もぐらたたき!

CDのレビューとかなんとか

Somewhere in Time/Iron Maiden

2015-02-16 18:57:34 | レビュー

<List>
1. Caught Somewhere in Time
2. Wasted Years
3. Sea of Madness
4. Heaven Can Wait
5. The Loneliness of the Long Distance Runner
6. Stranger in a Strange Land
7. Deja-Vu
8. Alexander the Great

<Member>
・Bruce Dickinson(Vocal)
・Dave Murray(Guitar)
・Adrian Smith(Guitar)
・Steve Harris(Bass)
・Nicko McBrain(Drums)

1986年リリースの6th。まず、ジャケットがカッコイイですね。数あるIron Maidenmpアルバムアートの中でも秀逸です。「警告 白ニキビ」ですって(笑)

こ のアルバムの最大のトピックはシンセサイズドギターを大幅に導入したこと。ベースも。不思議な事に同時期にJudas Priestも"Turbo"で同様にシンセサイズドギターを導入しました。キーボードが使いたくなかったからでしょうけど、別に何も問題ないじゃありま せんか。今のメタルバンドはエフェクトとしてキーボードを導入していますよ。Megadethなんかも使っていますよね。

結論から言うと、このアルバムも傑作ですので手に入れなければなりません。良い曲ばかりです。

着 眼点はバンド内の役割で、"Caught Somewhere in Time"、"The Loneliness of the Long Distance Runner"、"Alexander the Great"といったファストで大作主義な、いかにもメイデンらしい曲はもちろんSteve Harrisが、"Wasted Years"、"Sea of Madness"、"Stranger in a Strange Land"の様なミドルテンポで聴かせる曲はAdrian Smithが作曲しているという事です。

そう、このアルバムはAdrian Smithがソングライターとしてかなりの曲を作っています。そしてそのカラーはSteveの作る曲と相反するのではなく見事に調和しています。特 に"Wasted Years"ですね。これはIron Maidenが演奏するべきではないような気がする曲なのですが、何度も聴く度に納得させられる良い曲なのです。

ギターソロもAdrianが担当しているパートが目立ちます。本当にゆったりとしたメロディアスなギターソロを弾きます。Dave Murrayも"Deja-Vu"で頑張っています。

唯 一難癖をつけるとしたら最後の曲の"Alexander the Great"ですけど、違うタイトルと歌詞をつけて欲しかったです。このアルバムでアレキサンダーなんかどうでもいいです。取り上げて欲しくなかったで す。しらけてしまいます。曲は良いのに、、、同じようにJudas Priestの"Nostradamus"もダサくて聴かなくなってしまいました。ノストラダムスなんてただのウソつきじゃないですか。