Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

マンリョウの移植

2015-02-24 22:07:32 | Weblog

 もう2ケ月ほど前であったが、「駿河TBG」仲間のENさんが我家に来て話していった。何の話しだったのか、今はっきり覚えていないが、「駿河TBG」の幹事である私に何かの伝言があったことのような気がする。その時ENさんが、雑談で我家の庭のことを話した。丁度落葉樹が葉を落とし、その中でマンリョウの実と緑が鮮やかになっていた時期であった。このマンリョウは亡父が植えたもので、その実を鳥が食べ、庭のあちこちに実生のマンリョウが芽をだし成長し増えていったものである。それ故あまり珍しいものとは思っていなかったが、ENさんと話すと、珍しいと云いほしいと云った。

 しかし植物には移植は時期があって、いつでもできるものではない。25年ほど前、勤めていた会社のアパートに住んでいた時、父から貰ったマンリョウをベランダで育てようとした。その頃は植物を育て方も分らず、鉢を日向に置き、肥料や水を掛けたりした。しかし段々苗木は弱っていき、最後は枯れてしまった。育つことに願いを掛けていたので、その時は非常に残念であった。そのことがあったので、ENさんに「移植に適した時期があるので、その時に鉢に植え替えて持っていくので少し待ってほしい」と話し持っていくことを約した。

 植木の本を読むと、「移植時期は根が活動しる前の3月が良く、根が付くまで肥料も、水も掛けないこと」と書いてあった。3月では遅すぎると思い、1月下旬に、マンリョウの高さ30cnほどの形が良いものを2本選んでスコップで根切りをしておいた。このようにすると若い根が育ち植替えに良いと思ったからである。2月10日ごろであったか、その苗を直径25cmほどの2つの鉢に移し、直射日光がかからない木の陰に置いた。2本のマンリョウは最初の一週間ほどは葉が閉じるような形になり、弱った状態が続いた。しかし、その後1本のマンリョウは葉が元気を取り戻し、地植えのものと変わらないようになった。

 しかしもう一本の苗は、未だ葉は閉じて下を向いていた。このマンリョウは、根切りのとき、太い根をスコップで切ってしまったことが原因のようで、まだ根が付いたとは言えない。しかし、葉は付いていて、枯れてしまうようには見えなかった。しかし一本は完全に根が付き葉も勢いが出ていた。そこでENさんに電話連絡し持っていくことを伝えると、「私が取に行くから」と云って午前9時ごろ見えた。ENさんは私より7~8歳上の方であり、植木のことは私より詳しい方かと思ったが、私のにわか知識で、マンリョウの育て方を伝えた。彼は丁寧にお礼を言って持っていった。残った一本のマンリョウは、いま鉢の上にワラを敷いて元気になるのを待っている。


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