かなりアブない本なのです。
ベルリンの地下壕で死んだはずのヒトラーが、現代にタイムスリップして蘇る。
しかも70年前と変わらない主義主張を人々に訴える・・・と、誰もが『これはヒトラーをパロったビルボード芸人に違いない』と思い込んでしまい、ヒトラーはたちまちメディアの寵児となってしまう。台本無しで持論を延々とブチ上げると聴衆は拍手喝采、彼は持ち前の知力で70年間の技術革新に追いつき、たちまちのうちに現代社会を認識し理解する。メディアとインターネットを駆使して主張を展開するやアクセスは70万回を超え『狂気のユーチューブヒトラー』として賛否両論の嵐を巻き起こす。
映画化されたので、中にはご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
※映画のサイトを観たい方はこの(↑)画像をクリック!
この本、東大・京大生が選ぶ本のトップ1に輝いたそうで、ウケているらしいのです(大丈夫なのか?東大・京大生!?)。
時あたかも(一昨日のニュースで)ヒトラーの故国オーストリアでは31歳の若いカリスマ指導者のもと難民排斥を訴えて極右政権が誕生・・・おお、歴史は繰り返しているではないですか!
ヒトラーの論旨は首尾一貫していてブレない。聞いていると全く正当な主張に思えてしまう。
実は前提そのものに誤りがあるのだが、聞いているうちにそれがどうでもよくなってしまう。
この本では、こんな感じに彼の優生学的見解が語られて行きます・・・・
犬の飼育とは、それを行う人間の程度を示す、たいへん興味深い例だ。そこにはまた、人種の無制限な交配がどんな結果をもたらすかが浮き彫りになっている。犬というのはとりわけ、管理をせずに放置すれば、相手を選ばず交尾して繁殖してしまう生き物だからだ。その結果、何が起きるのか?南欧の諸国を観れば答えは一目瞭然だ。無節制な交配から生まれた雑種犬は野良犬となり、野生化し、堕ちていく。だが、人間が秩序ある交配を行えば、雑種ではなく純血種の犬を増やし、それぞれの種を完全形に近づけていける。
第一声に『案外マトモじゃないか?』。次を聞いて『確かにそうだろう』。段々と『そりゃそうだ』→『いや全く・・・』→『そうだそうだ!』→『その通りだ!』から『ジーク(勝利)!』,『ハイル(万歳)!』,『ジーク!』,『ハイル!』の大合唱に繋がっていく過程が描かれて不気味です。
ヒトラーはTVメディアとインターネットを武器に世論を味方につけ、新聞社をインタビューでコテンパンにノシ上げ、現在の極右政党に乗り込んでその堕落ぶりを叩きのめし、支持を広げていく。一方でネオナチからは『ユダヤのブタめ!』と敵視され(これは笑える)、とうとう襲撃を受ける。
退院したヒトラーが政界への進出を決意、再び歴史が動き始めることを予感させて物語は終わる。
また歩き始めたヒトラーの新しいスローガンはこうだ『悪いことばかりではなかった』。
ベルリンの地下壕で死んだはずのヒトラーが、現代にタイムスリップして蘇る。
しかも70年前と変わらない主義主張を人々に訴える・・・と、誰もが『これはヒトラーをパロったビルボード芸人に違いない』と思い込んでしまい、ヒトラーはたちまちメディアの寵児となってしまう。台本無しで持論を延々とブチ上げると聴衆は拍手喝采、彼は持ち前の知力で70年間の技術革新に追いつき、たちまちのうちに現代社会を認識し理解する。メディアとインターネットを駆使して主張を展開するやアクセスは70万回を超え『狂気のユーチューブヒトラー』として賛否両論の嵐を巻き起こす。
映画化されたので、中にはご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
※映画のサイトを観たい方はこの(↑)画像をクリック!
この本、東大・京大生が選ぶ本のトップ1に輝いたそうで、ウケているらしいのです(大丈夫なのか?東大・京大生!?)。
時あたかも(一昨日のニュースで)ヒトラーの故国オーストリアでは31歳の若いカリスマ指導者のもと難民排斥を訴えて極右政権が誕生・・・おお、歴史は繰り返しているではないですか!
