ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ラストサムライ

2005-03-26 | 映画 や行ら行わ行
ハリウッド製時代劇。トム・クルーズ主演と渡辺謙のアカデミー賞助演男優賞ノミネートが話題になった、超大作。

2003年 アメリカ アクション 
2005年3月25日 VTR(WOWOW)
監督 エドワード・ズウィック
製作 エドワード・ズィック、トム・クルーズ
出演 トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪

オールグレン大佐(トム・クルーズ)は南北戦争で活躍したが、先住民族征伐に心傷つき、酒びたりになった。そんなときに、大金を積んで日本から洋式の軍隊を作る手助けをして欲しいと請われる。そして明治政府に対する反乱軍を指揮する勝元(渡辺謙)と出会い、サムライの魂に心酔する。

ロードショーを観にいったときはタダ券を教会のM姉からいただき、一緒に行ったHちゃんが某ルートからプログラムを入手してくれたという豪華な「ご招待モード」だった。(一体だれに招待されたのか?こんなこと初めてだった。)そのためか、最初からテンションが高く、日本映画ではありえない制作費をつぎ込んだ大作に目がくらんだのか、評価も甘めに付いちゃったかな?という気がした。・・・というのは、今回テレビで観たためもあって、何となく違和感があったのである。

筋立てからして、明治政府のお雇い外人がたくさんいたことは事実であるが、実際の人物取材した訳でもないらしく、リアリティーがない。吉野の里に政府に対する反乱軍がいるというのも不自然。その他、細かいところでは桜の花の時期に田植えをしているとか、縁側でお茶を立てているとか、武士の妻であるたか(小雪)の髪形が丸髷ではないとか、変なことだらけ。それでも、今までのハリウッド映画だと、中国とごっちゃになっていたり、着物の打ち合わせが逆だったりと興ざめなことの連発だったから「まし」と思うべきなのだろうなぁ。

しかしあくまでアメリカ人から観た「サムライ」なのだから大目に見ようと割り切ると、相当に点数が上がってくることは確かである。何しろ、「チャンバラ」の迫力がすごいし。トムは筋肉もりもりに身体を作っているし、武道特有の「空気」すら自分のものにした。渡辺謙と真田広之は一世一代の大舞台ということで、気合の入った演技を見せてくれた。日本でも切られ役専門でセリフもない役ばかりしてきた福本清三は、ましてそうであろう。武士の妻がありえな~いって感じだが、小雪のしっとりとした雰囲気もgood

画像は、トム・クルーズともも嬢のツーショット!


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