観たものに限る)

紀元前1万年の昔、父親が部族を離れていったデレーは裏切り者の息子を言われることもあったが、たくましく育ち、立派な若者になっていた。英雄が青い目の子どもと結ばれるという予言があり、幼馴染の美しいエバレットはその青い目から、予言の子どもといわれていた。そして、マンモス狩りで「ひとりでマンモスを倒した」とのことで、デレーは部族の若きリーダーとしてエバレットを自分のものにできることとなったが、自分では実力ではないと思っていた。そこへよその部族が現れ、エバレットたちをさらっていってしまう。デレーは仲間と共に、彼女たちを救う旅に出る。過酷な旅の果てに見たのは、巨大なピラミッドとそれを作るために過酷な労働を科せられている奴隷たちだった。

評判の通り、マンモスの場面はさほど多くなくて、部族間の争いがメインテーマになっています。予告編の作り方を考えて欲しいなあと思ってしまいます。予告編だけ観て、実に来た人は予想と違うのでがっかりしたり、逆にこういう物語が好みの人は観に来ないかも・・・?
まあ、全体的に言って娯楽作として楽に楽しめる映画としては、なかなか良かったです。さほど多くないとはいえマンモスのCGは良くできていて迫力があり、そのほかにもサーベルタイガー、恐鳥など、恐ろしいけれど今はない猛獣たちが、生き生きとそして、画面狭しと暴れ、吼え、襲ってきます。古代の人々はたいした武器もないのに必死で逃げたり戦ったりしています。デレーたちも、槍くらいしか武器がありません。それでもそんな世界に生きていくしかない、サバイバルなのですね。
エバレットは、あまりにも他の人たちと顔立ちが違うのですが、まあ、そこはお話。集まって来た他の部族も近くに住んでいる割には、あまりにも文化も種族も違ってちょっと不自然なのですが、そこも多めに見ましょう。そして、あんな巨大なピラミッドがあるというのもおかしいと思えますが、時代は資料もない紀元前1万年前という設定です。何でもありってことでしょう。(笑)突っ込みどころは満載ですが、単純なストーリー展開と分かりやすさ、迫力ある画面と各種族の衣装や化粧なども面白かったです。
過激な残酷シーンもなくて家族連れでも楽しめるし、安心な一作と言えるでしょう。
追記:映画のジャンルを冒頭部分にいつも書いていますが、SFと書けずに悩んでいました。あまりに史実から離れているので・・・。で、ファンタジーとしてみました。これなら、私的に納得です。(笑)


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2 コメント

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こんにちは♪ (ミチ)
2008-05-13 19:09:12
そうですよね、あまりにも史実と違う気がして意識をチェンジしなくてはいけませんでした。
子供が見てもオッケーですけど、実際にこういう歴史があったと思い込んだら怖いかも~。
たしかにファンタジーというジャンルの方が納得できるような気がしますわ♪
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ミチさんへ (ももママ)
2008-05-15 09:37:26
ね?ファンタジーというジャンルの方が絶対納得ですよね。でも、ご指摘の通り誤解する子どもが続出しないために「これは史実とは違います」というクレジット出さないといけないかな?
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