毒まんじゅうはいかが?

CDのレビューとかなんとか

GTR/GTR

2015-02-05 17:41:30 | レビュー

<List>
1. When The Heart Rules The Mind
2. The Hunter
3. Here I Wait
4. Sketches In The Sun
5. Jekyll And Hyde
6. You Can Still Get Through
7. Reach Out
8. Toe The Line
9. Hackett To Bits
10. Imagining

<Member>
Max Bacon(Vocal)
Steve Hackett(Guitar)
Steve Howe(Guitar)
Jonathan Mover(Drams)
Phil Spalding(Bass)

1986年にリリースされたバンド唯一のアルバムです。

GTR は地味な扱いでしょうね。「こいつが一番!」って方はいないんじゃないかと思います。私もそうです。凄い面子で作ったアルバムなわりには、テンションはと てもゆるゆるな感じです。ですがアンサンブル重視で作成されたのであって、それを理解してから聴いてみて下さい。良質な曲とメロディーが満載です。決して 買って損した事にはならない筈です。ドライブや疲れた時に良いでしょう。胃もたれ、胃痛、むかつき、吐き気、二日酔いにも効果的でしょう。

キーボードも大胆にフューチャーされており、MTV狙いなのは確実でしょう。ちょうどAsiaやYes等が大衆向けの音楽を披露して成功していたので、それを意識していたに違いありません。そういう時代背景が生み出したアルバムです。

ですが、実力派揃いで、両Steveは余裕を持って演奏しているように感じるし、Max Baconのボーカルはとてものびやかで良いです。ギターにはリバーブが掛かり過ぎだと思います。

ヒッ トした"When The Heart Rules The Mind"はアルバムが売れる原動力となったでしょうし、"Reach Out"は2人のギターハーモニーが美しいです。"Hackett To Bits"から"Imagining"の流れはアルバムのハイライトでしょう。

両Steveが代わり番こに仲良く弾いているという感じですが、Hackettが脱退して程なくバンドは崩壊、短命に終わってしまうのでした。