Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

彼岸法要で

2018-03-21 21:10:02 | Weblog

 彼岸の中日(3月21日)に菩提寺で彼岸法要が行われ、私も読経や法話など聞かせてもらった。今日はあいにくの冷たい雨が降っていて集まる人も少ないかと思ったが、150人以上の人達が見えていた。住職は「彼岸法要をはじめてから11年目になるが段々盛況になってきていてありがたい」と云ったが、私の様に年を取ってくると、こうした法要のありがたさを肌で感ずる。近隣の曹洞宗のお寺からも7名の僧侶も来ての読経は本堂に響き渡った。この彼岸法要を行うようになって11年目と聞いたが、私も最初から参加させてもらっているが、仏道が段々分かってくることを感じた。

 だからと言って、読経を理解するまでには至っていないが、講師の法話は分かりやすくためになると思った。今回の法話は、新村老師と云い市内のお寺の住職さんが行ったが、こうした場面でよく話をしてくれる。約一時間の話であったがためになる話であった。その話は下記で述べるが、この法要が終わったあと、彼岸の卒塔婆を頂き、我が家の墓地に備えた。昨日瀬名の妹が来て、きれいに清掃し生花も新しいものになっていた。雨が降っていたが、生花の水を替え線香を供え手を合わせてから帰った。

 新村老師は幾つかの話をピックアップする。その中で、「① 今年の干支は、戊戌(つちのえいぬ)であり、形はよく似た2つの漢字だが意味は正反対である。戊は繁栄、戌は滅亡を表し、この2つが一緒になると、上手く制御しないとおかしな年になるかもしれない。どちらになるか分からないが、いろいろな面で整理しておく必要がある。来年の己亥(つちのとい)といい縺れたものが強い力で動くことから、そのためにも整理しスリムにする必要がある年であること。② 徳川家康が、静岡に城を作ることを決めたとき、鬼門と裏鬼門のことを考え決めた。それは鬼門(牛、寅)の方向に富士山があり、裏鬼門(申、酉、戌)の方向に桃太郎の桃畑を作ったことにした。それが桃園町であり風水上からもよいと考えた。③ 正月に飾る鏡餅は、上の餅が月を、下の餅は日を表す。その上の橙を置くのは、この果実は、冬を過ぎても木から落ちず、そのまま木に置いても2~3年は枝に付いて青、橙色を繰り返す(回青樹)の特徴からだいだい(代々)栄えるとの意味で行っていること」などの話を聞いた。

 正確には覚えられなかったが、おおよそ上記のことであった。また般若波羅密多心経は、サンクリット語を漢字に訳し600巻ほどにまとめたもので、その神髄と云うべき300字ほどにまとめあげたものが般若心経であること。この意味は〈彼岸にわたるための知恵を授けると云う内容であること〉も話した。仏教の法話から多少逸脱したことも話したが新村老師の話は、分かりやすく引き込まれていく話ばかりだ。


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