船橋情報ビジネス専門学校

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森八の危機

2021-06-07 08:48:50 | Weblog

 コロナ禍の中、体調は崩されておりませんでしょうか。こんにちは、
図書担当の高橋 豊です。

 前回、私担当のブログで、日本の三銘菓のことを取り上げました。
その中で、石川県金沢市にある森八の「長生殿」のことを書かさせて
もらいました。今回はその続きです。
   
 この日本を代表する銘菓を作っている老舗、「森八(もりはち)」、
そのお店が倒産しかけた時がありました。いやそれは、事実上の
倒産といってもいいほどの状態でした。

 1995年(平成7年)60億の負債を抱え、和議の申請を行います。和議
とは経営不振に陥って企業を再建するための会社更生手続きの一つです。
その日から、社長さんとおかみさんの壮絶な奮闘記が始まります。その
顛末をおかみさんが本にしておられます。写真の本です。NHKテレビで
も森八再建の歩みを綴ったドキュメントが放送されましたので、ご存知
の方もいらっしゃると思います。

(森八の代表的な和菓子「千歳」 パンフレットより)

 

 事実上の倒産に至った原因は「老舗というのれんに どっかりと胡坐
をかいていたせい。」と言っています。番頭さんや従業員に、すべてま
かせっきり、お客様の声に耳を傾けることなく、販売が落ち込んでも、
経営が傾いても、これまでどおりのやり方を踏襲していた。気が付いた
らこの状態、でも社長さんとおかみさんには反骨の気持ちがありました。

 これまでの経営を一新して改革を試みることになります。悪しき伝統
を払ってゆきます。上から目線で商売を行ってきたことのへの意識改革
を行います。本にはこれが大変だったとあります。でもそこを変え
ない限り、明日はない。心を鬼にしたそうです。

 当然、従業員からは反発にもあいます。これまではこうだったのに、
何で? となります。去って行かれた方もいらっしゃるとのことです。
でも、理解してもらうべく、心底、話し合いをしたそうです。理解を
求めていったそうです。すべてはお客様のために。を徹底していった
そうです。

 様々な方からの応援をもらい、支援を受けお客様からも信頼を得て、
今日、しっかりと森八ののれんを守り、営業を続けておれらます。

 これらのことを、私自身に当てはめてみました。
仕事でも、対人関係でも、これまでのやり方がいいと思い込んでいて、
やってきてしまっていることってないだろうか?上から目線で対応して
いないだろうか。自分中心で物事を処理してきてしまったことは? 
などなど、いろいろ考えさせられました。

 森八のお菓子はどれもおいしいく、真心がこもっている感じがします。
この本を読み、ますます、森八が好きになりました。
 最後に、森八に最大限のエールを送り、ブログを閉じます。

 

 

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