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M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

完ソロ率

2021-02-02 08:04:28 | Motorcycle/Touring

元々キャンプを始めたのはボーイスカウトの頃で、集団キャンプが主だった。

余談だが、半世紀以上前だからテントは帆布製三角テント、屋根とグランドシートが別々で、紐で縛り繋げるタイプ。テントを設営すると周囲に排水用の溝を掘らされた。ホエブスのストーブを使っていたが良く火だるまにして、砂や土を掛けて消火、目詰まりして分解掃除が常だった。

20歳台は仲間とキャンプするかソロキャンプ。

キャンプ場も使うが、渓流釣りやバイクツーリングで山の中とかダムの公園とか海岸とかでの野宿も多かった。今はもう無理だが、その頃はそういう事を繰り返していると、段々鼻が利くようになり、割と簡単に泊まれそうな場所を見つけられる様になっていた。

ソロの時は完ソロ率が高かった。基本、水だけ確保しておけば後は何とかなった。食事も食パンに魚肉ソーセージか、くじらの大和煮の缶詰あたりが主だったから、陽が落ちれば何処でも泊まった記憶がある。良くツーリングした日本海側の海岸でも完ソロで泊まっていたが、拉致られなくて幸いだった。

もう、ウン十年前の事なので時効と(勝手に)思って告白すると、大雨に降られて工事現場の無人の飯場に泊まったが、オーバーハングした飯場の土台の直ぐ下の川を濁流が轟々と音を立てて流れていて一睡もできなかったり、田舎の野球場が早朝野球用にロッカールームを解放していたので、そこに潜り込んで泊まったりのは良いが、夜明けと共に選手の車がどんどんやって来て、慌てて退散したり、高速道路の架橋の下の空き地に泊まったら、粘土質の泥で脱出するのに泥んこになったりとか、公園の東屋にテントを張ったら人ならざる者の気配があり、翌朝、明るくなってテントを出てみたらダム工事で亡くなった方の慰霊塔の前だったりとか、そういう方がいつまでも記憶に残っている。

その後は仕事や家庭の事もあり、御多分に漏れず長期のキャンプツーリングの出撃も減り、「流れる雲を追いかけて」糸の切れた凧の様な気ままな旅はし辛くなり、セキュリティも考えると野宿は減り、キャンプ場を利用する事が増えたが、昨今のキャンプブーム以前だったので、ファミキャンも少なく結構完ソロ率は高かった。

無料のキャンプ場やキャンプ適地というのは、むちゃくちゃ混んでいるかガラガラかどちらかという傾向が強い様な気がする。

ただ大勢が押し寄せて、マナーやルール違反を繰り返すと使用制限や閉鎖措置をとられるのは仕方が無い事ではある。昨今SNSなどでも場所の公開を控える記事が増えたが、これも止む得ない事だと思う。本来日本人は旅人に大らかで、割と何処でキャンプをしていても大目に見てくれていたが、それもやりにくくなって来ているのは残念ではあるが、利用者側の問題だと思う。

近年は平日出撃も原因の一つかもしれないが、案外完ソロ率が高い気がする。とは言え別に狙っている訳ではないし、クマやイノシシなども考えると野宿でなくてもキャンプ場での完ソロが良いとも限らないが、それでもガチャガチャと混雑しているキャンプ場よりは気分的にはマシかもしれないし、そもそも最初から混みそうなキャンプ場には近づかない。ただ休みに制約があり、普遍的とは言えず、また客が少ないとキャンプ場が休みになってしまう場合もあるから注意。

観光地や景勝地との間、何もない通過点にあるキャンプ場は空いている。あるいは有名どころのキャンプ場が近くにあり、大半はそちらに流れる可能性が高い所も穴場。

またアクセスが悪いところも空いてはいるが、これは諸刃の剣で良し悪し、許容範囲を見極めないと苦労することになる。人口密度の高い都市部に近い所にあるキャンプ場は混む、場内温泉付きとか目の前が湖とか眺望が良いところも人気があり混む。そういうのを消去法で避けて行くと、案外空いていて完ソロ率の高い、居心地の良いキャンプ場が見つかるかもしれない。

天気の悪い日は空いている。これは選ぶというよりは、結果的にそうなったという事だが、完ソロ率が高いとは言えるけど、キャンプの楽しみとは別の話。ただ雨のキャンプも普段の雰囲気とはまた違った良さがあり、時々であれば嫌いでは無い。

(20210202改訂)


4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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手抜きキャン (ZINC)
2019-10-06 13:03:32
こんにちわ
 三角テントは、淡路島での小学校の林間学校ぐらいですね。それ以外見た事も無いです。
 昔は、駅とか海辺・川辺・公園でも空き地ならそれほどうるさく無かったけど、今は不審者扱い。車は中で仮眠できるが、バイクは無理なのに。

 キャンプ場も高くなったし、休みたいだけなら、値段も同じ程度のネカフェの方が、ドリンクバー付きで快適。
キャンプをしなくなったのは、「家庭を持ち込んで」花火やら深夜まで騒ぐ輩にあたると翌日の日程が狂うほど疲労回復にならないため。
水場・トイレさえ清潔なら、シャワーとかコンセントは無くても良いとおもうのだが、経営するなら人気をあげるために仕方が無いんでしょうね。
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Unknown (MOMO)
2019-10-06 17:15:41
こんばんは~、今日は変な天気でした。

テントも急速に進歩し、三角テントは駆逐されてしまいまいしたから仕方無いですね。最近パップテントとかポンチョテントで多少復活の兆しが有るんでしょうか?

キャンプ場やキャンプ適地ですら閉鎖や使用制限が厳しくなってきてるのは残念な事です。駅舎やバス停なんかも昔は泊まるのが割と普通だったんですけどね。道の駅の車中泊は結局どういう方向で決着するんでしょうかね、有料化を条件に一部開放とか・・・
ネカフェ、マン喫、スーパー銭湯などに泊まるというのも有かもしれませんね。
バイクの機動性を考えれば距離は左程大きな問題では無いでしょう。

キャンプ場も商売なので稼げるファミキャンをメインターゲットにせざるをえないんでしょうね~、ただ本質的にキャンプって何なのか本来の楽しみ方をキャンプ場側も利用者側も理解しているのかどうかはわかりませんが。
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Unknown (ver650)
2019-10-06 17:56:55
こんばんは~

年末年始ツーリングではたまに完ソロがありますが、基本、合法なテント泊だと望めないですわ
静かに寝かせてくれる事を願うだけです(笑)
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Unknown (MOMO)
2019-10-06 19:00:10
こんばんは~

完ソロがベストと言う訳でも無く、ただ静かに落ち着いて過ごせればいいだけですがそんな事が中々叶わないキャンプって悲しいですね。何かが間違っている気がします。
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