Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

タガが緩んでいるのでないか

2018-07-11 22:46:37 | Weblog

 西日本豪雨で被災した12府県では、7月10日時点で死者が150人を超えている。その被害は未だその全容が分からない状態である。平成に入って最悪の大水害で各地に甚大な被害を出している。発生から5日経った7月11日安倍首相は被災地に入り政府として支援を約し西日本豪雨を激甚災害に指定する方針だと云う。今回のことは、7月6日気象庁は、西日本の広い範囲で大雨の特別警報を出し、強い降雨量となることを示しひっ迫した内容がテレビから伝わってきた。それは時間の経過すると共に未曽有の広がりを見せた。

 災害に会われた方、亡くなられた方に心から哀悼の誠を捧げたい。そして人的災害がこれ以上広がらないことを願うばかりだ。梅雨の末期に大雨が降ると云うことは経験的に分かっていたが、それでも時雨量50mm/h程度の雨が連続して降ることはあったが、最近は時雨量100~120mmと云った雨が連続して降るにようになった。これは人間社会が営んできた環境破壊によるものと考えるし論理的解明がなされるなものと思う。しかし、今回の事象は、それに増して政治の中枢にいる人の緊張感の無さ、エゴが根底にあることを感ずる。

 私は今まで安倍政権を支持してきた。内政、外交の困難な中すこしの揺るぎはあったものの安定した運営であったと考えている。しかし、ここ数日の行動はタガが緩んでいるとしか思えない。それを列挙してみる。7月6日はオウム真理教の麻原彰晃以下6人の死刑が執行された。これは司法によって裁かれたことで納得いく処置であった。そして死刑執行を決めた法務大臣の断も正しいと思う。その断を下したなら、その人は少なくとも数日間は喪に服すことは常識ある日本人の術であるはずだ。しかし6日夕刻に首相以下、大臣も含め自民党国会議員十数人が赤坂自民亭と称して宴席を設けている。これによって西日本豪雨の初動体制に影響されたのでないかと疑われている。本来人間を裁くのは神でしかできないが、社会秩序を保つため法律的に人間が裁くが、その本心は喪に服すことから始まると考えている。

 2つ目は、確か自民党政権は、国民に無理を強いるが、自民党も身を削る努力をすることを公言した。これが、自民党に政権を委ねた大きな要因であったはずだ。しかし、国民には無理を強いるが、有権者が減る中で参議院の定数を1票の格差是正のため6名増員することが実しやかに進んでいる。これは国民を欺く卑怯なことではないのか。国政が一強多弱の中で我欲を通そうとする行為はタガが緩んでいると思われる幾つかの中で上記2つは国民が見限る事象になるように思う。そのことを認識してほしい。

 

 

 

 


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