はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

太陽の塔 森見登美彦

2011-03-25 | Weblog

 

久々に本のご紹介。

2月に読んだ本で、イマサラ感たっぷりだけど。

無性にはまって2度も読んでしまったという、

四畳半神話大系と同じテイストなんだけど、こっちが元祖ってやつ。

太陽の塔 森見登美彦

もう、森見さんの本なしじゃ生きられないだろ!なんて・・・

ことはないのに、思ってしまえるスリリングなワケでもないが

たまらなく夢中にしてしまう世界観。

堕落ではないが、堕落の中の極みといえばコレしかないだろう。

いや、社会不適合者の極みかもしれない。

とにかく読んでいただきたい。

 

四畳半神話大系を読んで、

さらに太陽の塔を読んで思い出したことがある、、、

そう、専門学校時代のわたしの愛車自転車の名前。

【ノーチラス】をイジって【野散らす号】だったってこと。

懐かしい学生時代のバカらしい思想や行動が鮮やかに甦るのでした。

 

本屋大賞は予定を変更することなく4月12日に発表されるそうです。

そろそろ読みはじめよう。

ノミネート作品、森見登美彦氏の「ペンギンハイウェイ」

 

来週あたり潔く買っちゃおうかなっ。

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奇跡の1本なんだそうです

2011-03-25 | Weblog

 

ヤフーニュースに出ていた記事

国の名勝にも指定されている【高田松原】

津波で数万本の松がなぎ倒された中、奇跡的に1本だけ残ったのだそうです。

高田松原には、地震前まで約2キロにわたって松が植えられており、

350年程前、塩害に苦しむ農家を助けようと、

地元の豪商が私財を投じて防潮林として植えたのが始まり。

 

折れた枝や漁具、船の破片などが散乱する砂浜で、たった1本だけ、枝も幹も無事だった。

地元住民らでつくる「高田松原を守る会」副会長の鈴木善久さん(66)は

「この生命力は、私たちに力を与えてくれる。何十年かかるか分からないが、復元に力を尽くしたい」と話した。

そうです。

 

そういえばワンピース ONE PIECE にこんなシーンがあります。

ゴーイングメリー号がもう航海ができなくなってしまったところへ

後に仲間になる船大工のフランキーが、新しい船を造ると直訴しにいくシーン

ワンピース45巻

ある・・・戦争をくり返す島に・・・

たとえ島に住む人間が、砲弾のふり注ぐ戦争を始めようが

島中の人間が死に、町が死に廃墟と化そうが・・・

ものともせず立ち続ける、巨大な「樹」

何が起きても倒れねぇ・・・

人はまたその樹に寄りそい、

町を・・・国を作る

世界にたった数本・・・

その最強の樹の名は 宝樹(ホウジュ)「アダム」

 

戦争ではない自然災害だけど、この奇跡の1本がアダムのように

町を人を豊かにする樹なのかもしれません。

 

長くかかることだけど、一日も早い復興を願っています。