ヒトラーの論旨は首尾一貫していてブレない。聞いていると全く正当な主張に思えてしまう。
実は前提そのものに誤りがあるのだが、聞いているうちにそれがどうでもよくなってしまう。
この本では、こんな感じに彼の優生学的見解が語られて行きます・・・・
犬の飼育とは、それを行う人間の程度を示す、たいへん興味深い例だ。そこにはまた、人種の無制限な交配がどんな結果をもたらすかが浮き彫りになっている。犬というのはとりわけ、管理をせずに放置すれば、相手を選ばず交尾して繁殖してしまう生き物だからだ。その結果、何が起きるのか?南欧の諸国を観れば答えは一目瞭然だ。無節制な交配から生まれた雑種犬は野良犬となり、野生化し、堕ちていく。だが、人間が秩序ある交配を行えば、雑種ではなく純血種の犬を増やし、それぞれの種を完全形に近づけていける。
第一声に『案外マトモじゃないか?』。次を聞いて『確かにそうだろう』。段々と『そりゃそうだ』→『いや全く・・・』→『そうだそうだ!』→『その通りだ!』から『ジーク(勝利)!』,『ハイル(万歳)!』,『ジーク!』,『ハイル!』の大合唱に繋がっていく過程が描かれて不気味です。
ヒトラーはTVメディアとインターネットを武器に世論を味方につけ、新聞社をインタビューでコテンパンにノシ上げ、現在の極右政党に乗り込んでその堕落ぶりを叩きのめし、支持を広げていく。一方でネオナチからは『ユダヤのブタめ!』と敵視され(これは笑える)、とうとう襲撃を受ける。
退院したヒトラーが政界への進出を決意、再び歴史が動き始めることを予感させて物語は終わる。
また歩き始めたヒトラーの新しいスローガンはこうだ『悪いことばかりではなかった』。
個人的には嫌いですが ブレない思想というのは
今 大切だと思いますね。
特に 総選挙に当たって 野党も自民党も ブレブレで
その中で 終始一貫し 正論と信じる事を貫く人や党が
魅力的ですね。
ハッハッハ~(^◇^)
本など読まない私にだって、
ディスカッションは出来るのだよ(・へ・)
ねえ~Mobile様~(*´з`)
ヒトラーって確かドイツ人で・・その・・あの・・ヘラヘラ・・
人殺しで悪い人だったのですね~ヘラヘラ(^▽^;)
アンネ・フランクやコルチャック先生を殺した、
あの、
にくっきヒトラーが(芸術を愛するとこは好き)なんかー、
かっ、かわいいやんけ?
彼人種差別さえしなかったら、かっかわいい?
ヤバイ、映像みて犬も、センターからもらい受けたい、か、かわいい。。。
本なり、映像なり、検討してから議論をしたいと思います。
追伸、
ギリシャ彫刻目指すのはいいが、
キミも血圧と尿酸値を低くしたまへ。
恐るべし、神戸牛、神戸スィーツ、六甲バター。
今回の選挙では候補者ほぼ全員ブレまくり。
自民党は『かけ&もり』隠しで街頭演説予定を秘密にする『ステルス作戦!?』(そりゃナイでしょ、正々堂々やんなさいよ)。希望の党に移った元民進党員からは今になって『憲法改正反対』の声が上がる(いったん入れば踏み絵のことは忘れるンですかぁ?)。立憲民主党からは枝野代表が『インパール作戦は当時の必然』なる発言があったり(ホントは戦争肯定じゃないんですか?)。もうムチャクチャですなあ。社会党と共産党は一貫してますが、いかんせん世論を動かすだけの力がナイです。
やっぱ自民党が勝ってしまうのか!?・・・若者が政治に無関心だからコンなことになってしまうのです!
利益誘導や地縁血縁で投票する年寄りや、宗教がらみで投票する既存の人々から政治を取り返さなくてはなりません。
みんな!期日前投票制度を利用して投票率を上げる努力をしよう!
若者が投票するようになれば、政府は必ず(歓心を買おうと)若者向けの政策を打つようになります。若者の就職難や違法な残業が無くなるかもしれないのです。
投票率を上げることで世の中が変わる可能性があるのに、もったいないことです。
ヒトラーはドイツの黒歴史です(今でもドイツ国内で『カギ十字』のマークを付けて表に出ると罪に問われます)。
しかし、ただの『悪人』だけでは断じることができない人物で、そこが厄介な点です。
ヒトラーについては、水木しげる『劇画ヒットラー』(ちくま文庫)を読むのが手軽でよく分かります。無闇にヒトラーを貶めるのではなく、(かなり)正しい姿を描いて秀逸(水木しげる独特の絵柄でホノボノした感じに仕上がってます)、最後のシ-ンはドイツ全土が見渡す限りの廃墟と化し『これがヒットラーの約束した千年王国の姿だった』との文字がカブります・・・。イイ作品です。
芸術が好きだったのは判るンですが、かなりの芸術作品(特に抽象画や前衛的な作品)や芸術家を『退廃芸術』の名のもとにドイツから追放してしまいます。ドイツ国内は何だか今の北朝鮮にありそうな作品ばかりになっちゃいます(確か岩塩抗に隠された芸術作品を学芸員たちが命懸けで保護する映画がありました、題名忘れたけど・・・)。
-------☆☆☆-------
んん、神戸はねー、洋菓子店が民家200軒に対して1軒あるという驚異の街なんですよー(普通は300軒に1軒程度)。・・・仕方ないっす。