MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

民主党とハサミは使いようなのか?民主党に刃物なのか??

2010-02-17 15:17:38 | 永田町のおバカさん

個所付け資料、民主分とは別と前原国交相=自民反発し「原本」要求(時事通信) - goo ニュース

マイン・フューラーの問題で大騒動だった頃、民主党が県連に対して成立していない10年度予算の公共事業の配分を内示した。

「カネが無いから子供手当ては満額無理かも」とロボポッポ自身が言い出し、制作・監督・脚本:財務省の事業仕分けがあったにも関わらず、増額された公共事業の中身はマイン・フューラーによる参院選対策だった。

有権者に対して「民主党候補者を国会に送らないと公共事業はやらない」と言う恐喝である。

前原国交大臣はその資料を国会対策ですり替えたのだ。

ところで前原さんは大臣就任以来、「八ツ場ダム中止」に「JAL再建」を立て続けに失敗している。

ダムは地元の意見無視で問答無用の中止宣言。ところが政府は沖縄の米軍基地問題に対しては「地元の意見を尊重する」と言い出した。これで基地が移転できたら、八ツ場ダムはどうするつもりなんだろうか?

JALに関してはもうコントだった。野球のリリーフエースの様に颯爽と登場し、JALに経営再建の「チーム前原」を送り込み、AAやDLとの提携交渉を中断させたが、チーム前原は銀行からスカタンを喰らい、ワンアウトも取れないままに火だるまKOの挙句に税金投入。JALからしてみれば、何とか胴体着陸を試みていたが、28年前の羽田沖墜落事故みたいに前原大臣が逆噴射をかけて失速して墜落してしまったようなものだ。税金で何とか離陸したJALがやった事と言えば運賃のダンピングだ。

高速道路建設は鉄道整備やダムと並んで公共事業の代表で民主党の言う無駄遣いの象徴でもある。野党時代は「通行料を無料化すれば、今の高速道路は必要ない。ルートの見直しからやるべきだ」と主張してきたが9月になった途端、見直すはずだった建設計画の工事継続だ。しかも成立前の予算案がそのまま流れた。それによると前原大臣の地元京都府や鳥取、北海道などの予算復活が多い。偉大なる総統の岩手は元々削減されていなかったのだろうか?

ダムに基地、子供手当てに高速道路…。権力を民主党に渡せば、ナントカとハザミは使い様の如く、何かできるのでは?と淡い期待もあったが、実際に権力を渡したらナンタラに刃物の危険な状態だ。

前原誠司国土交通相は15日午前の衆院予算委員会で、政府が同委理事会に先に提出した個別公共事業の予算配分(個所付け)に関する資料について、「仮配分よりも詳しい、アップツーデート(最新)なものになっている」と述べ、民主党が地方組織に伝えた内容とは異なることを明らかにした。自民党の福井照氏への答弁。

野党は、民主党が2010年度予算案成立前に個所付け資料を地方組織に通知したことに反発。関連資料の提出を求めていた。国交相は「理事会で決まれば古い方も出す用意はする」と述べたが、福井氏は「許せない」と納得せず、本来の資料の提出を改めて要求した。これを受け、民主党は同日昼の同委理事会で、党都道府県連に提示した資料を提出。同資料を公表するかどうかは同日夕の理事会で決めることにした