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M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

Boulevard C90

2006-09-03 22:37:19 | Motorcycle/Touring
8月のRLCミーティングの時に2005年モデルに試乗させてもらいました。

その時のインプレッションは、サスはダンピングが効いて、段差で跳ねてもぴたっと収まります。ただし、コーナーリングで今まではフロントブレーキでサスをグッと縮めて伸びる瞬間にコーナーに入って後輪に駆動を掛け、クルッと向きを変える感じでしたが、乗り方を変える必要がありそうな感覚でした。

ブレーキはやっと意識しなくても普通に効くようになってきたという感じです。ブレーキは効き、ストッピングパワーそして、ベーパロックの発生とLCのウィークポイントの一つでその事はメーカーも重々承知のはず。LCの2000年モデルからはフロントデュアル、リア穴あきに仕様変更されました。キャリパー(多分NISSIN)も4ポッドの新型で他の機種からの流用でしょうが(LCはガンマ時代のもの)ストッピングパワーも向上しているでしょう。フロント、リアは共通のパッドが使えそうでこれは良い慣習と思います。

特に気に入ったのはシフトタッチ。ストロークが短くなり、ガシャではなくカチッと入ります(4cm位から2cmになった感じ)。シフトリンケージの取り回しは変更がないので、内部の遊びが詰められているのかも。

シートは少し薄く小さく(タンデムシートとの間に隙間あり)なりました。座ると1/3位余ってしまうLCの長大なシートもそれはそれで中々気にはいっていましたが、このC90のシートは腰がありしっかり体重を受け止めてくれます。リアシートも前下がりが無くなりブレーキングでもパッセンジャーが前にずれる事が少なくなったようです。

それからエンジンの回転が滑らかで、下から開けてもスナッチ無しに付いて来ます。もっともこれは58千キロの私のと比べたらですが・・・少し出力特性を変えて、下からのトルクの出方を弄ってあるかもしれません。オーナーの話では燃費も良好な様で、22.5km/l位走る時もあるようです。インジェクションは始動性も良さそうですし、気圧(海抜)の変化にも柔軟性があると思っています。(LCは海抜の高い別宅付近≒700~1500mに持ち込んだらアフターファィアの発生頻度が上昇)

細かい所では、メーターパネルにあるマルチ液晶表示が燃料計、デュアルトリップ、オド、時計となりました。但しワーニングランプ類は小さくなり、ウインカー、ニュートラルランプは少し見辛くなりました。米国仕様の逆輸入なのでスピードメーターはマイル/キロメーター併記となっています。
ウインカーステーも兄弟車同様に短い物になり、好ましい変更です。一方LCの特徴の一つであったライト周囲のプレート(FLSTL風)が無くなり、代わりにフロントウインカーステーホルダーの立ち上がりが上方まで延びています。

ハンドルの形状は少し低くバーエンドが手前に入り込んでいる感じで、LCに慣れた私には、若干違和感がありましたが、これは慣れや好みの範囲でしょう。

RLCメンバーの中でも既に2名がLCからC90に乗り換え実施。確かに着実に進歩しており、装備と価格の点、また最近はアメリカンツアラータイプが減ってきた事、更に8年を経過、経年劣化も気になるLC乗りにとってはなかなか魅力的に思えますが、私自身が購入を考えた場合、一つはRBが輸入・販売をしており、スズキのサポートが何処まで可能かという点、もう一つ実は私にとって最も悩ましい点は、C90がLC(の更新系)であるということです。

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